ちょっと昔に戻りまして、自己紹介のエーゴを思い出してください。
My name is … は英検の2次試験で使いましょうね~。って話をしたと思うんですが、
つい最近え~~~~~っ!?って思えるようなことを聞きました。
今時の中学校では、さすがに My name is … と教えていないようなんですが、
それが、I am <family name> <first name>. と教えているようなのです。
どういうことかというと、適当に人名を出すと迷惑になってしまうので、もしかすると日本の中に同名の人がいらっしゃるかもしれませんが、まあ、昔の人ということで、小野妹子を例にとります。
私たちオジサン、オバサンが習ったエーゴでは、
My name is Imoko Onono. (なんかこれも変だな)ですね。親がつけてくれた名前が先、苗字が後。これはエーゴがそうだからですね。トム・クルーズさんで行きましょうか。検索されると困るので、トーマス・クルーズにしましょう。
Hi, I'm Thomas Cruse.
最初に Given name(いわゆるファーストネーム)、次にSurname(ファミリーネーム、またはラストネーム)。これがエーゴの文化でもあり、エーゴの語順です。
ところが、どこぞの誰が言い出したのか、現在の公立中学校では、
I'm 小野妹子。っていうらしいです。エーゴの文化をそのまま取り入れる必要がないって。日本語の名前は日本語の語順で、例えば中国の毛沢東だって、そのままじゃんか!って感じらしいです。
こういう観点で、自分の名前をエーゴでいうときでも、ハーイ、アイム、オノノイモコ!っていうんですと。エーゴ人にどうやって理解せよというのでしょう???
ここまでくると、なんだかつまんない言いがかりみたいで、ばっかじゃないの~、と思ってしまった私ですが、当の中学生たちは、どっちが本当?みたいに戸惑っているらしいです。どこのお上がエーゴ教育を作っているんでしょうね~?そんなところで日本を出すなら、日本語と日本の文化、伝統、道徳、マナーをまず指導することから始めて欲しいですよね。で、それならエーゴじゃなくて、「私は小野妹子と申します」って言わせればいいじゃないの、と思うのであります。