この頃巷で流行っている本に、80過ぎてもなお健康で若々しい菊池和子さんが指導する『きくち体操』というものがあります。もと体育の先生のこの方はもう50年以上もこの体操を指導しているということで、たくさんの本が出ています。私は友達から教えられて、この本にめぐり合いました。
それは、歩きすぎて腰が痛かった日。
私は職業柄、重いテキストを抱えて東京、千葉、埼玉などを歩き回ります。まるで行商のおばさんのように。歩きやすい靴を履いているわけでもないし、TOEIC のコースなどの時は、何冊もテキストを背負って歩くこともあります。自分でテキストを選べればこんなことないんですが、大手の語学学校などは文法やら問題集やらシコタマテキストを選んでくれることもあります。そうなると腰が曲がり、膝が曲がり、姿勢を悪くして歩くのです。
私がアメリカ滞在中は、年中ジムに行っていました。1週間に2回から3回、ときには「筋肉は裏切らない」体をしていて、「あなたってイントラですか」と間違えられたほどです。
ところが、日本に帰ってきて、車社会から一変、一日中歩いている生活になったので、最初の1年は痩せたんだけど、その生活が楽になってくるとぶくぶくと太りだしたのです。こりゃ大変!でも日本のジムってどこに行っていいかわからない。やりたいプログラムもあまりないし・・・。女性だけの30分何チャラは全く魅力がない。
という状況で勧められたのが『きくち体操』だったのです。それはほとんどがジムでウォームアップに行ってた柔軟運動みたいなもので、でも、それを数日行っただけでも体に変化が見られたのです!なんと行商歩きで駅の中をトボトボ歩いていたのに、電車から電車に走って飛び乗れた!(無理なご乗車はご遠慮ください。)考えたら階段の上り下りだってゆっくりになるし、走るなんてもってのほかだったのが、たった2分の時間しかない次の電車に悠々間に合って!
そういえば、かかりつけの歯医者さんは削らない人で、なんとか自分の自然治癒力で治そうと良くしようと指導してくれる人です。人間は死ぬまでこの治癒力ってのがあるそうで、考えてみれば私のジム通いだって大人になってから始めたものでした。なので、ちょっとストレスを感じている人、病気がちの人、この『きくち体操』はオススメです。ひょっとしたら奇跡も起こるかもしれません。簡単なのでオススメです。体が固そうな男性にもです。菊池さんからお金は一切もらってません!
ちなみに自然治癒力は、エーゴで spontaneous remission (spontaneous healing、spontaneous regression とも)と言うのだとか。
でも、
Your body is designed to heal itself. と言ったほうが感じが出てますよね。