今朝のニュースで見てびっくりは、北海道のマイルドセブンの丘の防風林が伐採されてしまっていたこと。その景色を写真に収めるために観光客が無断で私有地に入ってくるからだと言います。お・も・て・な・しの日本は、まるで見世物小屋ですね。
私はこの「お・も・て・な・し」がなんだかさっぱりわからなくて、帰国してから、ああ、オリンピックのことだったの？と理解したのですが、観光客をもてなそう、もてなそうとする国ってなんだか変だと思います。下心あるような感じで。おもてなしというか、旅人に対する親切って人にわざわざ言うことなのかなあ？日本の良さを見て欲しいのなら、なんでもかんでも観光客のためばかりを考えるのは、ちとおかしい気がします。
京都も大変なことになっているようで、こんな記事も見つけました。
「訪日客は迷惑」京都を悩ます"観光公害" 「客」よりも「カネ」を集めよ
その通りだと思いますね。頭数を増やすことを何かの競争のようにやっていますが、訪日客の数でなくて、日本で落としてくれるお金の額の方が重要じゃないでしょうか？個人的には、MICE と言われる、Meetings, Incentives, Conferences and Exhibitions Industry ートレードショーとかカンファレンス、展示会などの招致を増やしていくことが日本の課題だと思うんですよね。
こう言う目的で訪れる観光客はビジネス目的ですから、他人の土地を踏み荒らしたり、違法行為をしたりという「旅の恥はかき捨て」的な行動はしないものです。その代わりに企業から送られる旅人ですから、お金も落としてくれます。
また闇に埋もれている旅行業界にもメスを入れるのが良いかもしれません。先日その手の関係の講習会に出たら、韓国人やらフィリピン人、インドネシア人など多くの外国人が日本の旅行ガイドになるべく出席をしていました。と、言うことはですよ、これからますます外国人による旅行社も増えて、日本のマナーや法律を無視してでも自国からの観光客で儲けようと言う輩が増えてくるのではないでしょうか？法律が変わって、通訳案内士の資格を持っていなくてもガイドさんの仕事ができるようになってしまいましたからね。
