野菜を高品質に多収穫は「堆肥づくり」から
牛糞や鶏糞を用いた動物性の堆肥と、植物性堆肥があります。
植物性堆肥は、動物性堆肥と比べて、一般的に効き目が緩やかで、時間をかけてその効果を発揮します。
植物性堆肥は、栄養素や微生物のバランスが崩れにくいために、病害虫や土壌病(生理障害や連作障害)などのリスクは低いです。
また発芽障害なども起こしにくため、堆肥を撒いて、すぐに種まきや苗の植え付けができるのも特徴です。
有機物の腐植化は「高品質に多収穫」
植物性堆肥を活用して、土着菌を増やし土壌の生態系を豊かに、また必要な栄養素を取り込んだり、土を柔らかくしたりといった、役割を果たしてくれます。
特に植物性堆肥の大きなメリットは、微量栄養素ミネラルの吸収がずば抜けて良く、化学肥料や動物性堆肥ではバランスよい土づくりを行う事が難しく、植物性堆肥は、オリジナル「オーダーメードの堆肥」ができるわけです。
堆肥発酵の「中熟」が、有用微生物が最も活発に活動 / 増殖している状態です。
中熟たい肥を栽培層に投入すると、有用微生物が旺盛に活動しているので、植物に悪影響を及ぼす病原菌を駆逐したり、また土壌はふかふかと柔らかい状態にします。
植物(野菜)の光合成と生合成
植物は、根から吸収する養水分(無機態窒素や有機態窒素)と葉から吸収する二酸化炭素を利用して、光合成で炭水化物(ブドウ糖)を合成します。
植物(野菜)の根は、液体肥料でないと吸収はできません。炭水化物を液状化することで、効率よく養水分の吸収を高めるこにとなります。
豊富に作られた炭水化物は、ミネラル(カルシウム)等を活用して、植物繊維の合成で細胞壁を厚く強固にします。また品質や収量の向上にも影響します。
土中で働く微生物
堆肥発酵の「中熟」が、有用微生物の最も活発に増殖しています。
中熟たい肥を栽培層に投入すると、有用微生物が旺盛に活動しているので、植物に悪影響を及ぼす病原菌を駆逐したり、また土壌はふかふかと柔らかい状態にします。
土中の有用微生物群
有機物の施用と有用微生物で、土壌生息菌が単純化した圃場の環境改善が期待できます。有用微生物資材での補給が更に土壌環境を強化して、善玉菌の増殖で悪玉菌を抑制が出きます。
積極的に堆肥を施肥しただけでは、高品質の野菜としての栄養価は、上がりません・・・・そこで!
栄養価が豊富な野菜作りのポイント
どのような栽培方法が、栄養価の高い野菜を育て収穫/出荷ができるのか?
高品質の野菜の評価は、糖度,ビタミン類,硝酸イオン,食味です。硝酸イオン(苦味やえぐみ成分)は、化学肥料の酸化された窒素成分です。
硝酸イオンの低い野菜が、美味しい野菜です。
硝酸イオンを低く抑える技術
土中には有用微生物群を投入した上で、エネルギー源としてしっかり有機物を入れることで、土壌中の硝酸を食べてアミノ酸にする。
植物が、硝酸態窒素の形で吸収されると、硝酸をタンパク質にして細胞をつくるためには、アミノ酸に還元する必要があります。
硝酸をアミノ酸にするには、光合成で生産された糖をエネルギーとして、多く消費されることになります。
硝酸でなく、アミノ酸の形で吸収することで、野菜の体内で糖が節約され、節約されて余った糖が生育を旺盛に高められると考えられます。
糖が節約され、貯蔵されるということから収穫量も増えることもわかってきました。
栄養価の高い野菜を安定して生産できる技術を、「安全・安心・美味しい農産物」から、より積極的に「食べる人の健康を支える」に変わっていくと考えられます。
高品質に高収穫することも可能となっていきます。
そうなれば、当たり前に手の届く価格で販売することが普通となると思います。
これから先は、健康(長寿)生活の社会を構築していかなければなりません。
農業が、人の健康を支える産業であることを再確認でし、生命を守る生命産業として再構築できたならば、食べ物の問題だけに留まらず、環境問題や田舎の過疎の問題など、多くの社会問題を解決していく原動力に一石を投じると考えています。
ま と め
1.優良堆肥作り・・・:ペサージ
微生物 資材・・ :サンパック
3.植物由来の酵素・・:リズム3