また予約投稿です。
先の記事を投稿した後もう一つ書きたくなりました。
このブログに書きたいことはたくさんあって、このブラック企業の定義なんて、ブログを立ち上げた時から考えていたのに3か月以上かけてやっと10か条の完結です。
ブラック企業の定義⑩
精神論が良く出てくる
これも求人票の決まり文句「アットホームな職場です」に匹敵する私の嫌いなやつです。
勤めていたブラック企業は、なぜか女性管理職が多かったです。しかも体育会系の(私もそうですが・・・)。皆さんやたらと「気持ち」とか「精神」を大事にしたがるんです。
男性社員はなぜか引きこもり経験者みたいなのが多く、リーダーシップがないどころか人前で話すこともできない人が多かったので、同じく体育会系の社長に気に入られるのは気が強くて体育会系の女性が圧倒的でした。前に書いた女子会好きの元上司みたいに体育会出身ではない人もいましたが、彼女は立候補で管理職になったので例外です。
私ももちろん精神論持ち出すことはありますが、ビジネスの世界においてはあまり持ち込まない方がいいものだと思っています。
前に、社内研修でみんなでお昼を食べなきゃいけないルールが嫌だったと書きましたが、ほとんど女性で構成される管理職会議も苦痛でした。精神論というよりは感情的でした(>_<)
だらだらと井戸端会議的で、話す内容もランチタイムとそう変わらないスタッフへの不満や愚痴が多く、売上を上げるための戦略すら実になる話はできませんでした。
わざわざ休みを返上して、無理に買わされた重いパソコンを持って(しかも持ってくる意味がないほど使わない)、無駄な時間を過ごさなくてはならない私にはストレス以外感じることはありませんでした。
おそらく社長は、女性陣を前に長々とレクチャーすることが楽しみだったのだと思います。
社長の話も、中身のない薄っぺらい精神論でしかありませんでした。
去年の3月、管理職の定例会議の席で、私は2回目の「辞めます」宣言をしました。
新しいサービスを導入する予定で数か月前から準備をしていましたが、このサービスにはかなりの資金と人手がかかります。
私の店舗はずっと黒字でしたが、いろいろリサーチした結果、導入したら赤字に転落し、数年かけても儲けは出ないことがわかりました。
おまけに人手不足だったので、これ以上サービス残業が増えるのは困ります。この時点でサービス残業しているのは私だけでしたが、他のスタッフまで残業させるわけにはいきません。
なので、私の店舗ではやらないと言ったところ、他店から非難轟々でした。
こちらはきちんと調べたデータを提出して説明したのに、「根性がない」「最初からやる気を出さないのは上に立つものとしてどうなのか?」「赤字を黒字にするのがあなたの役目」「実行する前からできない理由を並べるな」と散々言われました。
この時、まだ私は会社を辞めようなんて思っていませんでしたが、思わず、「では私にはこの状況で黒字化は無理なので、辞めます。後任を探してください」と言い切りました。
ここで慌てたのが社長でした。
すぐに私の店舗のサービス導入見送りは承認されました。
当時社長は、経営を立て直そうとコンサルタントを雇っていましたが、そのコンサルからはますます赤字になるから導入は見送るように言われていたそうです。
他の店舗は結局導入しましたが、上半期の決算を見るとどこも赤字が倍増していました。
その後不良在庫を抱えたまま、打ち切りになったそうです。
私は特に先見の明があったわけではなく、そのサービスについても知らなかったのでよく調べました。そして、自分の管轄の地域の人口や購買状況から、どのくらいの導入が見込めるのか、コンサルの助言を元にリサーチを重ねました。
聞いたところ、事前にリサーチしたのは私だけだったそうです。
これは特別なことではなく、やって当然の仕事なのに他の誰もがやらなかったことが問題だと言っていました。
後日、店舗にきた社長と部長から辞めるのは思いとどまってほしいと言われ、私もつい感情的になったことをお詫びしましたが、この頃から、もうこの会社ではやっていけないかもしれないという気持ちが芽生えてきました。
それにしても、仕事関係のリサーチは結構楽しくできたのに、長年借金返済計画をきちんと立てられないことの方が私にとっては大問題だと思います。
いつも読んでいただいてありがとうございます。
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