自由と平和、生存と共生のために

「誰もが人間らしく生きられるためには」という視点から、さまざまな社会問題についての情報をお届けします。

同性婚を認めないのは憲法違反(札幌地裁)

2021-03-17 21:59:32 | 共生・反差別
 同性婚を認めないのは「法の下の平等」を定めた憲法14条に違反するとの判決が出されました(札幌地裁)。
 判決は「いかなる性的指向を有する者であっても,享有し得る法的利益に差異はないといわなければならない」と指摘しています。
 性的マイノリティ(少数者)への偏見と差別の解消を社会課題として今後も取り組んでいく必要があります。
 世界では約30の国で同性婚ができるようになっています。


同性婚認めないのは違憲 札幌地裁「法の下の平等に反す」
 信濃毎日新聞

【判決要旨全文】「同性婚できないのは憲法違反」札幌地裁が日本初の判断
ハフポスト日本版

 「Marriage For All Japan」という団体は、 性のあり方に関わらず、誰もが結婚するかしないかを自由に選択できる社会の実現を目指しています。

一般社団法人Marriage For All Japan – 結婚の自由をすべての人に

ミャンマーの人びとの痛切な訴えを受けとめる

2021-03-16 20:12:23 | ミャンマー抵抗運動
 軍事政権への抗議行動において掲げられているプラカードや横断幕には英語表記のものが目につきます。広く世界の人びとに伝えたいという意図があるのかもしれません。「私たちは軍事クーデターを受け入れない」「私たちの投票を尊重して」「私たちは正義、民主主義を求めている」といった訴えが読み取れます。

 BBCの記者は次のように伝えています。「注目すべきなのは、兵士や警察によるおそろしい暴力行為に直面してもなお、市民が立ち向かっていることです。これは驚くべき勇気であり必死さの表れでもあります。」

ミャンマーで残忍な弾圧続く 戦場用の武器でデモ参加者を銃撃 BBC

 下記の記事もご参照ください。

 1988年の民主化運動への弾圧を経験して、日本へ難民として逃れたこともある方が世界に向けて訴えています。

クーデターから1カ月。次々と奪われる若者の命。ミャンマーで「最悪のシナリオ」を避けるために今、日本政府に求められていることとは  BuzzFeed

 日本から支援のメッセージを届ける活動も行われています。

「涙が止まらない」「本当にありがとう」ミャンマーの人たちが受け取った、日本からの応援と連帯の声  BuzzFeed


#Save Myanmar #Reject The Military

連帯と支援を、ミャンマー軍事政権に抵抗する人びとに

2021-03-16 20:12:23 | ミャンマー抵抗運動
 軍事政権は非暴力不服従で抗議している人びとを銃撃し殺傷し続けています。14日には74人、15日には20人が弾圧により死亡したと伝えられています。これまでの死者は180人を超えるとのことです。

 困難な状況のもとで非暴力抵抗運動を続けるミャンマーの人びと連帯し支援を提供する行動を呼びかけたいと思います。世界中から軍事政権に抗議の声を投げかけていかなければなりません。

 治安部隊は警告なしに抗議行動参加者への銃の乱射、デモ参加者以外への暴行など野蛮なふるまいをエスカレートさせています。先日は、倒れた仲間を助けようとした女性を治安部隊が暴行しながら連行する映像がニュース番組でも放映されました。

「もはや戦場」死者100人超 国軍側の銃撃、暴行さらに…ヤンゴン一部に戒厳令<ミャンマークーデター>
  東京新聞

ミャンマー、2日間で94人殺害 国軍が弾圧強化―人権団体  時事通信

ミャンマー国軍、戒厳令の対象地域拡大 1日の死者はクーデター以降最悪の50人に  Newsweek 

#Save Myanmar #Reject The Military

ヤンゴンに戒厳令、非暴力の人びとを銃撃で多数殺傷(ミャンマー)

2021-03-15 22:23:47 | ミャンマー抵抗運動
 ミャンマーでは14日も治安部隊によって非暴力の人びと50人以上が殺害され、これまでの犠牲者は130人を超えると伝えられています。
 軍事政権はヤンゴンの複数の地区に戒厳令が発令して、さらに弾圧を強める姿勢を見せています。


ミャンマー15日も死者 SNSに残虐な弾圧の実態
(動画ニュース)  TBS


ミャンマーでデモ参加者59人死亡 新たに戒厳令も
(動画ニュース)ANN

ミャンマーで残忍な弾圧続く 戦場用の武器でデモ参加者を銃撃 BBC


 夜間に行われた犠牲者追悼集会の参加者は「私たちは軍事政権が押しつけた夜間外出禁止令には従わずに、抗議の意思を表明しています。今後も軍政と闘い続けるつもりです」と語っています。

犠牲者の追悼集会など(動画ニュース) FRANCE 24 English


#Save Myanmar #Reject The Military

野宿者襲撃事件(岐阜市)の公判

2021-03-14 21:41:48 | 共生・反差別
 昨年3月、野宿生活をしていた男性が投石などの暴行により死亡した事件の公判がありました。同時に被害を受けた女性が証人として出廷しました。女性は加害者たちに「今日は逃がさんぞ」「ばばあに用事がある」などと言われ、投石は頭やリュックに当たったことなどを証言しました。

顔見えぬ相手から恐怖の投石 一緒に襲われた女性が証言 朝日新聞

 以前のブログ記事にも書きましたが、野宿者(路上生活者)の多くは暴力や暴言の被害を経験しています。「怠けもの」「臭い、きたない」「目ざわり」といった野宿者への偏見や蔑視、あるいは子どもたちが人間として尊重されていない現実などがその背景にあります。
 下記の記事もご参照ください。

「ホームレスを殺す若者」を25年追う女性の真意  東洋経済