自由と平和、生存と共生のために

「誰もが人間らしく生きられるためには」という視点から、さまざまな社会問題についての情報をお届けします。

日本でもウクライナ侵攻への抗議行動

2022-02-26 11:31:16 | 平和
 ウクライナではロシアによる軍事侵攻が続いています。

 26日、東京に日本在住ウクライナ人、ロシア人らが数多く集まって街頭で抗議の声を上げました。

 友人を亡くしたり家族の安否を気遣うウクライナ出身の方、「自分の国がこんなおそろしいことができるのが信じられない」と語るロシア出身の方などが参加していました。

都内でも「戦争やめよ」の声 (TBSニュース動画)


渋谷駅前に響く非難の声
 (テレ東ニュース動画)

世界各地でウクライナ侵攻への抗議行動

2022-02-26 11:31:16 | 平和
 ロシアはウクライナへの大規模な軍事侵攻を続けています。ロシアの各地で人びとがウクライナ侵略戦争に反対する声をあげました。治安当局は抗議運動を弾圧、約1800人が拘束されたと報道されています。プーチン政権はこれまでも、ナワリヌイ氏ら政権を批判する人びとを徹底的に弾圧してきました。


抗議する人びと、治安当局による弾圧
(動画ニュース)

 ニューヨーク、ロンドン、ローマ、ブダペスト、ワルシャワ、ハーグ、テルアビブ・・・。世界各地でこの侵略戦争への抗議行動が行われています。

世界各地での抗議行動(動画ニュース)

 ロシアはいわゆるハイブリッド戦争として侵略活動を続けています。政府機関などへのサイバー攻撃、フェイクニュースや偽造動画のネット投稿、正体を隠した兵士による破壊工作などの手法が使われています。

#NoWar



入管施設の実態を伝える映画「牛久」

2022-02-14 22:25:03 | 共生・反差別
 法務省の外局である出入国在留管理庁が運用する施設には、在留資格が期限切れとなったが何らかの事情で帰国できない外国人、難民認定を申請中の難民などが多数収容されています。2月26日から公開される映画「牛久」(トーマス・アッシュ監督)は東日本入国管理センターに収容されている人びとが語る言葉を記録した作品です。当事者の了解を得て、「隠し撮り」の方法で記録された貴重な映像です。

 入管施設への収容は身体の自由を規制する行為であるのに、裁判所による審査もなされていません。そして、多くの人びとが場合によっては数年もの長期間にわたって収容されています。

 昨年、名古屋入管局に収容されていたウィシュマ・サンダマリさん(スリランカ人、女性)が病死した事件がマスメディアでも報道されました。収容者が必要な医療をなかなか受けられないという実態が報告されています。施設内での非人道的な処遇や虐待の被害を訴えている人びともいます。

映画「牛久」公式サイト

映画『牛久』は、入管収容所の過酷な実態を映し出す衝撃のドキュメンタリー Pen-online

ミャンマー各地で国軍支配への抗議デモ

2022-02-13 16:12:23 | ミャンマー抵抗運動
 2月12日、首都ネピドーで国軍によって「連邦記念日」の記念式典が行われました。これに対して各地で抗議デモが実施されたことが動画ニュースで伝えられています。人びとは軍・警察による弾圧を避けるために少人数で短時間のデモを続けています。

抗議デモを実行する人びと(1)(動画ニュース約1分)

抗議デモを実行する人びと(2)(動画ニュース約1分)

ビリー・ホリデイが歌っていた「奇妙な果実」

2022-02-09 22:55:41 | 共生・反差別
 かつて米国では黒人への凄惨なヘイトクライム(リンチ事件)が多発していました。1930年代にユダヤ人の高校教師ルイス・アレンによって作られた歌曲「奇妙な果実(Strange Fruits)」はそうした事件を告発しています。1939年にジャズ歌手ビリー・ホリデイ(Billie Holiday、1915~1959)が初めてレコーディングしました。

 「奇妙な果実」とは惨殺されて木につり下げられた黒人の遺体を意味しています。この歌の歌詞は「南部の木々には奇妙な果実が実っている。その葉も根も血に濡れている。黒い体が南部の風にゆれている」というものです。

 米国政府はビリー・ホリデイがこの歌を歌うことを執拗に妨害しました。妨害に屈することなく歌い続ける彼女の姿を描いた映画「ザ・ユナイテッド・ステイツ vs. ビリー・ホリデイ」(リー・ダニエルズ監督)が2月11日に公開されます。

映画「ザ・ユナイテッド・ステイツ vs. ビリー・ホリデイ」公式サイト