自由と平和、生存と共生のために

「誰もが人間らしく生きられるためには」という視点から、さまざまな社会問題についての情報をお届けします。

プーチン政権が抗議行動を再び弾圧

2021-01-31 22:57:49 | 自由
 31日、先週に引き続き、ロシアの各地でナワリヌイさんの釈放を求める抗議行動が行われました。モスクワなどで多数の参加者が警官隊に拘束されています。

ロシア抗議デモ2000人超拘束 第2弾、首都は厳戒態勢  共同通信

ロシア抗議デモ、1000人以上拘束 ナワリヌイ氏の釈放求め  AFP



プーチン政権が抗議運動を大弾圧(ロシア)

2021-01-27 22:00:08 | 自由
 プーチン政権の汚職などを追及してきたアレクセイ・ナワリヌイさんが17日に逮捕されました。ナワリヌイさんの釈放などを求めて23日に厳寒のモスクワなどで多くの人びとが抗議の声を上げました。警官隊が多数の参加者を拘束、連行しました。

抗議行動の状況、警官隊による弾圧
  TheSun

抗議に立ち上がった人びとの声、警官隊による弾圧
 SkyNews

日本でも起きた、警察官によるクルド人への暴行事件(2020年)

2021-01-23 17:27:21 | 共生・反差別
 2020年5月22日、東京都渋谷区の路上で在日クルド人(男性)が2名の警察官から職務質問を受けたとき、暴力(足を蹴る、首をおさえつける)を行使される事件が起きました。30日には暴力行為に抗議するデモが行われました。
 合衆国では黒人が白人警察官に暴行される事件が頻発していることに抗議するBLM運動が活発になっています。日本では入管施設に収容されている外国人が職員によって虐待される事件が多発しています。公権力による差別的事件、また排外的ナショナリズムの広がりを社会的課題としていく必要があります。

クルド人男性へのあまりに酷い暴行。なぜ渋谷警察署に抗議する人が集まったのか?
  HARBOR BUSINESS

下の動画は被害当時の状況、当事者の訴え、抗議行動です。
警察による外国人差別の実態  Docu Meme

「警官に押さえ込まれけが」 渋谷署前で200人が抗議デモ クルド人訴えに共鳴
 毎日新聞

「入院拒否で懲役刑」、感染症法・特措法の「改悪」に反対します

2021-01-19 22:29:08 | COVID-19
 感染症法とCOVID-19対策の特別措置法の「改正」案が国会で審議される見通しです。

 感染症法「改正」案では、入院拒否者、自主的退院者に懲役刑も含む刑事罰を科すとしています。また疫学調査拒否者などに罰金刑を科すとしています。
 事実上の拘禁によって感染症対策を実施することにどのような根拠があるのでしょうか。COVID-19の危険性(致死率など)や他の感染症との比較からもこうした対策には疑問が生じます。感染者への差別意識を広げるおそれも大きいと予想できます。かつて「らい予防法」にもとづく強制隔離政策によって、多くのハンセン病患者が尊厳と人生を踏みにじられたことを思い起こすべきです。

 特別措置法「改正」案では、緊急事態宣言が出されていなくても事業者に営業時間短縮などを命令できる、そして応じない事業者には行政罰として過料を科すとしています。
 営業の自由を制約するに足る客観的合理的な根拠は示されているのでしょうか。

 もし、これらの改正案が成立し実施されたなら、刑事訴訟や行政訴訟においてその規定の合憲性が厳しく問われるでしょう。
 今回の「改正」案は患者や事業者を「スケープゴート」にして政権批判を抑え込もうとする意図が感じられます。感染症対策は、患者の権利を保障する、安心して診療を受けられる医療体制を整備するという視点から政策が立案、実施されるべきです。