自由と平和、生存と共生のために

「誰もが人間らしく生きられるためには」という視点から、さまざまな社会問題についての情報をお届けします。

ロシアの人びとが日本で反戦の声を

2022-04-23 22:10:49 | 平和
 東京で23日、日本に在住するロシアの人びとが集まって、ウクライナへの侵略戦争に抗議の声をあげています。ロシアでは厳しい言論統制、弾圧によって戦争反対を訴えることが困難な状況にあります。ロシア国内の人びとの反戦の意思を伝えようという試みです。「ロシアで抗議ができない人びとの代わりに私は立っています」と書いたプラカードもありました。若い世代の参加者が多く見られました。

反戦デモで代弁「戦争反対」ロシア国内の若き声(動画ニュース約2分)

映画「メイド・イン・バングラデシュ」

2022-04-21 22:11:04 | いろいろ
 世界中に流通する安価な衣料品。その多くをバングラデシュの若い女性たちが生産しています。劣悪な労働条件のもとで働かされている彼女たち。その中で困難に立ち向かいながらも労働組合をつくろうとする人びとも現れました。実話にもとづく映画「メイド・イン・バングラデシュ」(ルバイヤット・ホセイン監督)が岩波ホールで上映中、各地で公開予定です。

映画「メイド・イン・バングラデシュ」公式サイト

国軍支配への抗議行動は続く(ミャンマー)

2022-04-17 21:03:48 | ミャンマー抵抗運動
 3月27日の式典で、国軍司令官は「民主派を全滅させる」とミャンマーの人びとを
威嚇しました。昨年のクーデター以降、軍・警察の弾圧による死者は1700人を超え、約13000人が拘束されました。また、国軍は地方の村落などの焼き打ちを続けています。1月から3月にかけて5000軒以上の民家が焼かれたと報じられています。
 国連人権高等弁務官事務所が発表した報告書(3月)によると、ミャンマー国軍は人びとに対して組織的な人権侵害を行っており、その多くが戦争犯罪あるいは人道に対する犯罪に該当するとのことです。
 その一方で、国軍を離脱(脱走)する兵士も増えていると伝えられています。

 また、国軍の不法な暴力支配に対して各地で人びとが抗議行動を続けています。女性や子ども連れの参加者も多く見られます。

抗議デモと集会(4月1日) 動画約2分

抗議デモと集会(4月11日) 動画約2分

NHKスペシャル「忘れられゆく戦場 ミャンマー 泥沼の内戦」
4月17日(日) 21:00~(総合TV)


水平社博物館(奈良県御所市)

2022-04-11 15:20:28 | 共生・反差別
 今年(2022年)は全国水平社創立100周年の年です。水平社の設立と活動は、差別された人びと自身が組織的な社会運動を展開したという点で世界史的な意義があります。

 先日、リニューアルされた水平社博物館を見学しました。この博物館では、部落解放運動の歴史的資料、関係者のインタビュー映像などを見学できます。また、基本的人権の理念の理解を助けるためのくふうも感じられました。小さな博物館ですが、部落問題の基本を学ぶことができます。
 博物館の向かい側には西光寺と「人権のふるさと公園」と西光寺があります。西光寺は水平社の創立にかかわった西光万吉の生家です。近隣に山田孝野次郎(やまだこのじろう;水水平社創立大会で少年代表として演説した)の記念碑もあります。

 今なお、部落差別によって結婚をさまたげられるといった事案が起きています。また被差別部落の地名をネット上に公開するという事件も起きています。これについて、昨年、東京地裁は削除と損害賠償を命じる判決を出しています。


水平社博物館ウェブサイト


インターネットと部落差別の現実(SYNODOS)