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◆2006年度高等部入試が終わりました。
2月13日A方式入試合格発表。2月16日B方式入試合否郵送通知。で入試は終わりました。入試期間中の休みがありましたが、みんなどんな過ごし方をして、どんなことを考えたのでしょうか。
◆君たちは入試の日のことを覚えていますか。
毎年、入試の時期になると私は感動がこみ上げてきます。入試に向けて様々なことを我慢して、必死に勉強してきた中学3年生。合格発表の時、そのがんばってきた沢山の思いがそこに集約されます。
発表を見て、合格を確認できて喜びの涙する者がいます。自分の番号が確認できずがっくりと肩を落とす者がいます。現実を受け止めなければならない瞬間です。合格者も不合格者も結果をしっかりと受け止めて次の自分の人生を歩みだす出発点にしてほしいと願います。
その現実の姿の中に一人一人の受験生のドラマが見えてきます。
合格発表の日には、そこに凝縮した15歳の涙が流れます。そしてその家族の涙も流れます。私自身その彼らの姿を忘れずにいる教師でありたいと気持ちが引き締まる瞬間です。
2Cの諸君にも、合格した時の感動をぜひ思い出してもらいたいです。君たちは中学入試、高校入試にチャレンジしてきた諸君です。そして2Cの全員が、合格という大きな感動を経験した人たちなのです。自分が経験してきたドラマをぜひ思い出してください。
毎日の生活の中で常に新たな感動を生み出すということは難しいことですが、感動した経験を思い起こし、感動の気持ちを新たに持つということはできます。
気持ちを新たに持つということも含めて、人はその感動の数だけ成長すると私は信じています。
毎日の学校生活の中にも自分が経験してきたさまざまな感動を思い起こす場面がきっといくつもあります。それに気づき、そのことを大切にできる感性をもつことができるか、それとも全く鈍感になってしまい何にも感じなくなった、気づかなくなった自分がいるのか。両者の人生はきっとずいぶん違ったものになるでしょう。
素直な気持ちで、自分の心に問いかけよう。
忘れかけていた大事なものを失わないように・・・