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書評 『出版の教科書』(染谷昌利)

2018-12-10 08:42:58 | 書評



Kindle本の表紙帯に『「お前はもう出している...」出版の秘孔を突く驚異の一冊』という目を引くメッセージ。北斗の拳のケンシロウのようなポーズをとった、作家風の男性のイラスト。本屋に並んでいるわけではないけど目に留まりやすいデザインの本です。著者は『ブログ飯』で有名な染谷昌利さん。ブログで生計をたてながら、多くの専門書と『ブログ飯』のようなベストセラーを出してきて、現在は、本の企画にも関わっている方です。

まず書籍のテーマを決めるところから始まって、企画を出す、通す、15万字の本を書く、著者自ら本を売ることまでカバーしています。

私がこの本で得た気づきは、次の3つです。
この本からいただいた気づき

1.独自性は組み合わせで作る
自分自身の得意、苦手であるかを理解して、それを「組み合わせ」ることにより、自分だけのポジションを出す。他の人にない「組み合わせ」によってブルーオーシャン展開する、というものです。

複数の分野を組み合わせて、組み合わせで独自性を作るという考え方が、印象的でした。1つの小さい分野で一番いになることを目指しますが、「狭い分野でNO1」にさらに「組み合わせ」でほかの要素を組み合わせることにより、No1を目指したいです。

2.実績を体系化して成功法則を紡ぎだす。
 実績の体系化は次のプロセスで行われます。
i) 実績を積み上げる
ii) ノウハウに再現性があるかを検証する
iii) 知識や経験を関連付ける=体系化する
iv) わかりやすく伝える

⇒この再現性があるかを検証したうえで体系化する、というプロセスがとても勉強になりました。再現性を十分に検討しないで書いていくと、ひとりよがりになってしまいます。再現性について考えて、さらに、いろんな人と話をして、再現性を検討したいと思います。

3.著者は最強の営業担当
 具体的に真似したい営業活動
・Amazon著者セントラルへの登録
・1週間前の時点で仲の良い発信者などにあらかじめ献本などしておく。
・ポップを作って、書店を回る。
⇒Amazonの予約を増やすための活動、アクションが印象的でした。実際に本を出版する際には、書店、Amazon両方に力を入れたいと思います。