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書評『一流の人はなぜそこまで、習慣にこだわるのか』(小川晋平・俣野成敏著)

2018-12-16 14:46:30 | 書評
成功した若手の起業家(小川さん)とミドルのビジネスマン(俣野さん)による習慣化の本。習慣を変えると行動が変わり、一流になれますよ、「習慣を変える」ことをキーワードにした本です。電車の通勤時間にサラリーマンが読んで1時間以内で読めるボリューム、著者のエピソード満載で、読みやすいです。

7章全53項目について、それぞれの項目についておすすめの「習慣」が書かれています。中には、自分の考え方とは大きく違うアドバイスもありますが、私がこれまでのビジネス経験、勉強経験の中で習慣化したものについても、とてもわかりやすく書かれています。

この本で得た「気づき」は、著者のアドバイスする身に付けるべき習慣のうち、以下の7つの習慣です。

1.残存エネルギーを意識しながら一日の使い方を考える

2.スケジュールは重要なことから埋めその中に自分を組み込む

3.ワーキングメモリを節約して思考力の容量を増やす
 忘れる努力をするためにとるのがメモ

4.人のやる気は5秒で終わる

5.人脈の基本は相手に役立てることを見つけることである

6.スマホの電源を切る時間を決めておく

7.起業するなら1000冊の本を読む

行動、考え方の習慣について非常に広範囲な項目のアクションのアドバイスが展開されています。20-30台の若いビジネスマンには特におすすめの内容です。




書評『結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる」(藤由達藏著)

2018-12-16 13:44:20 | 書評



コーチの藤由達藏さんの2015年出版の本。藤由さんのコーチ経験に基づいてわかりやすく「すぐやる」ことのメリット、「すぐやる」方法が書かれています。すぐに行動できない人の習慣から始まって、それと対比したすぐに行動する人の行動、行動するひとになる10秒マインドチェンジ、周りを巻き込む10秒チェンジ、10秒でゴールに近づく思考と行動のコツについて章を立てて説明しています。

「10秒」がキーワードになります。「10秒の間に動くことができる人はすべてを手に入れ、10秒以上もの時間をかけて動けない人は何も手に入れられなくなる」のです。10秒というのは、とてもわかりやすい時間で、要は、「すぐにとは、1時間以内に、とかいう意味電はなく、本当にすぐに、10秒以内に」ということだと思います。

私がこの本から得た気づきは、

1)10秒で行動する人は、「行動してしまえば、あとは楽」ということを知っている
⇒今ここで行動することで、後で楽になる、ということです。私も仕事の仕方として、経験則で行っていますが、資格試験の勉強でもこの考えを取り込んでやっていると思います。

2)10秒で行動する人は小さな一歩を大事にする
⇒小さな行動を積み重ねることで、大きな夢を実現できる
あたりまえのことであるけれど、小さなこと(短い時間の勉強)を毎日続けることこそが、夢(資格試験の合格)につながるのです。

3)「気分をリセットする方法」の5つの原理
1.気分は選択できる、と知る
2.「感情表現の3要素(表情・動作・言葉)」で気分を切りかえる
3.思い出すだけで気分が変わる
4.想像しただけで気分は変わる
5.気分は伝えることができる
⇒感情、気分を変えるための方法です。具体的で分かりやすい、と思いました。気分のリセットし方は人それぞれの面もありますが、ぐたいてきにわかりやすく書かれているな、引用することもできるな、と思いました。

4)今ここに集中するために、10秒でいらないものを捨てる
⇒「いらないものがあると、今できることの邪魔になります。」これがわかっていても、なかなかできません。年末に向けて、まずは本の断捨離を初めて、「今すべきことができる」環境を整えたいと思います。

なかなか一歩を踏み出せない人が「すぐやる人」になるためにどうすればいいかを分かりやすく説いた、素晴らしい本だと思いました。