
前半は、小ネタ・コント的にかわいく、面白く話が進みます。テンポも良いです。
戦争、ホロコーストをテーマにしているので、起こるイベントは深刻で残酷です。かわいい主人公の演技を楽しみながらなので、あまりつらくならずに観れました。
しかし、この主人公のあどけない姿にこそ、戦争の残酷さが描かれるんだな。最後まで観て、そう思いました。
主人公ジョジョの母親に、スカーレット・ヨハンソン。母親としてと社会人としての2つの顔を持つ女性。ジョジョへの愛の深さに、感動です。ナチに傾倒する主人公ジョジョと、それをよく思わない母親。でも、そんな考えを超えて、ふかいつよい愛情で繋がっているんですよね。
親子のドラマとしても、最高ですね。
音楽もよかった。ラストのDavid ぼうぃえの名曲「Heroes」が最高。戦争が終わったことの喜びと、子供や若者の明るく前向きな将来を感じさせてくれました。
ラストのシーンは、私にとって、忘れられないシーンになりました。忘れられないシーンが1つでもあったら、その映画は、最高の映画だ。私は、そう思うんですよね。
観た後に、いろいろ考えられる映画。面白いという一言では、すませられない映画です。