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映画評『ナミヤ雑貨店の奇蹟』

2020-02-17 08:41:59 | 映画評

東野圭吾として珍しくファンタジー色の強い作品の映画化。観たいと思っていましたが、やっとビデオで観れました。なかなか良かったですが、原作のほうが良いかな。
 
一話目の歌手志望の若者の話。父の遺言「負け戦でも足跡を残せ」を実践します。作品を通して出てきた、この若者のエピソードは、素晴らしかった。

後半の、成功した女社長の話。時を超えた映画のメリットを活かしていて、ありがちではありますが、なかなか面白いです。現在の設定にだけ出てくる若者3人との接点が映画冒頭、最後にあり、ストーリーの骨子になるエピソード。後半でこのエピソードが出てくるのが、映画を面白くしています。

西田敏行の演技は相変わらずすばらしく、尾野真千子もすごく良い。映画のストーリーに引き込まれそうになって、そこでブレーキが掛かるのが、3人の若者の演技。演技派ぞろいのファンタジーに、現在の若者の演技がマッチしない。若者3人のシーンだけ、子供向けの青春テレビドラマみたい。

このブレーキを除くと、本当に素晴らしい映画です。一応、おすすめです。
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人気作家・東野圭吾の小説を、『やわらかい生活』などの廣木隆一監督が映画化。現在と過去が手紙でつながる不思議な雑貨店を舞台に、養護施設育ちの若者と、町の人の悩み相談を聞く店主の時を超えた交流を描く。32年前から届く悩み相談の手紙に触れるうちに、人を思いやる気持ちを抱く主人公を『暗殺教室』シリーズやテレビドラマ「カインとアベル」などの山田涼介、雑貨店店主を数多くの作品で独特の存在感を見せてきたベテラン西田敏行が演じる。シネマトゥデイ

映画評『ジョン・ウィック:チャプター2』

2020-02-14 08:53:58 | 映画評


ジョン・ウィックの2作目。1作目の世界観がなかなかおもしろく、キアヌ・リーブスが格好良かったので、大いに期待して2作目を観ましたが。。。

さらに強い刺客たち。
さらに怪しい世界観。特に、ホテル・オリエンタル。
さらに激しいアクション。
最初から最後までアクションたっぷり。すごい。

1作目は車を盗まれたことと子犬を殺されたことに対する復讐劇。
2作目はカタギの世界から殺し屋稼業に引きずり戻されたことに対する復讐劇。

復讐が復讐を呼び、いつまでも続く殺し合い。

そんなんでいいの?1回復讐終わったら、それで終わり、にしてくれないのが、この映画の疲れるところです。

結局、復讐したら、その後自分に返ってくる。復讐などするべきではない、というメッセージなのでしょうか?
それとも、果てなき殺し合いのシーンとストーリーを作るために、復讐が繰り返されるのでしょうか?

おそらく、両方の理由で「復讐」がテーマになっているのですが、特に2作目は、後味が悪かったです。
もちろん、私の個人的な感想ですが、ちょっと後味悪すぎる作品でした。
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キアヌ・リーヴスふんする元殺し屋の壮絶な復讐(ふくしゅう)劇を描き、銃撃戦とカンフーをミックスしたアクションが話題を呼んだ『ジョン・ウィック』の続編。殺し屋稼業から身を引いて静かに生活していた主人公が、再びし烈な戦いに巻き込まれる。メガホンを取るのは、前作に続きチャド・スタエルスキ。イアン・マクシェーン、ジョン・レグイザモら前作キャストに加え、『マトリックス』シリーズでもキアヌと共演したローレンス・フィッシュバーン、ラッパーのコモンらが新たに参加する。シネマトゥデイ

映画評『ピラニア』

2020-02-14 08:43:23 | 映画評

バカバカしい映画を観たいと思って観たのか、この映画。

ジョー・ダンテの「ピラニア」のリメイクだそうですが、アメリカB級映画の典型です。

ストーリーは単純で、結末もほぼ予想できますが、予想はできていてもハラハラさせるシーンもしっかりありました。あまりに下品で馬鹿げているので、この映画、映画館で観るとしたら誰と観に行くの?と思ってしまいました。

それでも、最後のオチは、ちょっとおもしろかった。何かオチがあるのは予想していたのですが、ちょっと違っていました。

頭を使わないで、暇なので映画をみたい。そういうときにピッタリの映画です。
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飢えたモンスターピラニア軍団の猛威を、『ミラーズ』などで知られるアレクサンドル・アジャ監督が過激かつパワフルに描くパニック・ホラー。近隣の大学生が一堂に会す湖畔を舞台に、数千匹ものどうもうなピラニアたちが地獄絵図を作り上げる。『インビジブル』のエリザベス・シューがタフな女性保安官役で出演。バリエーション豊かな恐怖シーンと、無数のピラニアが人間を餌食にするクライマックスが見どころ。シネマトゥデイ

TOEIC100点アップのリスニング勉強法 <3/5>トレーニングと問題演習の2本柱

2020-02-14 08:18:24 | TOEIC
パート1・2では、勉強の核になるのは、
 正確な発音を目指した音読
 単語の暗記
 問題の演習
ということを説明しました。

パート3・4では、勉強の核になるのは、
 状況を想像しながらの音読
 質問文や選択肢から状況と文脈を推測する練習(問題の演習)
 リーディングとリスニングの両方を処理する練習(問題の演習)

いずれも、TOEIC公式問題集を使った勉強ですが、

音読
単語の暗記
これを「トレーニング」と呼びます。

問題の演習
は、問題を解く勉強、これを「問題演習」と呼びます。

「トレーニング」と「問題演習」、これは、全く違う学習です。

・英語スキルそのものを鍛える「トレーニング」
・英語スキルをTOEICで発揮するための「問題演習」

TOEICのスコア・アップには、どちらも必要です。

勉強の時間をほとんどトレーニングに使って、問題演習をしないと、英語スキルが上がっているのに、TOEICのスコアが上がりません。TOEICのスコアが上がらないと、TOEICの勉強を続けるモチベーションを持続しにくくなります。

勉強の時間のほとんどを問題演習に使って、トレーニングをしないと、スコアが頭打ちになります。

問題演習だけでは、TOEICスコア100点アップという大幅なスコア・アップを達成するのは難しいです。

したがって、トレーニングと問題演習、両方の勉強をする必要があります。

全体の勉強の目安は、トレーニング半分、演習半分です。90日のリスニング勉強時間の半分ずつ、というだけでなく、毎日の勉強も、概ね、半分半分を目指すのが良いと思います。

あなたのリスニングの勉強は、トレーニング半分、問題演習半分になっていますか? どちらかに偏っていたら、勉強時間の配分を見直してください。


TOEIC100点アップのリスニング勉強法 <2/5>パート1・2とパート3・4は別の勉強法で

2020-02-14 08:01:12 | TOEIC
リスニング・テストの作りが大きく2つの括り、タイプに分かれる、とお伝えしました。

タイプが違うパート1・2と、パート3.4。問題の解き方も違います。

問題の解き方が違うので、勉強法も違います。

<正確なリスニングと単語力が決め手になるパート1・2>
パート1,パート2は、単文でのリスニングです。
1つ1つの文を正確に聞き取って、文の意味を理解しているか、が問われます。

30~50秒の会話やミニスピーチを聴いて答えるパート3・4では、会話全体の流れや、場合によっては選択肢によって、かなり推測できることがあります。

その点、パート1・2では、推測できる情報は、まったくありません。

1つ1つの文をいかに正確に聴き取るか。そこが、勝負です。

正確に聴き取り
その聴き取ったことだけで、意味を理解する必要があります。

したがって、正解率を上げるには、

 正確に聴き取るための勉強
 意味を理解するための勉強

が必要になります。

勉強の核になるのは、
 正確な発音を目指した音読(→正確に聴き取るため)
 単語の暗記、問題の演習(→意味を理解するため)

になります。

<状況と文脈を理解する必要があり、リーディングの要素もあるパート3・4>
パート3では、会話に参加している2~3人の登場人物がいます。
パート4では、ミニスピーチをする人(スピーカー)と、その人が話しかけている相手(リスナー)という、2つの登場人物がいます。

それぞれ、会話、スピーチをしている場所、時間があります。
登場人物の人間関係があります。
一言でまとめると「状況」(シチュエーション)があるのです。

会話やスピーチを理解する上で、この状況(シチュエーション)の理解が、とても大切です。

また、会話にしてもスピーチにしても、
相手に伝えたい、相手になにかしてほしいから、話しています。文脈があるのです。

会話の1つの例をあげると、
登場人物1:問題を提示します。(パーティーをするけど、会場のレストランをまだ決めていない。)
登場人物2:解決策を提示します。(XXXXというお店でパーティーに参加したことがあるけど、料理も美味しかったし、サービスも良かった。)
登場人物1:新たな問題を提示します。(パーティーで動画を流したいけど、その店で動画を流すことはできるか。)
登場人物2:解決策を提示します。(一緒にランチに行って、聞いてみましょう。)

会話の流れは、ある人の問題を解決するという文脈に沿って、進んでいます。
難しく考える必要はありません。私達が日本語で行う、ふだんの会話と同じですね?

パート3・4では、放送される英文の1つ1つを聴き取るだけでなく、この「文脈」を掴むことが大切になるのです。

次に、パート3・4では、回答するために、問題用紙に書かれた質問文・選択肢を読まなければなりません。リスニングをしながら、リーディングもしなければならないのです。

さらに、この、質問文、選択肢には、リスニングする内容を推測させる、いろんなヒントが詰まっています。また、どこに注意して聞かなければならないかを事前に教えてくれます。

したがって、事前に質問文、選択肢を読むリーディングのプロセスが大切になります。

状況と文脈をつかむ必要があり、リーディングの要素もあるパート3・4。
勉強の核となるのは、
 状況を想像しながらの音読
 質問文や選択肢から状況と文脈を推測する練習(演習)
 リーディングとリスニングの両方を処理する練習(演習)

この3つが大切です。
とにかく、パート1,2と3,4では勉強法も解き方も違う。ここは、必ずおさえてください。