ゴスペラーズ坂ツアー2022「まだまだいくよ」
・・・どうしても、「どんどんいくよ」だっけ?と毎度思ってしまう
いったい、どんなタイトルのアルバムを引っ提げてのツアーになるんだろう?
前半戦の申し込み、4月の採用スケジュールや東京宙組公演、母の観劇予定などと
にらめっこしつつ、やはり、初日横須賀を狙うしかない。
激戦だろうし、GWも悩ましいしなー、でも仙台には行けるかしら…などと悩みつつ。
後半戦は、それこそこの15年くらい、6月の山形を熱望していたので即決なのですけれど。
そう!さくらんぼ狩り!!!!!
ついにきた~・・・待っていました。
さくらんぼ狩りして、ライブ観て、温泉入って。全国楽しみ隊、ドリームツアーだ。
と、まだ取れてもいないチケットの先の夢を描きつつの
前半戦、横須賀も仙台も無事にご用意されました。よかった
この日をめざして、仕事も自分磨きもがんばろうと思えるマイルストーン。
不要不急なんかじゃないのです、生きていくエネルギーだもの。
供給してくれるアーティストは、ライフライン。
withコロナ、おそれすぎず、基本を怠らず、
具合が悪かったらあきらめ外に出ない、体調が基準に整っていたら参加する、で
乗り切っていく所存です。
コロナ禍による中止・順延・中止…からのやっとの開催、国内集い。
感染再拡大で心配したけど、メンバー、スタッフの健康状態も
キープできていて本当によかった。
こういうところも怠らず、きっと万全で開催してくれる、というのも長年の信頼です。
振替公演となって、横浜公演が初日に。
地元だから在宅勤務か、半休から参加しようと思っていたものの、
仕事の都合で後半しか参加できず…残念だったけど感じたことをつれづれと。
<やはり千鳥席だったか>
座席はどうなっているんだろう・・・と思っていたら、やはり一席おきでした。
私はPA席まえ、前は通路でものすごい広々空間。
ちょうどMCが始まったところで、換気のためにドアが開いたすきに入れました。
ステージ真正面だったので、少々気おくれするくらい。そして意外に近い。
遅れてすみません!明けましておめでとう!とステージに一礼。
あ、お衣装はパステル系ですね!
(人によりスーツの形とかサイズとか、めっちゃいろいろつっこみたくなるのは我慢)
<中の人も登場>
入場時は、うちハモ運営・中の人、マネージャー氏も登場の企画コーナーが
ちょうど始まるところでした。
ああ、あなたが新しいスタッフさんの!
かんしゃくもちくんスタンプを面倒なところ一手に引き受けて、企画販売まで
サポートしてくれたのはきっとあなたですよね!!!
ありがとうーーーーー!!と心の中で御礼。
始まったのが、カタカナ、英語禁止トーク。
開演前のアンケートでマニアからの投票で選ばれたんだね。
ついこの間のうちハモでも、爆笑して観ていたのでした。
「好きな食べ物」というお題からして、すぐに窮するメンバー2名が確実。
口火を切るなり、「発酵小麦を焼いたもの」といえるのがさ、流石よね。
こういう言葉選びの妙を目の当たりにできるから、好きよ。
やいのやいのと、なんとかカタカナを引き出そうと、茶々を入れるほか4人。
北山さん、餅。そして会話への参加が消極的とみなされ、イエロー。
ヤスは「ウーニーのシース―」・・音の響きでは十分カタカナ感あるけども。
黒ぽんが一番大変だと思っていたら、あわあわしながらも乗り切った…かな。
ウコンてありなのかな、とは思ったけども。
てっちゃんはあじフライだったかな?
結局、ぽろっと「タイプ」という言葉を発して、罰ゲーム。
このあたり、なかなかグダグダになりつつあって、イエローが出た北山さんが
罰ゲームになりそうだったんだけど、サカイさんが「ムラカミが!」と挙手。
会場からの拍手賛同で、行司差し違えで、てっちゃんに。
どうやら一部もてっちゃんだったみたいで、
トラ耳カチューシャと、トラ手をつけての写真撮影。
次回会報に全会場のこのときの写真が載るそうで。
全部てっちゃんじゃないか、という全員一致の初日予想。
18回分、18枚載っていたら、ほぼ写真集じゃないかという。
<近況報告>
年末にTV出演がいくつかあったことに触れたとき、
エコー遺産で、横浜税関のてっぺんで披露された「海の見える午後」を、
今日は横浜だしきっと歌ってくれるに違いない!!とひとり鼻息荒くしたのですが
残念ながら、ユーミンではなくbacknumberでした。
うあー、聴きたかった、でもこちらも、素敵アレンジ。
そしてこの頃、私が入場してから30分近く経過・・・・・
確か、冒頭リンクの「感染防止安全計画」に19:00~20:30て書いてあったよ。
私が入場したのが19:40頃。
脳裏をよぎる、次のひとこと。
<・・・・歌う??>
や、確かにさっきクリスマスソングをアカペラで聴いたけど、
あと20分しかないよ?!
ゴスマニアは歌もだけどトークが好き、という認識には間違いないけど
頼む、歌って!!
という逡巡が5分くらいあったのですが、
私の場合、歌(きたー!ときめく)→トーク(笑う)→歌(やっぱええなあ心酔)、
という順がゴールデンで、トークのわちゃわちゃからスタートすると、
心の扉を開放する以前に、ステージ上のテンションから置き去りになる感、という結論。
なんだかんだで5人がしゃべって動くと情報量多いもんね。
<歌いはじめた>
というところで、「小さなお友達」とてっちゃんに紹介されたルーパー君登場。
年少組が「ルーちゃ~ん」と手を振ったりなんかしているのに対して、
サカイさんの職人然とした、スンとした感じが好きよ。
「嘘と魔法」だったのが意外だけど、ファンクラブツアーならではの選曲を感じるし、
そのあとが久しぶりの「侍ゴスペラーズ」。
各人のカラーのマイクカバーをつけての音入れも、
入れ替わり立ち替わり、中央に寄って、自責でのルーパー操作も
何度観ても、やはりニヤニヤしちゃう。
ああ~、やっぱりこういうとき、スタンディングで身体揺らしたり、
手振りをしたり、歓声あげたいよねええええええ。
インターネットベースマンには黄色い歓声がつきものだし。
自分なりに前のめりになっていかないと、一体感で難しい。
さらにお久しぶりの「Let it go」、なんて懐かしい!
ゴスにはまって、最初のオリジナルアルバム「Be As One」の曲で、
そしてセルゲイツアーで全国各地、笑って泣いての思い出が走馬灯。
あの頃、私も若かった。
2007年、全員30代が歌う、爽やかなキラキラが大好きだったのに、
年を経て、ちょっとフェイクが気になり始めるという(笑)
以前、ラジオ番組でてっちゃんが「できるだけCDと同じに歌う」と言っていて。
確か「ひとり」だったかと思うけど、ライブでは歌いやすさも重視して
一か所だけ違うと言っていたような記憶…
期待にこたえる、という姿勢に、全幅の信頼を寄せたのだ。
よくTVやライブで、自分の知っているとおりではなく歌われると
むむ、となることがあるけど、ゴスにはそのストレスないなあと思っていて。
歌い上げるときとか、音の揺らぎが持ち味のところは、もちろんライブの良さを
体感できるので、それとは違うところ。
このとき、というか「侍ゴスペラーズ」からもだったけど
なーんとなく、ひねりすぎてる~と思った感じもあってね。
まっすぐ歌ってほしいなあ、なんて漠然と思っちゃいました。
そして、「FIVE KEYS」。これも飛びたいよねえ...
ステージ上では、その分を北山さんが相変わらずのジャンプっぷりでしたが
一瞬目を疑った、「それは、おなか・・・?!」
としたら、だいぶ恰幅よくなったんだなあ。
最近、ベスト体重ってツイートもあったものね。
いろいろ制約もかけながら、自分が一番声が出る、健康でいられる状態を
探し当てられたのなら、本当によかった。
北山さん=ガリガリ、という時代はもう過ぎ去ったんだ。
灼熱というよりは、くすぶる後半戦みたいな聴き方をしてしまったけど、
「カーテンコール」はひたひたと沁みました。
最後のごあいさつ、
なぜか北山さんが床に座り込んで話しはじめたのって、なんだだっけ…
というかもはやトップバッターサカイさんが話したことも忘れている…無念。
一日、2回公演を全力でしゃべって歌って大変だと思うけれど、
一回あたりの人数を制限せざるをえない中、ありがたいことです。
このまま、ゴスマニアのもとに、無事各地に会いに行けますように。
東京に戻ってきての千秋楽までの、メンバーもスタッフも、参加される方も全員の健康を祈ります。
もはや頻度が日記というレベルではないし、
三日坊主どころではない放置の日々だけれど、
何かあったときに留めておきたいことを留めたいように
自分のために記しておける大事な引き出し。
もうこんなに経つんだ。5が並ぶのはうれしいね。
ゴスペラーズへ急激に転げ落ちたあの日から、思いのたけを書きまくって、
15年が経つ今もなお、仲良くしてくれる友人たちと出会えたのも、
このブログがあったからこそ。
全方位に、ありがとう
渇望であれ、危機感であれ、何か踏み出してみる、という小さな行動が人生を変える。
趣味友人たちが盛り上がっていた関ジャム、ボイトレ特別編。
雪組トップコンビ退団の千秋楽、のぞさまファンの母にあれこれ手を尽くしているうちに、
知らず知らずのうちに、宙組は…と思ってしまう自分がなんだかしんどくなり。
仕事の詰まり具合と閉塞感と焦りがなかなかの状態で追い打ちもあって、
関ジャムに気持ちが回らなかったのだけど。
やっと昨日の夜中、観ました。TVer、ありがたし。
最後に覚醒すべきメンバーは自分だった、と折にふれ語っていた北山さん。
グループとしてのありたい姿に、どう自分は折り合いをつけていくのか。
自分の「好き」と、グループならではの「個人」の葛藤と、グループの方向性、と。
北山さんは「仮面」と言っていたけど、コメントのひとつひとつが、
経験してきた人ならではの説得力と率直な思いに満ち溢れていて、
そんなに素直に語っていいのか、ワイプの表情に出していいのか、脆さみたいなものが
五十路近くなってもまだなお変わらずに彼にあることに対する変な安堵感。
感覚的な、キャッチ―なことばを「どういうことかって言うと」と具体化してくれる姿に、
ただただ、
「いい」
と観入ってしまった。
歌を触り続ける、と言っていたけど、その課題とすることに向き合うというより
もっと生々しいというか、自分の腹落ちを是とする感覚がいいなと思ったし、
関ジャニがグループであり続けるために、メンバーから提示された方向性に、
なんとか向かっていこうとするそれぞれのメンバーへの視点に愛情があって
(厳しく聞こえてしまうかもしれないけど、ということも含めて)
決して先輩面でもない、「歌」とそれを取り巻くすべての環境に挑み続けている
「同志」というフラットさがよかったな。
本当にグループとして活動していくことの難しさをしみじみ実感。
自律と自立、他者を見捨てない見過ごさない、他者と関わり続けること。
あらためて、そんな背景を経て届く声そのものもだし、歌も、大事に聴きたいと思ったよ。
触りつづけて、できなかったことができるようになる、その成長を
いつまでも観ることができるのは本当にありがたいな。
初の無観客ライブ配信「ライブハウスからハーモニーを」。
坂道を決して立ち止まらずに上り続ける人たちだから、この非常時も
ブログやトーク配信も、様々なコンテンツで楽しませてもらってきたのだけど、
やっぱり、歌う姿をみられるのが一番。
自分の部屋にビールを持ち込み、現地から配信が始まったら
以下、ライブ中にメモしたことを織り交ぜながら…
G25のロゴが映し出され、配信が始まりそこがBillboard東京と気づく。
どこのライブハウスなのかな、とは思っていたけど素敵!
ハイスツールに腰掛ける5人の傍らのテーブルに置かれたフラワーアレンジメントが
それぞれのカラーで、いつもよりお洒落な空間に。
ジャケットにジーンズ、インナーは白系シャツまたはシャツで
カジュアルにまとめた5人。
「NEVER STOP」からのオープニング、5人の声が重なった瞬間、
なんともあたたかい満ち溢れていく気がするよ。
5人がスナップして、ヤスが目を閉じていい歌顔していて、
てっちゃんに二カッと笑われたら、もうね。
もしかしたら途中で中断せざるをえなかった「G25」と同じく
ライブハウスならではのアレンジ、坂ちゃんのリズム&ゴング入り。
勢いを止めることなく「いろは2010」になだれこみ、バンドメンバー勢ぞろいで
画面越しなのに感じる音圧とか、もう最高。
隣の、全身全霊サカイさんをみる北山さんのうれしそうな顔も最高。
メンバー紹介から、「アップテンポから少しゆったりとした曲を」と。
流れてきた「風をつかまえて」のイントロで落涙…
あのセルゲイツアーの夏に一気に戻された気持ち。
涙もろい私、ライブ観たら泣けちゃうだろうなー、なんて思ってはいたけど、
スイッチはどこで入るかわからない。
「永遠に」はイントロから歌い出して、アカペラになるアレンジ。
いつもの定番も、いつもを超えてくる。
歌い続ける彼らの心意気は、いつも通りなんだと思うんだけど、
そこに日々加算されている表現力であったり、のどの強さであったり、
見えない積み重ねがあるから、いつもができる、いつも以上なんだと思う。
そして流れてきた「東京スヰート」。
・・・いつ聴いても、いつも聴きたかったと思わせてくれる曲だよね。
21世紀に入ってからずっと、ゴスマニアにとって大事な曲なんだ。
カメラ越しのカメラ目線の北山さん。
このアングル、G10思い出す。
でも歌うときのしなりは、いつの間にか高音の声量のしなやかさに変わっていて
電気オフ、膝を抱えて、モニターにうつるステージ上の5人を観ながら
もう15年くらいになる、ゴスに出会ってからの時間が走馬灯。
「今」が一番いいねと言えるひとたちだけど、これまでにも本当に素敵なライブは
ライブ配信、ほんとに最前列なんだけど、その場にいたい。
5人それぞれ、音がつきぬけてくる感じ。
すごい、配信なのに、すごい。
画面越しでもあなたに歌いかけていたいから
もう離さないから
やだわ、ますます涙脆くなってきているところに、これは反則。
この3曲、聴きごたえがありすぎて、この時点で聴いているこちらが
かなりの体力を使った感じに。
「風をつかまえて」は中止となった苗場のステージからセットリストに入るはずだったそう。
真冬の苗場で聴く、25度の曲、春を待ちわびる気持ちになっただろうな。
春シリーズのセットリストも聴いてみたかったな。
「おうちからハーモニーを」の秘話あれこれも楽しく、
毎回の準備・リハとあわせて、ミーティング中とかも公開してほしいくらい
仕事に活かせそうな色々が詰まっている気がする。
その中の一節ハーモニーから2曲、として
「Moon glows(on you)」あらためて聴くと本当に心地いい曲だよねえ。
カットアウトにおお!と思っていたら「Love me!Love me!」あまーい!
走り気味?と思っていたら実は…というのが最後のご挨拶で、北山さんから
「一音下で音取りしちゃった…止めてやろうかと思ったけど」と。
「なにー!」とサカイさんが速攻つっこんでいた。
コールアンドレスポンスは都道府県別!
もう配信になくてはならない、ホワイトボード大活躍。
そして都道府県番号好きだな…(笑)
ホワイトボードにこそっと顔を出しているかんしゃくもちくん!
酒井さーんに「うにゃうにゃうーにゃ」されていた近畿あたりの皆さんいいなあ~
そしてまさかの北山さんがダンス☆マン的なへーいへいへいへいへいへいへいからの
魂のフレーズ交信(笑)何を試されてるのか四国九州の皆さん…
そして灼熱ではないものの後半戦へ。
今回は、ソーシャルディスタンスにも気を配って、座ったままなのでしょう。
キープできれば、歌にも集中できるという選択だったのかもしれない。
そして「愛の歌」!!
画面越しでも!なりきりゴスペラーズ!
てっちゃんが嬉しそうな顔で言うから、こちらもついつい破顔。
誕生日9〜12月はサカイさんパートでね。気持ちもこめて「ラララ~きか~せて~♪」
みなさんだけでって、様子のおかしな(笑)映像が流れていたけど、
でも届けー!!とばかりに、こちらは歌っておりましたよ。
両手も振っちゃう、リモートハーモニー!
さっきの魂の交信もあながち間違いではないというか、
きっと彼らには、いつかのステージで聴いた、あのときの歓声や
客席だけで勝手にハモッていくあの感じが、きっと脳裏によぎってくれていて
聴こえていたんじゃないかな。
心に届いていたなら何より。
「恋のディスタンス」ってメモにあったんだけどなんだったっけ…
ご一緒に手拍子など!と始まった「It's All Right-君がいるだけで」も
嬉しそうに歌う5人の姿を観られただけで幸せだわと思ったり、
また、各地の街に行けることを信じて、というメッセージからの「まっすぐな橋」には
同じようにまた我が街に来てくれること、そして共に旅ができることを祈り、信じたい。
熱く、誠実な気持ちを聴かせてもらったよ。
もうこの曲も「永遠に」「ひとり」と同じくライブの定番「約束の季節」。
この曲も何度も何度も歌われて、すごくこなれてきた気がする。
そして、ここだけの話、タカラヅカで「すみれの花咲く頃」で歌う皆さんが揺れるのと
同じような気持ちになっております。
清々しく爽やかな曲中、北山さんのリード中にサカイさんが首をふって
曲に乗るのもめずらしく思えたり、「きっと きっと」を熱く歌いあげるてっちゃんの
首筋と口元に心の中で大拍手を送ったり。
野外ライブでも、ライブハウスでも、大ホールでも、ビッグバンドでも、
彼らの歌を届ける気持ちがまっすぐな歌詞にのって、どんな場所でも、どんなときでも
最高の場所で聴けたな、と響くのかもしれない。
「今日は今頃なら、大打ち上げ。一生忘れない日だよな」
てっちゃんの言葉にこちらも大きく頷く。
25周年の記念ツアーを、途中で断念せざるを得なかったことは本当に無念で
なかなかない決断だったと思う。
一方でこうして、その場には行かないけど、ライブの今を共有できるということも
ありがたいことで。
25周年、おめでとう、ありがとう、と千秋楽だったはずの彼らをねぎらう気持ちと
新しい門出を切った彼らを祝う気持ちと、両方。
リハの鬼に鍛えられたグループ、無観客だとしても、
本番のつもりのリハ、リハどおりの本番ができるだろうから、何の違和感もなくて。
さすがだー、ゴスペラーズ。
ご挨拶では、バンドメンバーを改めて紹介。
今日は参加していなくても宇佐美さんもステージに呼んでくれるの素敵よ。
ツアースタッフも来てくれているけど、本来の半分以下の人数だったそう。
本当に、人を集めて何かをやることの難しさを思う。
メンバーからのご挨拶も、それぞれ「らしく」て。
北山さんが「約束の季節」で下手から4人をみていて幸せだった…と言えば、
酒井さんはいきなり「フラワーアレンジメントが、自分のグリーンのカラーで…
草っぽい。ねこじゃらしでそよいでやろうかと思いました」と、
何の照れ隠しなの!!という。
黒ぽんは「お客さんの顔がみえてくるような気がした。やっぱライブ好きだわー」と率直に。
ヤス「長い25周年ツアーの代わりというよりは、初日のような気がしている」と。
わかる、思いがけず同じことを思っていました。
締めくくりのてっちゃん、
「配信にあたっては3つの会社にお世話になりました。そして、どことは場所は言わないけど
貸してくれてありがとう」と。
やっぱりね、こういうスタッフ、バックオフィスにも感謝を忘れない誠実さに
いつでもぐっとくるんです。ついていきたい。
「これからも、ゴスペラーズ坂によろしければお付き合いください」という言葉から
最後に「星屑の街」。
Billboardのステージは、大きな窓ガラスを背にしている。
普段は黒いカーテンでおおわれているのが開くかな、と思っていたカーテンが開いた!
お昼頃まで雨だったのに、夕方にはやんで東京ミッドタウンの夜景がきれいに広がる。
やっぱりもってるな。
星屑の街をドラマチックに演出してくれる。
夜景にピントから、本人たちにズームされていくのも素敵。
大丈夫。きっと歌い続けられる。
配信の終了後、ほっと安堵。
あああーーいいものを観させてもらいました!
ライブ配信後は、これもまた私たちの新しい生活様式なのか、
Zoomでオンライン打ち上げ。
配信の共有したりなんかしてね。
観ているみんなのツボを観るのが楽しかった(笑)
G25ツアーも中盤に差し掛かる手前で、コロナ禍で中断。
それぞれの街で、待ちわびている私たちもだけど
ご本人たちも、まったく先の見えないこの状況に、
それはそれは思うところが多々あっただろうと思います。
ただ待っているだけではなく、やっぱり届けにきてくれる人たちでした。
しかも5人で。
土曜日20時からの「#おうちからハーモニーを」
それぞれの自宅から、オンラインでつながるハーモニー。
もはや歌よりも、ライブのトーク部分抜き出しみたいなね。
映像つきのラジオ番組(by北山さん)、時代ならではのシステムだ。
とはいえ、彼らはいつでも前向きにあらゆるシステムをこれまでも
試行錯誤してきたからこそ、このスピードで届けてくれたんだと思う。
おお~その背景はいつもホームパーティの、とか
レコードの蔵、そこで聖子と向き合う時間があるの?とか
予告ではおしゃれなシーリングが回っていたけど、毎週本番となると白壁、とか
インスタライブと、おうちからハーモニーをと同じ部屋?テーブルの角度違い?とか
自宅スタジオって、その暗さなんだ!とかとか。
画面越しにみえる情報からその先にある生活を想像しちゃうよね、おうちだもの(笑)
でもね、毎週、5人がそろっている姿を見られるだけで
元気にわちゃわちゃ笑っているだけで、
そして、相変わらず力強いメッセージをくれることで、
もうね、なんというか、ただあたたかいものが流れる感じ。
ひとこと叫びます。
ありがとう、大好きだよ!
健やかに、彼らが思いっきり歌える日がはやくきますように。
昨晩のゴスフェスは本当に楽しかったなー、と
半年ぶりにブログを更新する勢いが蘇ってきた!
待ち望んでいた「Gospellers Works2」をCDではなく彼らの真骨頂のライブで、
作品だけでなく、そこに確かにある縁や思いや絆、関係性もひっくるめて
魅せてくれた場だったなとしみじみ反芻しています。
毎度のことながら、常に進んでいく5人の人間力、仕事力に脱帽です。
ゴスフェス、2019年6月23日day2。
4時間近くに及ぶライブ、とても良質なエンターテイメント、ショーでした。
これはday1も観たかった!
私がゴスペラーズにのめりこんだ2005年のちょうど今頃の季節から、
本当に長い年月が経っていて、どんどん経験を重ねてベテラン枠の域に。
それでも欠かさず、歌いにきてくれるというスタンス、
もっと喋っててと思うまでの面白トーク、
ライブに足を運べばやっぱり大好き!楽しい!うれしい!があふれてきて、
この5人を好きになって、好きなひと同士でつながって、
ずっとその坂道が続いていることは、なんて幸せなことだろうと思う。
条件反射のようにハモメロを彷彿とするシークレットゲスト(もはや同僚だと思う)聡元さん。
出落ちを超えて、「カルロス」と発する一言で一気にその舞台へ連れていってくれる。
広末ちゃんの決断にかぶる「ひとり」。
これぞこの曲の破壊力と愛情深さを知り尽くした小池さんの演出。
「愛してる〜♪」にこんなに大爆笑したことないもの!
リリースからの20年近く、いろんな人のドラマによりそってきた歌だと胸熱だったし、
観客の心の扉を開放して、鷲掴みにしていくのも流石すぎる。
中西圭三さんの「YOU and I」をステージサイドのソファに座ったまま一心にひとりハモるサカイさん。
隣でずっと嬉しそうにしていたてっちゃん。
青春の頃、すでにメジャーに躍り出ていた人との、自らの25周年での競演を
きっと誇らしく思っているであろうどちらのふたりを見て、こちらまで心の底からうれしかった。
それは、2日間の多彩なゲスト全員に対してもきっとそうで、これまでの縁と運の積み重ねが走馬灯だったんじゃないかなと思いを馳せました。
もうね、とにかく期待以上に楽しかった、あっという間だった。
ゴスの曲と過ごしてきた日々をふりかえりながら、あの時あの場所で聴いた記憶と感触を呼び覚ましながら、
笑ったり泣けてきちゃったりのライブ。
どの曲を聴いても、そのときのツアーや、初めて聴いたときの衝撃とか
たくさん思い出しました。
そして、いつも一緒にきゃーきゃー言い合える趣味友人たちとも、変わらずこうして祝杯を。
ライブ後のビールまでが、ライブです。
こんなに長いこと夢中にさせてくれてありがとう!おめでとう!
これからも坂道をついていく!
主に体力温存&何度も行けると思うな自分、一期一会に集中!と
どのライブも最近では2days参加をしなくなってきましたが、
久しぶりに「明日も彼らのライブを観たい、聴きたい」と痛切に思った高崎音楽祭。
ビッグバンドとの競演、今年も本当に楽しかった!素晴らしかった!
何かの収穫祭のような盛りあがり、と、てっちゃんが言っていたけど
その張本人に拍手と指笛を。
よっ、お祭り男!また来年!
絶対楽しませてくれること間違いなし。
以下、備忘録メモより。勢いで書いてるからなんだかもはやわからない(笑)
・GBBメドレー、テーマは「前に進まなきゃ!」
前のでいいですよというてっちゃんに対して笹路さんが言ったひとこと。
歌手の代表曲をメドレーでやるもんだと。かっこいい!G10を彷彿とした!
・アルバムの制作秘話
じゃろ?
オーマイガー無言のなんともいえない感嘆顔と仕草
アメリカ人ドーナツと が好き
すぐ写真とってアップを真似る北山さん
指定キーボードが違う事件
聞くー?
音楽レンタルドットコムで借りたらしい
うちにある!
キーボードはすぐに見つかったけどアダプターがない
汗かいてかついで戻ってきた
未使用、初期不良でなくよかった
アルバムはあのキーボードがなかったら完成しなかった
・「いろは2010」さすがの盛り上げ!「いっちゃってください、GBB!」
・「八月の鯨」泣けた。
・シングルを繊細なアレンジで、と「星屑の街」「ミモザ」
・紅白歌合戦で歌わせてもらった曲からのNHK関連、合唱コンクール曲「言葉にすれば」
・からの「In this Room」ふおお!振り付けガタガタしている~
・音楽祭だから、カバー曲も。
「1986年、おれと黒沢、中3」「ぼく、ランドセルです」
「シンディローバーってふしぎな人だなはわかってた」
上ハモの熱唱もみて胸熱。
「1976、おれと黒沢、4歳」「・・・!」
・「ここから何するかというとおしゃべりです」
・まさかのおしゃべりタイム40分
・夏の近況報告
・WAVOCコンサートで披露した「大きな栗の~」と「證誠寺の~」
・ベストアレンジ 「真っ赤な太陽」に次ぐといわしめた證誠寺
・また歌いたい←かわいすぎた
・進行にないことするなよ、というツッコミからすると会場に歌わせたのは想定外?
・おれたち歌いますんで
・身内なんで、付き合います
・はーい、はーい
・歌わない、応援して!だめだめ!
・という、作り込み秘話が抱腹絶倒
・大好きなプラモデル持ってきて、これからつくる小学生だった
・ニューアルバムから「ここまで限界だった、一節だけ」
・アカペラアレンジでもなく、素歌い!!「Sweetest Angel」
・コーラスの組み立てがよくみえた!
・特にアレンジなくむきだしで歌えるってやはり流石です
・一節といっていたけど、一番全部歌ってくれた!いやこれアカペラよいではないの!!
・さて、というところで北山がどっかいっちゃいましたけど。
・いなくなって…タオルであごのあたりおさえてたの。
・笹路さん迎える間、ずっと4人
・もんじゃいちごソース味の話、新鮮にリプライズ
・ひとりいなくなって、ひとり入ってあと何人足りないでしょう!
・教科書みたいなサカイさんに、てっちゃんがきゃっきゃ喜んでいた。
・とはいえ、北山が戻ってこないと心配するてっちゃん
・戻ってきたら、「血がとまらなくなって」と
・開演前、かみそり負けしてんのみてたんですよ!とヤス
・汗かいて囃してたらまた血が吹き出してきたと。
・血流がよくなったという汗先輩による大したことないよね的な〆め。
・汗先輩降臨
・タオル持ってやったら、とか北山さん気遣うサカイさんやさしかった
・笹路さんのピアノで「ヒカリ」
・聴くシチュエーションによって響くポイントや受け止め方がかわるのが音楽と人間の面白いところ。
・灼熱の後半戦
・「愛の歌」始まったらもう会場すっかりハモれている
・誕生日ごとの区分、9~12月、5~8月、1~4月うまれごとに三声に。
・「あたらしい世界」が本編最後。久しぶりに聴くとじーんとするね。
・アンコールでは「立ったまま聴いてください。・・・愛してる~♪」で「ひとり」
・入り方が男前すぎた
・北山さん来年吹くってよ!
・今日はきっと、てっちゃんじゃないたぬき妖怪がいたはず、終演後様子を見ておくとのサカイさん挨拶
前回の集いはまさかの落選で・・・
その前に観たのは、いつどこだったんだっけ・・・
久しぶりすぎて楽しみにしていたはずなのに
ドタバタで「リハーサルしています」というサカイさんのつぶやきをみても
え、何のかな?とピントずれたことを思っていたのですが。
やはりステージを観たら、歌声ののびやかさと温かさにぐいぐい引き込まれて、
身を張ったトークに笑って、あー好きだと心底思うころには、ほろりとしたり。
「いつものこと」が起きて、「いつも」を享受させてくれる彼らのクオリティに感謝。
自分の気持ちの定点観測にもなるね。
1.ヒカリ
2.You are my girl
3.HIT ME
4.ロコモーション
5.ローハイド~ベサメムーチョ~風に吹かれて
6.Looking for your love
7.Up,Up And Away
8.真っ赤な太陽
9.AIR MAIL
10.Forever&More
11.Silent Blue
12.約束の季節
13.Fly me to the disco ball
14.まっすぐな橋
En.FWFL
新曲からのオープニングから、苗場のラインナップ曲に沸いたところで、
「おれだよ、おれおれ」アンザイ先輩も登場して久々のメロスにタイムスリップ。
黒ぽんの走りに沸く場内。
名?司会者迎えてのキング・オブ・ゴスも久しぶりのジャージ姿。
ジャージ着たら抱腹絶倒が待っている、というパブロフの犬のように反応してしまう。
そういえば、このジャージも初お披露目は集いだったよね。
ジェニファー先生への愛を綴るちょいワル北山さんとか、
赤ジャージに眼鏡でサカイストたちを悶絶転げ回らせたとき。
もしも私がゴスペラーズでなかったらシリーズ最終章・ユタカさんの回。
何の職業とは明かさずに、この日がそのライブ収録日と。
認定されるかの試験でもあります!という中でアンザイもとい聡元さんが
「・・だから今日ピリピリしてたんですね」とぼそっと言ったのが笑えた。
サポートの先生も出てきて、お見事バック転。
集い初日のこの日だけの特典だったとのこと。
7月発売のシングルで全貌が明かされるとは、お楽しみを焦らすねぇ。
聴けば聴くほど、メロスの舞台で歌われている曲たちは本当にいい、とかみしめました。
「どしゃ降り'64」も聴けたら嬉しかったんだけどな。
しかも苗場の投票ランキングで惜しくも21位で歌われなかった「AIR MAIL」!
切々としたメロディと、綴られる女性目線の詩が何年経って聴いてもいいなあと思う。
「白紙の二枚目に折り込んで」というのが大好きなフレーズ。
女性のひととなりが伝わってくる、素敵なつむぎ方。
この頃の曲のコーラスは、込み入っていて味わい深い。
そして「Forever&More」と「FWFL」をまた聴けて嬉しかった。
苗場、最前列で浴びた柔らかい音と刺激的な音で歓喜興奮したのを思い出す。
そしてあまりの近さにとらわれて、意識がとんでしまっていたこと多数。
あらためて、今の声で聴いていい曲だなあとほろり。
そしてルーパーくん登場以降、かつての複雑アカペラ再演機会が増えて嬉しいこと。
いつでももっとケンカアカペラ系は演ってほしい!
まっすぐな橋、聴くときの心持ちですごく揺さぶられる。
旅立ちのときを迎えている自分と、送り出してくれるみなさんからいただいた言葉や気持ちを
重ね合わせて、ほろりとしてしまう。
この曲を聴くときは、いつでもそれを思い出すことだろう。
以下、終演後の走り書きメモ
・まさかの前説
・銀色カード76000番台
・幸せの青い封筒よく知ってるな
・「You are my girl」跪くシーン、座るの?座らないの?微妙なにじりより!座ったー!
・いつでもへんなとこに意識がいってしまうのよサカイストは。
・てっちゃん足ぷらりとさせてるー。
・てっちゃんしか目に入らなかった苗場、てっちゃんの隣というかセンターはサカイさんだったんだ!と目から鱗
・ゴスマニア全員で「だから好き!」
・MCまさかの口切りがサカイさんでおおうと思う。
・2年ぶりの国内集い、2年ぶりは何をしてたかというと…
・「2年ぶり?2年前ね」
・北山がおじいちゃんだったり、一線超えてエリカさんだったり。
・笹路さん、バリケンさん紹介ののち「以上7人でお届けします」
・に、上手から「ハ、チ♪」と言いながら登場。
・途端にハモれメロスの世界、アンザイ独壇場。
・誰、誰とみんな何のこと覚えてない感じだけど、あん時は悪かったなと全員に行って回る。
・メロスが走って思い出す「アンザイさーん!」
・久々ランニングマシーンも登場。
・2時間半を15分でダイジェストできるって、やっぱり彼らの間とカンがいいんだなーと思う。
・チケット破っちゃうの、当時より生まれたての子鹿並みやりすぎ感さえあったのによく笑わずいけたよ、みんな。
・生公開録画のコーナー、今日だけの特別。
・バック転に43歳で初挑戦。北山さん曰く「見たことない顔と背中してた」
・ピリピリモード解除された、そのあとのヤスが声でかくてうるさい(笑)
・早口ではウィスパーになっていたけど、元気でうれしいわ。
・ジャージで登場の際、衣装のシャツのままジャージを重ね着していた模様。
・ジャージ上着脱いだ姿を想像するとぷぷっと。
・ジェスチャー見ている4人は見るのに夢中になってるもので喋るのもつぶやきレベル。
・マイクで拾うように!あなたたちプロなんだから!とアンザイ改めコーチに叱られる(笑)
・新春シャンソンショー少女歌手シャンソンショー、早口言葉は一体感というかまさに五人組制度。
・ジェスチャーしりとりは、
豊洲→スカンク→車椅子→すいか割り→りんごあめ→めがねのつる→ルービックキューブ
・罰ゲームは全力でほめる
・ぐだぐだになるの込みで、ほんと面白い。
・抱腹絶倒ここからすぐ歌えなきゃだめだ、と立ち直りの「Up,up,〜」と「真っ赤な太陽」
・GBB音源での「Silent Blue」「約束の季節」「Fly me 〜」
・その年の活動ダイジェスト玉手箱のよう、高崎音楽祭行けなかった方もうれしいね。
・行っちゃおうかなとはご本人から聞いていたてっちゃん、10月?秋頃に社長から「ムラカミ、由実さんきてくれるぞ 」
・結構前からスケジュール決まっているんだなーとぼんやり思う
・しかしてっちゃん、集いの内容が全然思いつかず決まらなくてどうしようと思っていたとき。
・1月のヤスのソロライブ観に行って「いた」と思ったそうで。
・「どおりで急だなと思いました」
・スケジュール前々からでなくとも快く出ていただけてよかったね
・リハでもバック転できていたそう。
・昨日もビール美味しかったけど、今日はもっと美味いだろうな!
・いいねえ、そうだよねえ。思う存分飲んで!
・笹路さんキーボードでの「Forever & more」
・てっちゃんの歌声に泣けた
・その時で感じとる歌詩は違うけど、「うれしい くるしい 胸の奥でいくつもの声が そのすべて抱きしめ歩いていくんだ」
・号泣ポイント
・音に負けないように歌うてっちゃんにまた後押しされる
・ルーパーくんはルーちゃん呼びで、ルー師匠登場
・トゥゲザーしかでてこない言ったのに藪からスティック
・さすがだわー
・ルーちゃんにふきこむ間、ガン見してました。
・苗場で好評だったこちらを、と「FWFL」
・片耳モニタが色っぽい
・曲の持つ色気に、彼らが追いついてきたよねという実感
・「まっすぐな橋」すぱーんと突き抜けてくるまっすぐな声
・「もうすぐ夜が明ける」最後の音の揺らぎ、トリルにあわせて指がピアノ弾くように
・「ヒカリ」はとてもいい曲なのだけど歌詞が元々英語だったからなのか。
・薄さを感じてしまうんだよねー、ということ話せてなんかしっくりきた
・じーんとくる度合いで考えたら、やはり日本語つよし。
・次のアルバムに向けて曲がたくさんできているそう
・連日のスタジオ作業、もう少ししたらお知らせあるとのこと!楽しみ!
考課時期の問い合わせで、一日中鳴り止まない電話とメールに
すっかり疲弊した10月20日金曜、22時すぎ。
MyiPhoneを手にとったら、趣味友人たちからのLINE通知に異変を感じる。
もしや!もしやなの?!
公式HPの「酒井雄二からご報告」という文字を目にして
あああ、ツアー終わったらこういう感じがあった!と思い出して
なんだか油断していた自分に気づく。
というか、なくはないんだろうなと思いつつも、ひとりでいることを
選択しているのかなと勝手に思ってもいたんだ。
サカイさんが入籍。
サカイさんが、入籍。
・・・サカイさんが!ついに!
このお報せにひとりデスクで思わずほころんでしまったのだけど、
急激に血圧が乱高下しているような感。
首のうしろがドクドクして、心臓のあたりがさわさわして。
いつか来るとは思っていたけど、来ないといいなとも思っていて、
まさかこんなにぐったりした状態で聞くことになるとは…しばし放心。
でも案外大丈夫・・・なような気もする。
「10月17日に入籍しましたことをご報告します」というのを目にした瞬間、
デスクにあったカレンダーで大安なことを確認できたもんね(笑)
ちょっとツイート遡ってみたものの、とはいえ今の私のアタマじゃ空回り。
いやいや、まずは仕事片付けねばと必要最小限やって、帰宅の電車で
ご報告コメントを味わいつつ、ご本人にもお祝いのメッセージをお伝えする。
なんだかとてつもなくさびしいのだけど、でもおめでたい。
…おめでたい、といいきかせる。
人生の伴侶、かあ。
言葉の選び方がどれも酒井さんらしい、と思ったの。
読む側の気持ちがさざ波レベルに落ち着くように配慮されているというか。
ファンも立てつつ、奥さんになる方のことも大事にされているなあ、とじんわり伝わってきた。
荒れ狂わないけど、でも。
顔で笑って、心で泣いて、の心模様は、今回はお天気雨どころじゃすまないな。
だって人間として好きなんだもの。
12年前、歌声に魅かれて、そのバックボーンや人間性の魅力、
チームにいることを誇りに、そこへ発揮していく才能の虜になって。
私が目にできるアーティストとしての姿への憧れなんだけど、素直にお祝いだけでなく
さびしさも切なさもやるせなさも焦りも嫉妬も感じるわけでさ。
折しも現在、大型警戒の台風21号が接近中。
心象風景としては、こちらが近いか(苦笑)
私的に今期最大の台風だよ。
確かに健康診断では一番健康である、と言われたとのことだったけど、
北山さんのことがあってから、誰かがそばにいてくれたほうが安心ではとか
寝食忘れてのゲームとか、パンやおやつへの心配とか、思うところはたくさんあったし。
ご実家に帰ってもきっとそんなお話も多いのでは、とか想像したり。
フェイスパックは誰からもらったんだとか、なんでクレンズジュース知ってるのとか
アイス二個入り?とか最近よく片付けしてる?とか今思えば合点のいくことも多く。
G20の時の「気乗りしない新郎風」の姿を彷彿としつつ。
あれだけ忙しくても、酒井さんも人生をちゃんと決めて歩んでいるんだ。
支え、支えられる人がいることは、本当によかった。
一風変わった生活スタイルにもみえるけど、その生活にjoinさせるってなんかすごいことに思えて。
つかれたり困ったりしたときに肩を貸してくれるであろう、
そして酒井さんが守りたい、共に歩みたいという波長の合う方があらわれたことは素敵なことだ。
そんなことを考えながら、帰宅したら母が待ち構えているんじゃないかと思いつつ
でもなんだかこの件をすぐに口にする気がしなくて。
ビールは口にしたものの、なんだか進まない。
やー、もうこれ失恋したときと同じじゃん!傷ついているじゃん!
と己につっこみつつ。
知っていたのか、ほんとに知らなかったのかわからないけど
何も触れずに、でも「私も飲むよー」と晩酌には付き合ってくれて。
様子は変だ、とは伝わっていただろうな。ありがとう。
眠る前に、もう一度お報せ読み返したら、やっとひとすじ涙が出た。
でもそれでおしまい。
何はともあれ、酒井さんが選んだパートナーと、共に末永く心身健やかに
過ごしていけますように。ますますよい人生でありますように。
それがゴスペラーズのチームワークにもよい影響があって
魂揺さぶる歌を、CDやライブで届けてくれることを応援しています。
…でもひとつ言っていい?
12月6日にSoulRenaissanceツアーの完全収録ブルーレイ出たら…
アンコールの2曲「reborn」と「誓い」聴いたら号泣しそうです、わたし。
うわーーーーーん、おめでとーーーーーう!!!!!
2017年10月8日(日)の公演に行ってきました。
群馬音楽センター、こちらの階段のフォルムが雰囲気あって素敵です。
2016年2月の苗場公演でのGBB=ゴスペラーズビッグバンドとの初共演は
北山さん不在で寂しさはあったもののあふれる音の豪華絢爛さに満たされ、
同年9月に高崎音楽祭で再演&北山さんも満を持して歓喜の競演。
5人揃ってのビッグバンド、高崎音楽祭も2回目です。
ビッグバンドの華やかさにこちらの目もキラキラしてしまうけど、
何より贅沢なビッグバンドスタイルに喜んでいるのは自分たちです、とてっちゃんが
ご挨拶で言っていたとおり、ゴスが自分たちの曲が鮮やかに彩られていくのを
楽しんでいるのがよくよく伝わってきました。
感情を楽器にのせて表現できる力ってすごいなーとつくづく思ったし、
もちろん歌もだけれど、揺さぶられるよね。
GBBに触れると、金管楽器やりたくなります。
あとものにできなかったマリンバをやり直したくなったり。
GBB定番になりつつあるあの曲やこの曲、今年は何を演ってくれるかな…と思いつつ
一番に聴きたい、と思いついたのはやはり「残照」。
苗場で聴いたとき、ヴォーカルと楽器のぶつかりあいに腰が砕けそうになったのでした。
そのあとにきた「街角」で心の扉全開で涙の洪水になったんだよなあ…
こちらは音が優しくてひたひた沁みた思い出。
そんな思い出走馬灯ながら、わくわく登場を待つ、overture。
下手からの登場順、いつも通り酒井さんからかな、と思っていたら北山さん。
GBBとの競演時のお衣裳定番になった焦げ茶のスリーピースに蝶ネクタイ。
拍手と歓声のなか、北山さん先頭に並んだそのナナメ隊列は!ハミングは!
見ただけでわかるマニア度90%占めの客席のどよめきの中、「SING!!!!!」からのオープニング。
あーなんだか久しぶりです。
音楽センター、古くレトロな建物だけど、2階席での音響もよくて。
全員のクラップで会場揺れそうな盛りあがり。
その熱からの「Fly me to the disco ball」へ。
笹路さんのアレンジ、「follow me 踊りおどる頃に~」のところスタッカートで
5人のコーラスを際立たせるところがよかったなあ。休符好き。
それでいて、サックスソロ吹き上げ、ピアノの装飾音多めもかっこよすぎる。
音が盛りだくさんで泣きそうなくらいHAPPYで、凄い。
この曲の持つキラキラパワーに、さらに上乗せちゃうって、凄い。
2days満員御礼の喝采のなか、自己紹介。
この日のMC進行はてっちゃんがメイン。
村・高校生の頃だるま市で買っただるまを今も大事にしていてまだ片目を入れていない
安・釜めし食べました。(←この言い方がかわいかった)
酒・自分もだるまよりは食べ物のほう
黒・どこでもカレーを食べます
北・好きな食べ物はこんにゃくです
一部群馬関係なし…ですが、パーソナリティをよく表していて良い。
今年の高崎音楽祭、このゴスの2daysがフィナーレだったそうで。
「トリという立場を与えられると急に威張っちゃう」というてっちゃんに他4人が
なんだそれとわいわいつっこみを入れる。
黒ぽんが「村上は横暴じゃない、昔から威張ってただけ」と
ぼそりと微笑みながら言ったのがツボにはまり苦しかったわー。
前口上の妖艶さもたたえつつの「いろは2010」。
年号入っているとこれも苗場で初めて聴いてから7年も経つんだ…!と思う。
「終わらない世界2009」とかね。
この曲は本当にみなさんの超絶技巧をたっぷり魅せて聴かせてくれる。
「言ってみな、吹いてみな、GBB!」からの各パート音にぞくぞくする!
オーケストラのような繊細な音もビッグバンドの魅力、と代表曲へ。
「ミモザ」「約束の季節」
のびやかな楽器の音と、それに呼応する5人の声。
どちらも揺れる感じとトロンボーンの音が心地よくて。
曲のイメージ、MVからきているものだけど、ミモザは黄色とやわらかな光のベージュ、
約束の季節は草原と青い空が広がっていく感じが気持ちよかったなあ。
そして意外だったのが「あたらしい世界」。
これもなんて久しぶりに聴く曲だろう。
初期を彷彿とするハーモニーも、徐々に盛り上がるハモリのほうを口づさむくらい好き。
ギターの音色もやわらかくてあったかい。
多彩なジャンル、世界中の音楽が一堂に会するこの音楽祭にふさわしい曲を、と
「True Colors」。最初のサックスの心の音の厚みにぐぐっとひきこまれる。
淡々と、でもメロディアスに。
英語詞の急にくるツボというか、サカイさんの「Don't be afraid」の「ふれ」音に
ふわっとなりつつ。内面を見つめつつ味わいました。
間髪入れずの「After the Love has gone」。
おお!ビルボードでは聴けなかった出だし!フルコーラスに泣く。
やっぱりデヴィッド・フォスター印というか、流麗なメロディーにGBBの楽器が
それぞれに情感たっぷり。ひたひたと潤されていく名曲。
ここで一旦、GBBのみなさんは退出、MC。
群馬ご当地ネタで盛り上がったのはここだったか。
ほぼ大多数が県外からいらっしゃっていることがわかったものの
先日のケンミンショーで伊勢崎ではもんじゃにいちごシロップをかけるって何!と
てっちゃんが客席相手に荒らくれたもので、サカイさんが
「お客さんも意外なんだよ、サングラスかけた男がケンミンショー観てるって」
早稲田のとんかつに板チョコはさんで揚げている学生ソウルフードの話も
飛び出しつつ、うん、ほんと飛ばしてた(笑)
シンガポールで食べたサバの塩焼きがうまかったとか。
ニューヨークで飛行機乗り遅れ事件の夜に食べたあじのたたきが美味しかったとか。
ほっとする食べ物がおいしい、みたいな流れ(byサカイさん)のてっちゃんに
「昔はそんなじゃなかったのにな」とぼそり黒ぽん。
「激辛を食えるやつがえらいんじゃ」「おまえの餃子だと思うなよ」とか恫喝してたと
口々に爆笑するメンバーの中にあって「みんなよく入ったよね、このグループに」
やー、面白かった。
こんなにわいわいやっていて、歌うと一気に聴かせるってほんとずるくないですか。
WAVOCのアカペラコンサート、SOULPOWER、シンガポール・香港での公演と
夏のたくさんのイベントでこんな曲を歌ってきたというエッセンスをお届け、ということで
「あの鐘を鳴らすのはあなた」。
いつかの世界遺産劇場、高野山で鐘がちょうど鳴るタイミングで歌い終えるという
にくい演出を思い出しつつ。(私は現地では観ていないんですけどね、TVOAで)
そしてとても懐かしい、ノスタルジーを感じる「未来」。
私が2005年から聴き始めた当時、さかのぼって聴いて北山さんワールドと
位置づけていた、ぽつんとしたせつなさみたいな。
それが20年近くたった声で、また目の前に現れても色褪せていなくて。
息をひそめて聴きいりました。
「ひとり」を歌い終えたあと「・・・恫喝してたって言われたもんなー」と
てっちゃん。「聞こえないようにーっ!」と絶叫してた(笑)
反芻しながら歌っていたんかい。
笹路さんを呼び込んで、高崎トーク。
‥になるかと思いきや、意外に笹路さん幼少の頃だけであまりなじみがないご様子。
笹路さんのピアノだけでの「Liquid Sky」。
・・・贅沢〜。
まさか聴けると思っていなかったから、うれしくてほろり。
こちらは歌声だけでGBBに負けない迫力、底力。バラードだけど力強い。
ハーモニーがむき出しになる感じがあって、それにまた揺さぶられるんです。
心細い時期に、寄り添ってもらった曲ということもあって、
いつ聴いてもじんわりしてしまうんだけど。
「ニューアルバムからお届けしました、Liquid room」「…!」
歌い終わりのてっちゃんの一言で涙がひっこんだ。会場揺れた。
skyからroomに随分ちっちゃくなっちゃったよ!
メンバー総ツッコミの中、「絶対恵比寿でライブやってやる」とここに公約ひとつ。
ふたたびGBBのみなさんを呼び入れて、おひとりずつご紹介。
「Silent Blue」のイントロ・アウトロアレンジ、めちゃくちゃかっこよかった。
ソロは庵原さんだったでしょうか、サックスの流麗かつ緊迫感、ドラマチックで好きです。
何度めかの「金管楽器つよい」と思っていたところに「残照」。
きた!
ああもうこれが聴きたかった!
二番サビに至るころには心のダム決壊。
周年やラブソングセレクションやここぞというところで歌われるから
曲が育っているよね。
収録されているのは「FRENZY」だからもう15年くらい前の曲でも
今の声量と力量で歌い上げてくれるから、どんどんいい曲になっている。
GBBとの競演、活きる曲は多々あれど、この曲は1、2を争うと思う。
続いて「傘をあげる」。
「Singin' in the rain」をアレンジにはさみながら明るくポップにジャジーに。
ユタカさんすごい!と思った拍子変わりもさらりと歌いこなし、
傘をさしての手振りも健在。
かつてのツアーでは客席をパラソルチョコを配り練り歩いていたなんてエピソードも。
「大変だったんですよ」と言い捨ててたユタカさん、さすが(笑)
そして、いよいよ灼熱の後半戦へ。
初回のなにわsummitから早11年!
初開催のときの勢いとか、
野外ならではの荒削りざわざわ感とか、
カンカン照りからの豪雨とか、
てっちゃんの涙に全部持っていかれた感とか、
2006年のことなのにまざまざ思い出せる、すべてが殿堂入りの思い出たち。
夏~初秋にかけての恒例として定着したこちらのイベント。
「継続は力なり」と感じさせてくれました。
12回めの今年は、各組ともシンプルに洗練されており、
コラボまで含めてお約束も目新しさも程よいバランスでムダなく構成されていて、
観たいもの聴きたいものがぜーんぶ詰まっていたという満足感でした。
ゴスパートからの備忘録。
SoulRenaissanceツアーで歌いこんできたってこういうことだ~と
スイートもシャウトもありのSoul度合いが、絶対上がっている。
その場の空気を凌駕していく、醸し出すオーラと色気に完全ノックアウト。
なんだこのセットリストは!と生唾ごくり、
聴き入ってはなぎ倒され、立ち上がってはめくるめく世界に、
もはや息すらのみこめなくなるという。
暗転登場からライトを浴びて、椅子に座る光沢のある赤スリーピーススーツの5人。
椅子椅子椅子!
そこへ「インター’17」でのオープニングに悲鳴。
そうきたかーっ!
ツアーでは、インタールードとして本間さんのサックスリードに影コーラスで、
それもよかったのだけど、何よりてっちゃんの生声で聴きたいと思っていたのが
急に叶って腰が砕けた。
隣のなおちゃんの腕をひしっとつかんでしまったよ。
からの、「Deja vu」。悶絶。もはやへらへら笑うしかない。
先日のラジオ、Renaissanceツアーふりかえり総括回でのトークがどうにも思い出されて、
他メンバーの椅子プレイにあんなことこんなこと考えながら歌っているのかな、
気配で見ているのか?とついつい酒井さんを見てしまう。
とはいえ、この日はまた、ご本人もさらりと触れる指先の余韻に磨きがかかっていて。
えええーそんなにしっとり撫でられたら…
ちなみに、バックハグですよねの例のシーンね。
酒井さんが椅子にもたれかかった瞬間、女性を後ろから抱きしめ耳元で囁きつつ、
「オレの女に手を出すな」的な眼光をがしっと正面に飛ばしたのですよ…
オペラ覗き込んでいて、思わず怯んだ。挑まれた。
さらにそうつなぐか!とたたみかけられたのが、
ツアーでもこれ聴きたかったー!という「告白」。
(残像は15周年秋冬ダンス。しかしこの日はダンスなし)
イントロにそうきたかーと唇かみしめっぱなしの
「All night & every night」ふたたび!
もう見つめるしかない、メロウな世界にのけぞりながら。
ボーカルグループとしての矜持、ぶつかりあう声がもうひたすらかっこいい。
SOULPOWERのたびに、サカイソウルの新曲が披露されてきたけれど
何度もツアーで歌いこまれてきたこの曲が、ここに集うSOUL好きのみなさんに
届けられるのがなんとも誇らしいよね。
なんかねー、ラストに向かってどんどん5人の声も熱量を帯びていくようで
酒井さんがセンターで「♪今 抱き寄せて」と引っ張っていく歌いざまにも
ゴスの今を御見せしていますよ!という感じがしてね。
いやー、よかった。
自己紹介は
・機種変してスマホ中毒
・グループでと・に・か・く影が薄ーいことで有名
・ダンス☆マンの友達
というお三方は強烈に覚えている。
ようちゃーんと声がかかって、と呼ばれていますだったか。
スマホ肘と受けていたのが黒ぽんだったか。
「NEVER STOP」SOULPOWER仕様から再始動のCHEMISTRYを迎えての「ひとり」。
これもまたしびれた。
のびのびと曲の世界をそこなわずに歌いこなすふたりに、手加減しないてっちゃん。
それが何よりかっこよかった。
ただ上手いというのでなく、ぞくぞくしたよ。
みんなうれしそうにふたりを囲うように歌っていたのが印象的。
アカペラ曲を声一本、これだけ歌えるってやはり上手い…と実感してしまった。
定番だからこそ、ですね。
CHEMISTRYがシングル1位、ゴスがアルバムで1位を同週でとったという
2001年フィーチャーのセットリスト、と聞いて「告白」納得。
そして「東京スヰート」きた。
シングルに名カップリングありの金字塔です、この曲は。
そしていつでもライブがいい。
ケミと歌った「ひとり」のカップリングですよ!帰りCD買ってね!と
会場のみなさんに心のなかでお声掛けする。
ちょうど、席の横の上方壁にナナメに設置されているガラス窓があって
そこにステージが映りこんで、二階席から見えるような、ステージ上に広がる照明も綺麗に見えました。
ミラーボールが「…STOP」の瞬間に青く照らされて、
なんともいえない夜の静けさをそこに映し出した感じがよかったなあ。
てっちゃんの指先とあわせて、息をのむほどキレイでした。
これから生まれてくる命に、「聴いてる?これが彼らの歌だよ」と。
重なるハーモニー、北山さんのロングトーンの熱量が何よりのギフトだと思ったよ。
スイートソウルにあたたかな気持ちになったところで、
「灼熱の後半戦」という言葉が飛び出して、おお!と思わず立ち上がった「熱帯夜」。
久しぶりすぎて、ジャケットプレイにさしかかったところで「!」
そうだった、これがあるんだった、これやるのか!と思ったのだけど。
ジャケットのすそをさばいてから、順に背中越しに脱ぐところ!
迂闊、すっかり忘れてたっ
トップバッター酒井さんがばさっとやったところで、ひゃあああとなる。
G10の頃、30代とは違う腰つきになんていうかこう、
SOULならではのエロティック表現もsmooth&smartになって。
ちょうどラジオでR.Kellyの「Bump N' Grind」が取り上げられたあとだったので
ひゅーぅと思っておりました。
灼熱の後半戦はこちらの1曲のみでしたが、全体通して溶かされていたので
40分ほどの時間、とても濃密に満たされました。なんだこのセットリストは!
なんというか「歌わなきゃ」という曲はなくて「歌うべき」曲ばかりだった感じです。
90年代終わり、2001年当時のゴスと、2017年の今のゴスがどちらも
それこそ色褪せることなくそこに在る、向き合っているということが素晴らしき哉。
まだまだ観たいと思わせてくれる。
はああ、幸せ。
ほかのパートの備忘録。
・祝20周年、SOSがトップバッター。
TAKEさんの力強く、相変わらず聴き惚れる声でコール&レスポンス。
これだけで会場があったまった気がしました。
・もはや武哲の持ち歌にもなりつつある「Nice'n Slow」が甘いという言葉を超えた
きわどさ、ねっとりさ、さすがです。
・制作中のニューアルバムのテイストがわかるような曲で、とまさかの「潮騒」!
いやーーーーーこれ聴けるなんてっ
「あんなに好きと言わせたくせに」のほろ苦さがもうーーー絶品すぎ。
なにかが身体を劈いていくような。
・できれば「潮騒」を2スペリードで聴きたい。破壊力半端ないはず。
・CHEMISTRYを招きいれて「My Gift to you」
このコラボも本当によかった。ふたりを見つめるTAKEさんの目の優しかったこと。
・紅一点、Chay。ドラマの主題歌で聴いたことある!となったけど
ユーミンのカバー「12月の雨」とても丁寧に歌っていてよかった。
・「ほんのちょっとだけお付き合いください」、と本当にほんのちょっとだったダンス☆マン。
EW&F「宇宙のファンタジー」を乱暴に愛して「二中のファンタジー」。
ミラーボール二中のダンス☆マンのコーラスサポートは大宮二中のヤスオカユタカくん。
ふわふわタオル生地っぽいバスケットボール抱えて登場。高尾さんはどこの二中だったか…
・点呼されて「はい、元気です!」と答えたヤスオカくん。
埼玉県は出欠とるときにそういう返事をしていたそうで~ぴぐちゃんに聞いてびっくり。
・CHEMISTRY、紆余曲折はあったと思うけれど、再始動できてよかったねと思える
それぞれの声ののびやかさ、息の合い方。「Pieces of a dream」一緒に歌えた。
・ボス、マーチンさん。
「違う、そうじゃない」を聴けるとはうれしい!
コラボしたバリィさんスタンプ「ちがうちがう、そーやないけん」たまに使います(笑)
・初めてマーチンさんのライブを観るかた向けに代表曲をワンフレーズ歌って
あとをマイク向けられた客席が歌う方式で還暦ベテラン王様の威厳を示す(笑)
シャネルズ「ランナウェイ」、ラッツ&スター「め組のひと」、ソロで「ガラス越しに消えた夏」どれも名曲。
・野宮真貴さん登場に歓喜。
ピチカート・ファイブになんだかすごい衝撃を受けた20数年前を思い出した。
渋谷系女王、さすがのファー衣装も華やか。
待ち合わせソング競演「東京は夜の7時」と「渋谷で5時」!
・野宮さんの声、衰えずかわいいのだけど、マーチンさん含め、TAKEさんもゴスもケミも
とにかく声量のあるひとたちなんだと実感しちゃう。
消えちゃいそうで、あともうひといき、声のボリュームがほしいと思ってしまった。
・Chayちゃんも含めての「ラブリー」もよかった。
そして「スローバラード」も。歌うひとによって、こんなに色彩がかわる曲もすごい。
てっちゃんが出てくるんじゃないかと一瞬思ってしまった。
・お楽しみ「Soul Train」は今年もダン・コーネリアスが盛り上げてくれました。
・SOULPOWERから生まれたユニットをフィーチャーしたコーナー、
ベースマンズで登場した北山さんのダンスステップ、腰がはいっていてラテン風味だったわ。
・東京公演は桑マンさんが残念ながら体調不良で休演、ペッツとして歌うはずだった
「Curious」をめったに見られないであろうコンビ「武田と雄二」で!
これはこれで非常に贅沢な体験をさせてもらいました。
・しかしデュエットながら距離感ある感じが、さすが酒井さん(笑)
・コンピアルバム5にも黒ぽんセレクトで入っている「No One Else Comes Close」を
ゴス+堂珍くんでコラボ。これがまた切ない、夏の終わりの風が吹くようなコーラスが
心地よくて本当によかった。
・あらためて、20周年おめでとう!とスクープを盛り立てた「Sha la la」!
この曲まで聴けるなんて…感涙。
これはてっちゃんからの贈り物、全員で祝うのにこの曲もってくるなんてにくいね。
・こんなにあたたかい歌を、歌い継ぐなんて、泣けちゃう。
・TAKEさんが「てっちゃんありがとうー」と横から抱きついたの、本っ当にかわいかった。
しかもてっちゃんがにかっと笑いながら、その腕にぽんぽんと手を重ねたりなんかして。
いやー、双方うれしかっただろうな。うんうん。
・締めはもちろん「We Got Soul Power」
コンビで歌うところ、桑マンさんと一緒に歌うはずだった酒井さんに呼びかけるように
マーチンさんが飛び出して酒井さんにアイコンタクトとりながら歌ってくれてたのが
ひとりにしない感じがさすがだと思っておりました。
あれだけのメンバーが出演するイベント、関わる全員が認識されて喝采されるのって
すごいことだと思います。
スタッフさんにも、出演者にも、観客にも、感謝を言葉で伝えてくれる
村上リーダーは相変わらず素敵でした。
それでいて演者としてもバリバリ魅せるところは、勉強になります師匠!おつかれさまでした!
大変なのは重々承知、でも、いつまでも素敵なソウルトライアングル、
そしてそのご縁つながりのステージが続いてくれますように、と今年も願ったのでした。
21:30開演の2ndに行ってきました。
それがまたなんというセットリストでしょう・・・!
コンパクトに、さらりとその実力出してしまうお洒落感。
ビルボードライブならでは、の音楽を心の底から
演者も客席もともに楽しんだ空間、至福のひとときでした。
1.愛のシューティング・スター
2.Be Shiny
3.Silent Blue
4.永遠に~Unplugged
5.After The Love Has Gone
6.Just the way you are
7.True Colors
8.Street Corner Symphony
9.約束の季節
10.Fly me to the discoball
11.Isn't She Lovely
en.夏風
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番号からして、前回ビルボードと同じく端の前のほうなのでは…
という予想がドンピシャで当たり、前方下手側のお席にご案内される。
ステージの際というか、ステージに30度くらいの角度。
すでに並んでいるスタンドマイク、かろうじて5本見えるので
これならば、前回のように5人がひとりに見える現象はなさそう…という。
そして周囲の方のお話から、席後方にあるドアから登場するらしいとのこと。
六本木に来る直前まで対応していた案件や気がかりを一旦リセットするべくビール。
「大きいのでよろしいですか?」というお姉さんの問いに他の選択肢がわからないまま
「はい」と返事したら1パイントのが出てきました。うん、合ってる。
sちゃんはピンクレモネード。
開演まで、もやーん、てれーっとしていたのですが
直前、「しゅっ」という音が聴こえたの!
え、今のもしや?!
円陣がこのドアのうしろで?!とごくり。
気合入れの息の音?がドア越しに聞こえるだなんて。
「自らの心と書いて息!」というかつての名言をふと思い出す…なんて力強いチームワークなんだ。
バンドのみなさんがまずは登場。
カジュアルな服装に、かえってプロ、腕を感じるというか。
笹路さんのエレクトロピアノの一小節、ぽろろんと紡がれた音に
弾けるように「えっ」と思わず声が出てしまったわ。
愛シューだ!と思ったところにメンバーが入ってきて、
凛々しく先陣切ってくる酒井さん、続いて颯爽と尊大に通り過ぎていくメンバーの
その風をふんわり吸い込みつつ、ステージに見送り…やっと目が覚めた感。
光沢ある白スーツ&黒サテンシャツの衣装、靴もピカピカ。
最前列の方は、膝下しか見えないのではという隣接感。
狭いステージで、小さく前ならえ風に踊る5人。
イヤモニはなしでしたね。
歌い出したてっちゃんはにやにやしてくれていてこちらもにやにや。
華やかフィリーソウルサウンドとあわせてときめく!
マイクから引くように身体をひねるように歌うその姿、横からのアングルがなんとも眼福。
ああ、「離さない」歯ぐき全開でいい音が鳴っていたよ。
ステージには下手から村安黒北酒、と並んでいるのが
ほぼ真横から観られるって新鮮です。
5人が右側向いて、酒井さんの背中がみえて後ろに北山さん。
背中を見ながら歌うんだなー、とか思いながら。
その視線の先にあるものが自分も見えている不思議さ。
そして二曲め、「Be Shiny」
なんというタイミングでこの曲・・・という、ぐいっと戻されるような衝撃。
イントロが、シタール顔にアレンジされて素敵。
今日の空色、との歌い出しの涼やかさ、穏やかさ。
だけど凜としていて、日中のもやもやが洗い流されていくようです。
ビューネくんがいた、みたいな。
足を止めないでいくこと、すっと寄り添うように心配ないよと言ってくれる応援歌。
この曲聴きながら、「私、もっと自由になっていいな」とぼんやり思えた。
そのために頑張ること、捨てること、得ないとできないことたくさんあるけど。
選ぶ責任感、とりまくあれこれを巡らせていたら、気づけばつーっと涙が伝っておりました。
下手側からみて、酒井さんがいちばん奥。
ずっとその横顔をうすく眺めながら、聴き入っていたわけですが
頬に陽射しのキスを、とふんわりとしたエンディングで、
まさかのずいっと他4人の皆さんが前に出たもので、最後の最後で酒井さんが見事に見切れて思わず呆然。
酒井さんだけ、見えない…。
見切れのブルーーーーース!
ご挨拶のMCは人間ドックしばり。
あ、でも開口一番は黒ぽんだった。エルビス風なようこそビルボードライブへ!という。
黒ぽんから話し始めるなんて珍しいなあと思っていたんだ。
ビルボードライブ10周年にお祝いを添えて。
身長が伸びたてっちゃん、人生初の178㎝台。
おお!私も今年0.6cm伸びていたよ、161cm台にふたたびのりました。
ヤスは視力2.0キープしていたのが今年は切ってしまったと。結構見えているね。
黒ぽん、身長縮んだそうで昨年が人生最高身長だったとか。
北山さん、どこも悪いところないですねと首をかしげるお医者さんに
なぜその感想とつっこんだそうで。よかよか。
酒井さん、同じくみんなで人間ドックに行ったわけですが、と
終わったあと横になっていたら何かのはずみでFacebookでその病院への
チェックインだけの投稿をしてしまったそうで。
起きたら、大丈夫ですか、心配です、返事してくださいといったフレンドのみなさんからの
矢継ぎ早のコメントへの火消し対応に追われたという、なんともらしいエピソード。
「なるほどFacebookにはそんな機能があるんですね?」というヤスの
徹底したSNS離れっぷりを垣間見た。
てっちゃんにはいつもスマホ触ってばかりだからだとたしなめられてましたね。
三曲めはニューアルバムからと紹介された「Silent Blue」。
ポジションチェンジで、一番下手にはリードのヤス。
この曲をイメージした同タイトルのオリジナルカクテルが用意されていました。
このカクテル、すっごくあまーーーーーいの。
見たとおりの味といえば味ながら、最後にくいっとくる後味がなんだろうと、
ひとくちもらった開演前に話していたんだけど、ノンアルコールでオーダーした
nちゃん曰く「尋常じゃない」。
ほんと、甘さは全然サイレントじゃないんだもの。
化学実験かというまでにかきまぜてます。笑いすぎ。
もとい。
一番近いところで歌うヤスが常に退廃的甘美な目をして、ウィンクするは、
口元にあてた人差し指の指先でキスをすっと飛ばすは、というのを目の当たりにして
あーーこれだ!ヤスの甘さだ!ヤスのイメージカクテルだ!と
後味ヤスオカで自分的には合点がいったけど、いったい何の味なのやら。
あれ、こんなに目が合うものだったっけ、というくらい。
眼鏡していてもそんなにくっきりはっきり見えていない乱視ゆえ
たぶん合っている、という感じだけど、自分史上最高にヤスと目が合った気がする。
そして「永遠に」
アンプラグドバージョンが何より好きなので、久しぶりに聴けてうれしかった。
「どんなに遠く離れてもいつまでも」この詩があるせつなさが好き。
胸に響く~からの、マイクオフでの5人のコーラスがとにかくぞくぞくして。
近くで聴けたその迫力、いつまでも聴いていたいそれぞれの声。
こういうライブハウスで味わい尽くすのもいいよね。
ステージ横だったからなのか、5人の生声にピアノの音がかき消されていて
びっくりしたんだ。それくらいの音圧、ばりばりと受けとめました。
サックスの一小節で「…!」となった「After The Love Has Gone」
この曲もやってくれるなんて!
EW&Fの中でも一番好き、というかデヴィッド・フォスターのエアプレイ時代のを聴いていたときから。
これを好きなアルバムとして教えてくれたオメガの西原さんにはずっと感謝している。
オーケストラ、そしてビッグバンドとの競演以来でうれしすぎて涙がでかけたところでバンド紹介へ。
あら、もしや歌わないなんてことはない・・なかった。
さらりと入った酒井さんの「for a while」の発音だけでぐらぐらするなか
北山さんリード中の、せつないOh baby…とか。さらに伏し目がちときたらもう。
酒井さんの歌うbabyの中でもこれはかなりの絶品級だといつも思うんです。
ともに上位タイを張るのが「TIME STOP」。
低くおさえた響き、囁き系によわい。
we were scared、という囁きもね。うちぬかれます。
さらにたたみかけられる「Just the way you are」に「True Colors」。
そうだ、ビルボードライブですもの、というラインナップにときめきが止まらない。
「Just the way you are」は本当に久しぶりにきた!って感じで、ハモ騒動ツアーのあとどこかで一度聴いただけだったような。
酒井さんの英語詞に暴発続きのところに、てっちゃんの歌うher lipsのしなりっぷりに不意に掴まれ。
「True Colors」ではブリッジの黒ぽんと酒井さんのハモり、
黒ぽんの中低音に合わせる、上を歌うサカイさんの眉間ふりしぼり熱唱にしびれ。
ここは目を離せなかったなあ。
淡々と、でも根底にある情感の表れがライブならでは。
5人それぞれの声が「見える」近さ、
表情も含めそのパフォーマンスを間近で聴けるってホントに幸せ。
曲の最後、客席をも照らしたレインボーカラーの照明がとても美しかった。
ここでバンドのみなさんが一旦退場。
もぐもぐ食べている方と歌いながら目が合う、という北山さん。
何回かビルボードでライブをやってきてお客様も慣れてきた感じがあるとか。
ここはお食事も美味しいですからたくさんめしあがれ、と。
曲中でも注文していいんですよ、というオーダー見本をヤスが示したわけですが
指ならしてウインク飛ばして、カモーンと人差し指で、くいくいっと呼ぶ、
絵に描いたようなセクシーバブリーさを披露。
さすがユタカさん。あの倶楽部に出勤するときのアニマルコート着ているような幻想。
「えっ それで何が頼めたの?」というサカイさんの問いかけに
お店の方がふたつ、例のカクテルをステージにもってきてくれました。
なぜふたつ!とつっこみつつ(笑)1つでもなく5つでもなく。
あのユタカさんサインが「あちらの2人へSilent Blueをそれぞれに。ノンアルで」と
解読できるようになるに必要な鍛錬は謎。
その2つは北山さんと、酒井さんが受け取り、僕らもじゃあ乾杯しましょうかね、と
村黒安はそれぞれのステージドリンクのボトルを手に、
ヤスのあれですよ、というひそやかな「…soul?」に客席「ルネッサーンス」
初めての方は何がなんだかわからなかったでしょうね(笑)
やっぱり水じゃ美味しくないなーとヤスが大声でつぶやくなか、
ぎゅいーーーーーんと細い赤いストローで一気に青い液体をすいあげる肺活王。
うそだーそれそんなに一気に飲める味?という横で、ちゅーと淡々と飲む北山さんとの対比。
私から見て、サカイさんが持つその手とグラスのサイズ感がぴったりすぎて
中身の減り具合がよく見えなかったのだけど、わずか見えるグラスの底が氷というか
淡い水色になっていて、あと一息飲んだら音がしてはしたないといわれるレベルに。
お味は「あ"ま"い"」とがさついた声で答えた酒井さん。
大丈夫なのかな、そんなに一気に飲んで喉痛めないんだろうか。
と、いう心の声を代弁してくれたヤス。「結局毎回やったね、大丈夫?」
「大丈夫、これがもう千秋楽だから」
↑も、若干濁音気味。
一気に飲んでもゆっくり飲んでも舌が青くなってそうです。
計8杯(1杯1200円)を大阪・東京各公演で飲み干した酒井さん、
ノンアルコールだったので、終演後はアルコールのほうをいただきます!と
それがインスタにupされていましたね。
カバーに続いてはアカペラ「Street Corner Symphony」
これまた本当に久しぶりにシュワシュワ!っと。
セルゲイの頃だものね、もう10年。
熱くて夢中になるものがあった学生時代の、懐かしい風景を呼び覚ましてくれるような曲。
隣駅の近いようなでも遠いところに、同じ時期にいたんだよなーとしみじみ。
そしてこれまたお久しぶりのなりきりゴスペラーズ。
ここでやるんだ!という意外性。
下手側はヤスとてっちゃんについていく。
なんとそんな音で歌っていたのですね・・・というハモりが分解されていく
その楽しさ、それを共に口ずさむ喜びがあります。
音に不安を感じていたら「大丈夫、ついているから」というてっちゃんにきゃあああとなりました。
つられないように音をヤスの口元に集中して一所懸命追っているうちに、
上手側パートでは酒井さんが歌いだして、それがまたつられそうなまでに大声なもので。
「じゃあ、覚えたら口を動かしてみようかー!」と客席煽っている声も飛んできて笑ってしまう。
そちらに耳奪われると、笑うと忘れる!
ラストの装飾音まで客席もハモっていて、縦長のビルボードの空間に広がる音に包まれていく、
なんとも多幸感。黒ぽんがハモってる!と嬉しそうだったのも嬉しい。
さらにコール&レスポンスで、客席もヒートアップ。
ホールかというまでに声だしました。
さすがの一体感、どんな場でもホームにしちゃうマジックすごいね。
さわやかに「約束の季節」。この季節の定番かな。
2005年、ゴスにはまった夏によく聴いていたのを思い出す。
ここでポジションチェンジ。酒井さんが一番下手にきたよー。
もしかしたらこの曲も一緒に歌うかしら、と思ってしまうのはG20の影響かも。
気持ちよく、熟成されたバンドの音に身をゆだねながら、揺れて聴く。
そして「Fly me to the discoball」
この曲のイントロとともに、天井のミラーボールがキラキラとまわりはじめて、
なんかもうやられた!完敗!みたいな気持ちに。
こちらのビルボードライブバンドのみなさんのずしんと厚みのある音がほんとにカッコよかった。
この曲、音出さずに一緒に口ずさむと楽しさ倍増。
休符からのはじけっぷり、ミラーボールに掲げる手、間近で拝みました。
この曲でイメージカクテル作ったら、アラザン増量だろうな…
最後はこの場にふさわしいこの曲で、と「Isn't She Lovely」でまた陽気に最高潮。
そこに、ステージバックの粋なカーテンオープンときたら、もうもう。
正面から見ていたら夜景がキレイだったでしょうね。
そうそう、マイクスタンドをセットしたこの曲、
マイクをくっと設置して、スタンドをすいっとあげて、
スタンドに時折そっと指先添えながら歌うサカイさんの手つきが
最 高 す ぎ ま し た。
指長いなあ、とか、そんなに手の甲筋張っていましたっけ、とか。
物語る指先、手の表情になんか目がいってしまうんですよねえ。
ステージを去っていくのも登場と同じくで、真横を彼らが通り過ぎていくわけですが
なんかもうハイタッチ会のときの悪夢ふたたびというか「わー、おつかれさまでした!」
の声をかけてしまう自分のセンスのなさというか。
ラストの黒ぽんはハイタッチの手で通ってくれたのでどさくさにまぎれ合わせちゃいました。
しっとりひんやり。
アンコールの歓声と拍手に、再登場。
こんな至近距離、滅多にあることでなく、ドキドキ通り越してへらっとしてしまう。
けど姿勢よくしていて後でぐったり。
どうですか、カーテンオープン!とてっちゃん。
「東京好きー!ってなるよね」としなる姿が乙女だったわ。
昨日と今日の1stは夜景には早い時間だったから開けなかったそう。
この季節にぴったりの曲をとアンコールは「夏風」。
永遠に、というこのコーラス、包まれるようでせつなくてほんと好き。
サカイさんが一番近くで歌っている横顔眺めながら、
これまた2005年の夏、ゴスとの出会いとその頃を思い返しつつ聴きいりました。
好きになってよかったな、って。
私事、私たち事ですが写真撮っていいですかとてっちゃん。
バンドのみなさんとトーキョースキーな決め顔とおふざけモードそれぞれ指定で各2枚ずつ。
横からなのでどんな顔していたのかまでは見えなかったけど、楽しそうだったな。
カレンダーとかになるかなあ。会報用かなあ。
SOULPOWERにシンガポール、香港のアジアツアー、高崎音楽祭と目白押しの今後。
笹路さんが膨大な曲をアレンジしなおしされているとか。楽しみに待ってます。
去り際、先頭おつかれっした!っしゃあっ!という酒井さん、てっちゃんをひゃああ!と拍手で見送り、
手を出してくれていた黒ぽん、ヤス、北山さんと右手でハイタッチ。
本当に瞬きの一瞬、触れるだけだけど、楽しい時間をありがとう、という思いをこめて。
せっかくのお席なので失礼しました。
今の彼らならでは、の最新アルバムからの数曲、定番に、カバーにと、
その魅力がぎゅっと詰め込まれた極上の時間でした。
いい歌、たくさん聴けて大満足です。
果てしなく砂漠のようにかさかさだったんですが、ひたひたと満ち足りた
この潤い、持続させよう。