うまれてはじめて最前列というものを引き寄せました。
2014年の運はここにとってあったんだなぁ…
2014年11月22日、三郷市民文化会館。
よく観たなー、今回のシアトリカルツアー。ワタクシの千秋楽。
祝日出勤日だということをすっかり忘れてチケットとっており、
午前中は打ち合わせや移動しての面談だったのでライブに思いを馳せる間もなく。
いざ三郷、立川からぐるーんと武蔵野線でめぐりました。
テープ、今度こそはちゃんと投げられますように!
と思いつつ、顔にあてないように華やかに投げるには・・・なんてことを車内でシミュレートしてみて
やっとこさドキドキ実感。
15周年漂流記秋冬の沼津の恩返し、ご一緒したJちゃん。
いざ席についてみたら沼津で体験した分、あのときとは違う、「知っている」からこその緊張感がぐっとせまってきた。
いざ開演したら、カーニバルにのみこまれて夢中。
手をあげれば、なんだかいつでもハイタッチできてしまいそう…というくらい、
てっちゃんがかかげた手のひらすら近く見えて。
後ろに1000人以上いることを忘れてしまう。あれはほんとマジックかかります。
舞台上のあれこれを、オペラグラスなしにじっくり観ることができてうれしかったなあ。
息遣いとか、靴音とか、衣擦れとか、
そういう生の音を体感できるのが舞台のよさですが、
こんな風にゴスが役者として演じるのを観られるのはなんとも言い難いよろこびだなーとしみじみ。
カルロスのちょっと人の目気にしてしまうおぼっちゃん然としたところとか
でも、なんだかしたたかだけど一所懸命に素直に生きようと葛藤するカオルに
心動かされていくところとか自らの仕業を詫びるところはいとおしいですな。
おれも一緒に謝るから!と説得するも先に立ち去る「どしゃぶり’64」のシーン、好きです。
この日の一番は、「Promise」。
席番がほぼセンターではあったのですが、メロスと名のついたことも知らないであろう
カオルが下手で歌う分、自分をセンターに囲んで歌ってくれているような感じで。
5人が自分を囲むように歌ってくれたら、どこ見ていていいかわからなくて
照れくさいんだろうなーと
ぼんやり妄想していた、夢のようなことが、目の前で実際にあって。
ホールだということを忘れるくらい、独占している錯覚。幸せすぎ。
じっくり歌詞と、歌う5人の姿を追って、これまでが走馬灯のようでした。
この歌が歌いつがれるサークルってやっぱりすごいね…
正直なところ、「LAZY RAIN」とか「HIT ME」とかどうなるんだろう…と思っていたんですが
心配していたほどの衝撃なく楽しめました(笑)
ライブで観るのも最後になって、
「ローハイド」の馬のいななきをアンジーが黒ぽんからマイク受け取ってるんだ、とか
鞭の音もアンジーひとりでやってるんだと思ったらカルロスだったんだ!とか。
まさに一丸ステージング。
アンジーを仲間に迎えて、いい座組でしたね。
このチャレンジ、まさにゴスのビジョンを体現したものなんだと改めて思うんです。
リスペクトする音楽を継承し、音楽史のなかにある自分たちの立ち位置をふりかえり、楽しく歌い、歌う楽しさを広めていく。
それをさらにお芝居仕立てに、肩の力抜いて観客が引き込まれ楽しめるように出来ちゃうなんて、
やりきれるなんて素晴らしいことだよ。
素晴らしいー!(大事なことなので2回)
小池さんの脚本演出をもって読売演劇大賞とかほんとノミネートされてもいいんじゃないかと。
観終えた後の爽快感が心地よいツアーでした。
WOWOWさん、OAありがとーう!
映像として残ってほんとうれしい。
セットリストは初日神奈川公演のもの。
新曲「クリスマス・クワイア」がアンコールで聴けて、
多幸感をたっぷり浴びてまいりましたー。
ハモれ、テーブルクロス!
エアテーブル、エアグラス、エアクロス、
見えるよ、そこにあるものが(笑)
緊迫の空気も気合いもなにもかもすべてが完璧でお見事でした、サカイさん。
年始バラエティー隠し芸大会に出られる、むしろ出よう!
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