夢の羅列<梅雨の注意点>
夢の中で、
あくまでも夢の中で、私は自宅にいた。
自宅とはいっても、夢の中でのことなので、
今思い返せば、あれはどこか知らない家であった。
私がいて、知り合いの男がいて、もうひとり知らない大男が居間に立っていた。
大男と知人が言い争うのを私は聞いていたが、ふいに知人が
ロープを大男の首に巻き付け、締め始めた。
しかしどうも締め方が緩いようで、大男は暴れに暴れた。
どけ、と私は知人を押しのけて、
ロープを二重かつ緩み戻しのないように締め直し、力を最大に込めた。
二重にした効果は絶大で、大男は真っ赤な顔になり、息も声も出なくなった。
その時、二階から人の気配が降りてきて、私は
一瞬どうしようか考えたが、とっさに大きな声を出し、
それを音の煙幕のようにして大男の首を持って外に出た。
首だけ、というのも奇妙ではあるが、
ロープが巻き付いたままの首を持って私は外に出ると、その首を
車の運転席のシートの下に隠した。
ドアを閉める時に、いやこの暑さだから閉めると蒸れて腐り易いかな、
などとまるで鍋のカレーのような不謹慎なことを考えたが、
やはりイヌなどが臭いに集まることの方が不安で、しっかりとドアを閉めた。
暑い時期にはいろいろ注意しなければならないことが多い。
現実には私は人の首を締めたりはしません。
夢の中で、
あくまでも夢の中で、私は自宅にいた。
自宅とはいっても、夢の中でのことなので、
今思い返せば、あれはどこか知らない家であった。
私がいて、知り合いの男がいて、もうひとり知らない大男が居間に立っていた。
大男と知人が言い争うのを私は聞いていたが、ふいに知人が
ロープを大男の首に巻き付け、締め始めた。
しかしどうも締め方が緩いようで、大男は暴れに暴れた。
どけ、と私は知人を押しのけて、
ロープを二重かつ緩み戻しのないように締め直し、力を最大に込めた。
二重にした効果は絶大で、大男は真っ赤な顔になり、息も声も出なくなった。
その時、二階から人の気配が降りてきて、私は
一瞬どうしようか考えたが、とっさに大きな声を出し、
それを音の煙幕のようにして大男の首を持って外に出た。
首だけ、というのも奇妙ではあるが、
ロープが巻き付いたままの首を持って私は外に出ると、その首を
車の運転席のシートの下に隠した。
ドアを閉める時に、いやこの暑さだから閉めると蒸れて腐り易いかな、
などとまるで鍋のカレーのような不謹慎なことを考えたが、
やはりイヌなどが臭いに集まることの方が不安で、しっかりとドアを閉めた。
暑い時期にはいろいろ注意しなければならないことが多い。
現実には私は人の首を締めたりはしません。