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齋藤勝利さんの絵(中野ブロードウェイアールブリュット展より)
先日、中野ブロードウェイの階段にて。
この絵(展示ポスター)の前で私は動けなくなってしまった。
この方、齋藤勝利さんをまったく知らなかったが、
今では目が悪く、絵はもう描いていないらしい。
見ていると、
今からこの橋を渡ろうとしているかのような感覚に陥る。
下は川で湿気がある。
夏の夕方、羽虫が飛んでいる。
時おり通る車の排ガスの匂い。
私はどこから来て、どこへ往こうというのか。
下は川で湿気がある。
夏の夕方、羽虫が飛んでいる。
時おり通る車の排ガスの匂い。
私はどこから来て、どこへ往こうというのか。
この絵の中で迷っているのだろうか。
こんな絵、とてもとても描けない。
飾りや承認欲求がまったくないんだよね。
それでいて子供の絵とも違う。
いい絵、だとか、
素晴らしい、とか、
素晴らしい、とか、
芸術、だとか、
うっかり口にするのも恥ずかしい。
うっかり口にするのも恥ずかしい。
理屈じゃないね。
彼の中に「何か」があって、
その「何か」を私たちは絵を通して見るのだけれど、
その「何か」を私たちは絵を通して見るのだけれど、
「何か」が何かは、そうそうわかるはずもなく。
しかし私は足を止めた。
動けなかった。
動けなかった。
だから「何か」を感じたことは間違いない。
そういえば私のとても好きな画家の舛次 崇さんが(しゅうじたかし)
一昨年に急逝したらしく、
それを最近知って、とても残念な気持ち。
E V O L U C I O