イチョウの名前は葉っぱの形がアヒルの足に似ていて中国での名前「鴨脚樹(イアチャオ)」が転じたものとされている。
イチョウの別名でもあり実の「銀杏(ぎんなん)」は唐読みの「ギンアン」が語源。
他にも別名に「公孫樹(こうそんじゅ)」がある。
(孫の代に実がなる樹という縁起の良い木という意味らしい)
イチョウは中国原産の落葉高木。
花言葉はプラスイメージのものが多く、
「鎮魂」
「長寿」
「しとやか」
「荘厳」
「詩的な愛」
季語は、
花と芽が「春」
実(銀杏)が「秋」
落ち葉が「冬」
葉っぱはドイツやフランスに薬用として輸出されている。
薬効は銀杏(摂取しすぎに注意)と葉で、
糖尿病・認知症・老化防止・高コレステロール対策・アレルギー・狭心症・動脈硬化・更年期障害・夜尿症(やにょうしょう)・咳や痰
(葉っぱは糖尿病・認知症・狭心症・動脈硬化・高コレステロール対策に効能があるようだ)
・街路樹ではなく畑などで成長した汚染されていない8月頃の葉を使う。
・良く水洗いして天日で干す。
・1日分の量は葉っぱ5~10gを0.4~1Lの水で5分から10分間煮出してレモンやハチミツを入れて飲む。
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イチョウ、それも秋に誕生花として取り上げるのは少々抵抗があるがイチョウの持つ姿や花言葉は美しい。
さらには実と葉っぱに薬効もある。
個人的にも現代日本の秋を彩る紅葉樹の代表の一つと思っていたので今回取り上げることにした。
追伸
当ブログのカテゴリー「今週の花・先週の花」では今まで以下のように記してきた。
個人的に誕生花や花言葉に感じる事が5つ。
「誕生花なのに取り上げるものが観葉植物だったり果実だったり樹木そのものの時がある」
「同じ花が繰り返し別の日の誕生花として取り上げられる」
「マイナスイメージが多い誕生花っていかがなものか?」
「季節や花期の先取りならともかく、明らかに季節外れの花が誕生花になるのはどういったものか」
「昔と今では環境も気候も違うのだから誕生花も時代に合わせるべきでは?」
誕生花と言うからには花でしょう!?
同じ花が別の日の誕生花になるのは・・・特別感が減るでしょう!?
マイナスイメージの花言葉が多い誕生花って微妙じゃない!?
誕生日に見られない誕生花って!?
<誕生樹>
誕生花について色々と調べるに当たり少しずつ考え方が変わり始めてきた。
特に今回取り上げたように樹木が誕生花として取り上げられることについては、
「松」や秋の「モミジ(カエデ)」の様に明らかに花ではなく樹木そのものを誕生花に取り上げている。
そういったものは「誕生樹(たんじょうじゅ)」として取り上げる方が良いのではないか。
調べてみると「誕生樹(または誕生木:たんじょうもく)」という言葉は既に使われていて書籍も出ている。
また、一般社団法人日本植木協会ではネット上に「誕生日の木」と銘打って365日+1日 全てに樹木や花木が取り上げられている。
(こちらでイチョウは11月16日の誕生日の木として紹介されている)
個人的には誕生花とは別に明らかに樹木の葉っぱを日付ごとに取り上げるものについては「誕生樹」とするのが良いのではないかと思っている。
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一般社団法人日本植木協会 誕生日の木(表示に時間がかかります)
追伸 2
誕生樹(誕生木:誕生日の木)の他に実(み)については「誕生果(たんじょうか)」という呼び名が存在する。
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weblio辞書 誕生果
お祝い品.com 誕生果一覧
ただ、コニファー類やヤシ類など明らかに観葉植物で、花木でもない樹木でもないものを表す呼び名は今のところ見当たらない。
個人的には「誕生葉」として取り上げるのが良いのではないかと思っている。
呼び方は「たんじょうば」でも「たんじょうよう」でも良いのだろうが「葉」を梵語の音訳で「ショウ」と読む。
このことから「誕生葉(タンジョウショウ)」と読むのが音の並びが素直で美しいと感じる。
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ウィキペディア 葉(は)とは#日本語
余談
誕生花の定義は曖昧で由来や定義は国や地域によってまちまち。
ちなみに10月29日の他の誕生花にはアメジストセージ・セイヨウリンゴ・ハゲイトウ・ゲッカビジン・ストレプトカーパス・アゲラタム・クラブアップル・グロリオサ・ニシキギ・ピンクッション・フウセントウワタ・フウセントウワタ:実・フォックスフェイス・フタバラン・ブルーサルビア・ルクリアがある。
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ウィキペディア 誕生花
当BLOG カテゴリー 「誕生花」
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