食道がんと生きる

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食道がんと向き合う~205<入院から退院まで>

2021-12-08 20:35:00 | 日記
 今年も残り少なく師走となってしまいました。前回に続き私の体験が参考になればと思い書きます。

 手術のため入院(ESD・内視鏡的粘膜下層剥離術)ですが、病院での診察は、
  初期状態(粘膜下層まで浸潤していないとの可能性が大きい)ため、内視鏡的粘膜下層剥離術を実施することとなったのです。

  2016年2月25日入院、26日に手術ということが決定したのです。

  入院までの体調は、喉の違和感と37度前半の微熱が続きました。
  心配しながら入院を待ちました。
 
入院前の準備として
◯ 同病院の耳鼻咽喉科を受診して、鼻から喉のカメラ検査を受けました。喉に転移など異常がないか、ということかなと思いますが検査の結果は異常なしと言うことでした。

 2016年2月27日、入院2日目、6時に起床しました。
 内視鏡ESD手術当日。
 点滴をしながら手術待ち、午後に連絡が入り歩いて内視鏡室へ。

 ベッドに上がると喉へドロッとした液体を入れられ、その後飲み込む。
 次はスプレー麻酔、検査用のマウスピースを咥えると、点滴で薬が入り意識がモウロウとなりました。

 その後手術開始、食道内に空気を入れられ少し苦しかったが内視鏡による粘膜下層剥離術、そんなに時間はかからず、程なく終了しました。

 内視鏡手術後は、つばを飲むと切り取った食道付近が少し痛む。夜中も痛かったが激痛と言うほどでなく以外と眠れました。

  翌日の朝も食道付近は痛いが前日ほどではなくなっていたので安心しました。

  この時の体重56.75キログラム、血液検査とレントゲンの結果などが良かったので、お昼から、流動食が出ました。

  食事内容は、重湯と汁だけの味噌汁、バニラアイス、午後の紅茶が出ました。
  夕食は、重湯150g、オニオンスープ、Pリンゴジュース、ピーチゼリーでした。
  ジュース意外は完食出来ました。

  後は、取り除いた部分の検査結果待ちでした。😅
  ドキドキ

  ESD手術後4日目、昨日のお昼から3部粥になったので、おかずもつぶしているが固形物がでてきた。
  お昼からは5部粥になり夕食からは全粥になりました。

  食道の状況は、飲み込むときに少し痛みはありましたが、それ以外は擦れるような違和感が残っているくらいになりました。

  この日、担当医師から入院から1週間後の3月2日の退院を告げられました。 



  3月15日、退院後12日目で消化器内科医で主治医の説明を受けるため通院した。
  緊張しながら診察を受けると、
     粘膜下層に僅か、0.05mm侵食が認められる。
 と告げられた。

  今後転移の可能性があるという事で、リンパ腺への転移を防ぐなど確実性を期するのであれば、食道摘出手術をした方が良いのではないか、放射線治療もあるので考えてくださいというものでした。

  胃・食道外科医師や放射線科医師とも相談をしてみてください・・・・・・というものでした。

  ESD手術で終わると期待していたので少し落ち込みましたが、今後の転移の可能性を少なくするために、私は、食道摘出再建術を受けることに決めました。
  
  3月28日、胃・食道外科医師の診察を受けた。
  検査結果を受けての受診でありました。
  粘膜下層にがんが浸潤していたという事で、再発?の可能性が約30%あるということでした。

  この病院では、従来の開胸手術ほかロボット手術(ダヴィンチ)がり、これは、肋骨も切らないし肺も潰さないので体の負担が少ないということでした。
  ロボット手術では、肺炎の発症率がかなり少ないという話もありました。
  当時は、私費による自由診療ではありましたが、開腹手術が怖いと言うのもあり、ロボット手術を決めました。
 続きは次回にします。