ジャズとボサノヴァの日々

Days of Jazz and Bossa Nova

Werner Müllerが手がけた、美しくエネルギッシュに踊るためのMas Que Nada

2015-03-19 22:00:00 | Mas Que Nada
Más Que Nada perfomed by Werner Müller and his Orchestra

1950年代から60年代にかけてにラテンダンスに嵌った人ならWerner Müller/ウェルナー・ミューラーは覚えていなくても、リカルド・サントスの名前は記憶にあるだろう。日本では、1950年代末に「タンゴ 真珠とり」がリカルド・サントスの名前でヒットしたため、タンゴ楽団の指揮者のようなイメージもあるが、実はリカルド・サントスはドイツの音楽家ウェルナー・ミューラーがラテン・ムードの楽団を率いる時に使った名前だ(ワーナー・ミュージックのウェッブサイトより)。



ところが、今日紹介するMás Que Nadaの収録されたアルバム"The Latin Splendor Of Werner Müller"を発売した1970年の頃には、ラテン音楽集であってもウェルナー・ミューラーの名義で作品をリリースしていたようだ。大人の事情があったのだろう。

長年ダンス音楽に携わってきたためか、彼の手がけたMás Que Nadaはホーンとオルガンのバランスが程よく調和していて、フロアの踊り手たちを力強くエレガントに躍らせる仕上がりになっている。



CDは入手困難の傾向に。市場にある時に買うべし。


Latin Splendor of on the Move
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