日本の食文化についてはIwona Kordzińska-Nawrockaというポーランドの日本学者の「Japońska kultura kulinarna」(2008
年)があるが、日本の料理とポーランドの比較研究はほとんどない。
そこで、本研究は坂上満智子「手作り食品」(1982年北海道新聞販売促進部)に基づき、日本の食パンとポーランドのパンを
比較した。
そのパンの二つの種類で材料の相違点を数多く見つけるのは難しい。ポーランドのパンと日本の食パンの作り方の間に基本的な違
いが分からない。
日本の食パンを作るために、砂糖、塩、二つの種類の小麦粉(無漂白強力粉と無漂白薄力粉)、そしてバター、温水とイーストが
必要だ。その上、イーストを作る前にドライイースト、砂糖、温水と卵黄を用意しなければならない。ポーランドのパンの材料は
だいたい同じだが、レシピのリストに卵黄がない。しかし、その二つの調理法を比べると、いくつかの違いこともある。先ず相違
を語る上でパン生地の作り方について言いなければらない。
日本のレシピによると、パン生地を作るために、大きなボールに材料を入れていて、そのボールにパン生地をこねるそうだ。そし
てまな板にのせてたたいてはこねる、という作業を10分ぐらいつづけるそうだ。それに対して、ポーランドのパンを作るため
に、まな板でパン生地をこねるものだ。さらに、ポーランドと日本のパンの食べ方も少し違う。パンはポーランドの食文化におい
て中心的な役割を果たすものだ。つまりポーランドではパンは主食で、大多数の家で一番大切な食べ物だと思われる。先ずクリス
ト教にとってパンが重要な象徴である。宗教の式典例えばミサをする上で、不可欠のものである。次に、社交関係の場でパンも利
用する。
例えば、大切なお客様を迎える時、パンと塩を使用することが美しくて伝統的な習慣だと言われる。逆に日本において食品の流行
は時代とともに変わっても、米はパンよりずっと人気がある。日本人にしてみれば、パンが並の食べ物ので、日本文化に有意な影
響を与えない。
以上のようにレシピの分析は有意差がなく、同じパンだが、文化および伝統の多様性のゆえに、異文化にとって全く別なインパク
トを与えることがわかった。また食物は文化と伝統に深く根差していると言えるのではないだろうか。
年)があるが、日本の料理とポーランドの比較研究はほとんどない。
そこで、本研究は坂上満智子「手作り食品」(1982年北海道新聞販売促進部)に基づき、日本の食パンとポーランドのパンを
比較した。
そのパンの二つの種類で材料の相違点を数多く見つけるのは難しい。ポーランドのパンと日本の食パンの作り方の間に基本的な違
いが分からない。
日本の食パンを作るために、砂糖、塩、二つの種類の小麦粉(無漂白強力粉と無漂白薄力粉)、そしてバター、温水とイーストが
必要だ。その上、イーストを作る前にドライイースト、砂糖、温水と卵黄を用意しなければならない。ポーランドのパンの材料は
だいたい同じだが、レシピのリストに卵黄がない。しかし、その二つの調理法を比べると、いくつかの違いこともある。先ず相違
を語る上でパン生地の作り方について言いなければらない。
日本のレシピによると、パン生地を作るために、大きなボールに材料を入れていて、そのボールにパン生地をこねるそうだ。そし
てまな板にのせてたたいてはこねる、という作業を10分ぐらいつづけるそうだ。それに対して、ポーランドのパンを作るため
に、まな板でパン生地をこねるものだ。さらに、ポーランドと日本のパンの食べ方も少し違う。パンはポーランドの食文化におい
て中心的な役割を果たすものだ。つまりポーランドではパンは主食で、大多数の家で一番大切な食べ物だと思われる。先ずクリス
ト教にとってパンが重要な象徴である。宗教の式典例えばミサをする上で、不可欠のものである。次に、社交関係の場でパンも利
用する。
例えば、大切なお客様を迎える時、パンと塩を使用することが美しくて伝統的な習慣だと言われる。逆に日本において食品の流行
は時代とともに変わっても、米はパンよりずっと人気がある。日本人にしてみれば、パンが並の食べ物ので、日本文化に有意な影
響を与えない。
以上のようにレシピの分析は有意差がなく、同じパンだが、文化および伝統の多様性のゆえに、異文化にとって全く別なインパク
トを与えることがわかった。また食物は文化と伝統に深く根差していると言えるのではないだろうか。