縄文人が食べ木材にも利用したといわれるクリの木。縄文時代は1万6500年前から3000年~2500年前までのようですが、最近のDNA分析によると日本人の遺伝子の12パーセントほどに縄文人から受け継いだものが存在しているらしいです。
クリの木を見ると12パーセントの血が騒ぐのか、懐かしい気持ちになるので不思議です。
大きなクリの木の下で
あなたとわたし
仲良く遊びましょう
若いクリのイガ
「大きなクリの木の下で.…」は、日本で親しまれている歌ですが、もともとイギリス民謡であった歌が大陸を渡りアメリカのボーイスカウトで歌われるようになり、その後、アメリカの軍人たちが口ずさんでいたものが日本に伝わったようです。歌詞に登場する「大きなクリの木」は、「ニホングリ」ではなく、アメリカ固有の品種「アメリカグリ」だといわれています。
その「アメリカグリ」ですが、40億本あった木がこの100年ほどで、わずか200本程度までに減少し、いまや壊滅状態、絶滅の危機にあるそうです。
その原因は、なんと日本からもたらされた病原菌。アメリカへ移植されたニホングリが持っていた病原菌が、アメリカグリの木を膨張させ、枯らせてしまう「胴枯病」を蔓延させたらしいのです。
壊滅状態にあるアメリカグリの木。今や「アメリカグリの木を見つけるは、山の中で針を探すほど難しい」といわれているそうです。
「大きなクリの木の下で」がルーツとなったアメリカでは現在あまり知られておらず、その木を絶滅の危機にさらす原因となった日本で歌われ続けているというのは、皮肉なものです。
イガの中には3個づつ、クリの実がなるそうです。
少し大きくなったイガ
昨日、撮影したクリ。イガがさらに大きくなっていました。
茶色くなっていたクリもありました。
ヤエムクゲ
クサキョウチクトウ(オイランソウ)
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