『もう一つの不公平の例は,妻のルースが子供のころに遭遇した状況です。ある日,母親が新しい靴を買い与えるために,妹のマーラと出かけるのを見たルースは文句を言いました。「ママ,そんなのずるい。マーラはこの前新しい靴を買ってもらったばかりだよ。』
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どのように、感じられますか?
続きを、見てみましょう。
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『 母親は言いました。「ルース,あなたの靴は足に合ってるでしょ。」
ルースは答えました。「うん,合ってるけど。」
母親は言いました。「マーラの靴は足に合わなくなったのよ。」
ルースは子供たち全員が足に合った靴を履くべきだということに納得しました。新しい靴が欲しいのは確かでしたが,母親の視点で状況が理解できたので,不公平に扱われたという思いは消えたのです。』
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視点を変えることの大切さでした。
この聖句は、いががでしょう?
ヨハネ8章
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具体的な例を、ご紹介します。
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『 不公平な状況と戦っている一人に,弁護士であるブライアン・スティーブンソンがいます。アメリカで弁護士として働き,冤罪で起訴されている人を弁護し,過重な刑罰をなくし,基本的人権を守る活動を専門に行っている人です。
数年前,スティーブンソン氏は殺人という無実の罪で起訴されて死刑判決を受けた男性を弁護しました。
スティーブンソン氏は,その男性の所属している地元のキリスト教の教会に助けを求めました。ただその男性は教会に熱心ではなく,不倫などの事実が広く知られていることから近隣での評判はよくありませんでした。
スティーブンソン氏は大切なことに目を向けてもらうために,姦淫の罪で捕らえられた女がイエスの前に連れて来られたことについて,その教会の会員たちに話しました。
女を非難する人たちは,彼女を石で打ち殺そうとしていましたが,イエスはこう言われました。「罪のない者が,まずこの女に石を投げつけるがよい。」この女性を非難していた者たちはその場からいなくなりました。救い主は女性を責めず,「今後はもう罪を犯さないように」と命じられたのです。
この話をしてから,スティーブンソン氏は,キリスト教徒であっても,独善的な考えや恐れ,怒りに駆られて,過ちを犯した人に対して石を投げつけることがあると述べ,「眺めているだけではいけません。石を防ぐ人になってください」とお願いしました。
兄弟姉妹の皆さん,石を投げないことは,人に対する思いやりの第一歩です。次にするべきは,ほかの人が投げた石を防ぐ努力をすることです。
有利な状況と不利な状況をどう扱うかは,人生の試しの一つです。わたしたちは口にした言葉で裁かれるというよりは,弱い者,恵まれない者にどう接したかによって裁かれることになります。 』
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※このお話しは、末日聖徒イエス・キリスト教会2021年4月の総大会の
『 憤りを感じるほどの不公平
デール・G・レンランド長老
十二使徒定員会 』
のお話しの一部です。
※本日もお読みいただいてありがとうざいます。
視点を変えることの大切さでした。
良い1日をお祈りします。
2021年6月9日(水)
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