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項羽と劉邦(楚漢)を見終わる

2014-07-31 | その他
以前見た同じスタッフの作製した三国志の最後の司馬懿のような斬新な描かれ方はなかった
中国語がほぼわからないから中国のサイトで見た後半30話はよくわかってないけど…

秦国の宦官趙高は秦国を台無しにした悪臣だが、もともとが滅ぼされた趙国の王族だとしたら理由があったのかも

呂雉が趙高に勝るとも劣らない残忍な人物になるのだけどそこはドラマではそこはほとんど描かれませんでした
話を読んだだけでもトラウマになりそうだから、ちょっとホッとしてたりもします

呂雉って鎌倉幕府の北条政子みたいなポジションになりそこねたって感じですが
逆に北条一族がこの事実を知っていてあえてトップに立たなかったのかも

結局、利己的で強すぎる者はそれゆえ生き残れないんだなーとかいうのが感想

現代にもいっぱい同様の国家、人物はいるんだろうけど
最悪、人類が地球上の生物の中で同様のポジションにいる気がする

あと項羽の最後の時に流れた歌の力の入り方はすごい
この曲がよかったので見続けた気がします

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蛇足、実際の劉邦を調べてみる。劉邦好きは見ないことをすすめます


貪欲で行動力が半端ない。負けても負けても項羽に挑み続ける
項羽打倒後も、匈奴(モンゴルのあたり)を攻めようとして結局勝てずに匈奴の王を兄貴と呼んでいたり
ドラマの後もあいかわらずの調子のよさが見える

項羽に対しての卑怯さが半端ない
盗賊を使って楚軍の糧秣を燃やし
范増に対して離間の計を用いて
最後は項羽と停戦協定を結んだ直後に背後から急襲って、どこまでひどいんだ
それだけ項羽が怖かったのだろう
まあ207cmで無敵だからしかたないか

このドラマでは仲間仲間といっているが
結局、韓信、盧綰、樊噲、張良といった武官はろくなことになっていない

韓信 たびたび嫌疑をかけられて最後は反乱を扇動して処刑
盧綰 樊噲を討伐に向けられ匈奴へ亡命
樊噲 劉邦に殺されそうになるが陳平に救われる。呂一族とともに粛清される
張良 病気を装い俺は仙人になると宣言

曹参・夏侯嬰 それほど勢力も持っていたわけではないので無事子孫を残す
子孫は漢王室を分派ともども倒すこととなる


出る杭は打たれる


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