フィッシャー中将の艦隊運用の達人

かつては艦隊運営の天才と言われたフィッシャー中将が・・・白兵戦に勤しむ物語

12.5

2018-07-18 09:35:46 | Weblog
 この日は連休のど真ん中ということもあり、沿岸には多くの漁火が見える。
父親からの要望もあり、今日は白いかフィッシング。
と言っても船で出る訳でも無く、いつも通りの陸からのお手軽釣行

 歩いて5分ほどの近場の地磯で朝の3:30まで粘ってアオリを含め何とか8杯
をキャッチ。しかし海水で育った強力な蚊の大群への対応で体も心もボロボロ。

でもここで帰っては勿体ない もうすぐ朝マヅメ そしてヒラマサの時間!!

 朝の釣りは日の出前が勝負…ヘッドランプを使うか使わないか迷う時間
この時間が最も良く釣れる。特に朝の湾口についたヒラマサには最高の時合!!
この時間は1投目で釣れる確率は圧倒的だが、それを逃すと運任せの釣りになってしまう。
湾口で小場の為、直ぐにルアーを完全に見切られてしまうから。

 そして今日もそんな日だった。

 ミノーにコツンと当たる。それが2投続くが、それ以降当りは無くなった
ヒラマサのミノーは意外と繊細でさらしの中を通しても同じような当たりをすることが
結構有る(他の魚の可能性もあるけど2投目でかけてみるとヒラマサ
だったってことがよく有るから)

 普段なら別の磯場まで歩くところだが、今日の体調と気温を考えるとここで
断念するしかなくなった。
またしても朝まで通してしまった。いつものことだが12.5時間

改めて釣りへの情熱と自分の基地外ぶりを認識した一日だった。


毒耐性

2018-07-10 17:05:40 | Weblog
ミミズ選びは難しい。採取した場所で釣果が違うのだ!!
そして今宵用意したミミズは私の巨大ミミズ(所詮ミミズレベル)
より臭かった…涙

 ミミズ採取ポイントは多々あるが、容易にそして大量にとなると意外に難しい。
1回の釣り(3~5時間)で用意するミミズの数は約100匹。

 しかし、そんな難しいミミズ探しにおいても、お助けポイントが存在する。
落ち葉が堆積した木陰(太陽が当たらない)のジメジメとした側溝!!

 甘酸っぱい匂いのするポイントは数・サイズ共期待大だ。
しかしこんなポイントには危険な魔物も姿をみせる
経験の浅い冒険者が巨大で赤黒く毒々しいムカデを見たら血の気を失うだろう。

しかしそんな苦しい体験がうなぎ釣りの現場では報われる。
流心や流れが反転するエリアに仕掛けを打ち込めば、
その強烈な匂いを拡散しうなぎを呼び寄せてくれるのだ。




今回私は冒険者として貴重な体験をした!!



 ミミズに針を刺すとき頭から針を入れるのだが、ミミズも嫌がって泥や体液を噴射する。
そして今回はこの泥?体液?が喉に直撃してしまったのだ。

 針にエサを刺す時、口が半開きになることはよくある。そして皮の厚いミミズの場合さらに
手先に集中するので口が全開になってしまう。

今回この弱点を突かれてしまった。

口の中いっぱいに広がった苦酸っぱく、粘ついた感覚。
う~ん トレビアーン んなわけね~!! 
この感覚…人体に危険なレベルだ。

直ぐに唾を吐いたが、のどがイガイガする。
手元に飲み物が無いのも最悪だ(涙)

何回も唾を集めて吐いたが、気持ち悪さは納まらない。

!!
しかもこんな時に限って既に投入していた仕掛けに大きな当りが…


死なばもろとも!! 
私も野生の動物 ミミズ!! うなぎ!! かかって来なさい

それから3時間、のどのイガイガがおさまることは無かった。



翌日

目が覚めるとのどのイガイガは治まっていた。そして体の調子も悪くは無かった。

昨日の体験が色々なことを私に教えてくれた。

このミミズの強烈な匂いと、あの唐辛子の様な刺激がうなぎを引き寄せるのだ
そして私には勇者に欠かすことが出来ない毒耐性+20があるということが。