最近はまって読んだ本がある
彼の本はなぜか手に取って読んでみたくなる
彼はかなり有名な人だから
そんなことが彼に起こったなんて想像もしなかった
彼はとても論理的な人だから
そんな考えをする人なんて思わなかった
スピリチュアルクライシスというのが人の人生にはあるんだそうだ
それでそれまでの価値観を全て捨て去らなければならないらしい
彼は癌になったそうだ
しかも癌の中の一番悪性度の高い癌
その癌になった体験が彼のスピリチュアルクライシスだったかどうかは不明だけど
ガンジーの死に方に感化されていた彼は
何をしても治らなかった首から肩にかけての痛みを
イメージの中で飛び散った弾丸を一つ一つ取り除いたという
(ガンジーが胸に弾丸を受けて死にその暗殺者を許す仕草をして亡くなったそうだ)
痛みの記憶は書かれていないが死への恐怖を紛らすことはできたという
そんなことがその本の一番終わりの方に
怒涛のように彼のすごい人間性が垣間見え
私は心の底から彼を尊敬してしまったのだった
(もちろんそれがメインテーマではない)
私が死ぬと言われてもそこまで深い洞察はなかったなあ
もちろんスピリチュアルクライシスなんてなかったし・・・
何やっても変われないし、そんな自分が嫌だった
でも世界的に有名なコーチのセミナーを受けに行ったとき
そういえば神様みたいな人が語り掛けてきたなあ
不遇な子供時代からそれまで神様はずっとそばにいて見てたと・・・
そんなことあんなことを思い出すにつれ
科学だろうがスピリチュアルだろうが
私の役割は問題を持つ人のそばにいて
その問題をその人と一緒に癒すことなんじゃないかと思えてならなくなってきた
今まで肥大した自己を持て余し
どこに進んでいいのかわからず
自分をどう整えればいいのかわからなかった
人の目を気にしすぎて信じられることがなかった
今はそんなこと気にしてる暇がなくなった
問題は自分にもたくさんあるけれど
問題を持つ人と一緒にその問題を癒すうちに
自分の問題も少しずつ軽くなっていくのはなぜなんだろう