朝の電車🚃
毎朝乗る電車は決まっている。
私の乗る路線は良く遅れるので、
ゆとりを見て、
職場に20分前くらいには着ける電車を
チョイスしている。
間に合わない!とハラハラしたり、
駅から走ったりするのが嫌なのだ。
決まった電車の決まった車両の
決まった場所に座るので、
毎朝見える景色も、だいたい同じ。
乗客もだいたい同じで、
彼らの座る席もだいたい決まっている。
まぁ、同じ時間を共有する
クラスメートみたいな感じ。
お互いの顔は認識してるし、
電車に乗ってる間、
何してるかも知っている。
ま、話したこともないのだけれどね笑
私の中で、毎朝注目してる人は3人いる。
一つ向こうの車両の所で待っている
ロングヘアの綺麗な女性。
いつもすっきりとしたまとめ髪で
パンプスを履き、
スッキリとした立ち姿で電車を待っている。
きちんとお化粧して、
見るからに穏やかで優しそう。
スッキリさんは、
今日はマフラーを巻いていて、
明日は私もマフラー巻こう、と思う。
私と同じ駅から乗る、恰幅の良い男性。
いつも端っこから2番目の席に座る。
この地元駅では、この時間だと
まだまだ席はガラガラで、
大抵の人は端っこめがけて👀座るのだが
この男性は、端っこ空いてても
一つ飛ばして2番目に座る。
今日も私のナナメ向かいの席で
安定の2番席。
私の正面には、スーツを着た年配男性。
多分私と同年代。
管理職っぽい雰囲気。
この方は、電車の窓が開いていると
自分のそばの窓じゃなくても
閉めまくる。
閉め終わると、電車の中を睨んでいるか、
終点まで寝ている。
私の心の中では
「課長」とお呼びしている。
この常連さん達が定位置にいると、
なんだか安心して一日がスタートしたりする。
日々のルーチンというのは、大切である。
ただ、ルーチンを壊す乗客が
たまには、いる。
先日は、7人掛けのシートに
無理矢理お尻を突っ込んで、
8人目になろうとする女性がいた。
さすがにそりゃ、無理じゃろう〜と
離れた席で見ていたが、
彼女は、お尻を無理矢理突っ込んで
3分ほど座っていたけれど
諦めて立って行った。
リアル椅子取りゲームだ。
突っ込まれた座席の7人は全員
「はぁ?」という顔をしていたが、
そこは日本人。
黙って耐えていた。
そんな風景を横目で見ながら、
私はスマホでこうやって実況中継。
以上、現場から、
ブランネンがお伝えしました!