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「こころを学ぶ」ダライ・ラマ法王 仏教者と科学者の対話

2016-10-03 11:44:37 | 科学と宗教
刺激的な本であった。少しだけメモ

ダライ・ラマー開幕スピーチより-
「科学者は偏見を持たない」
  ・“科学者のこころや頭というのはとてもオープンなんです。常に懐疑主義のスタンスで   いながら、オープンな心でその問いに向かう。全く偏見を持っていない。どんなテーマ   でも客観的に見られるのです。そういうところに私は非常にひかれるようになりまし    た。
  ・“仏陀は何も正しい宇宙観を説くためにこの世に現れたのではない。仏陀がこの世に現   れたのは私たちのこころを変容させるためであり、それゆえに四つの聖なる真実(四聖   諦”を説かれたのだと。だから仏典に記されている宇宙観が現代の宇宙観に適合しなく   ても、全く問題はないのです。”
  ・ところがこころの内なる世界となると話は逆になります。西洋心理学は古代のインドの
心理学と比べると幼稚園児のようなものです」

西洋心理学を元とした心理臨床学を学んできたものとしては、頷かざるを得ないなと思う。