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“今”と“いつか”

2015-04-13 19:42:48 | あれこれ


アインシュタインは、「知識は図書館に行けばある」と言ったそうだ。
知識・情報は、自分の外にあって人々と共有されるものとしてある。
知識は、私の頭の中にもあればそれに越したことはないが、
なくとも少し労を取れば手に入れることができる。
知識がなくても、私が私であることとは関係がない。
知識を持っていることが自分であることの本質ではないのだ。
私が私であるのは、
私が感じ、私が思う、私が考えるところの中にあるようだ。
私が感じ、思い、考えることを大切に味わい生きること。
それこそが私が生きているということなのかもしれない。

ティク・ナット・ハン師と、
その教えのマインド・フルネスを
連想する。

私は何をそう生き急いでいるんだろう?

“今”を置いた他のところに、
何かいつか実現されるであろう価値が
あるかのように。
明日死ねば、
そんな価値など何の意味もなくなるよ
虚しいことだよという声に脅かされながら。

いや、そういうこともあるのだと
別の声が聞こえもする。
いつか実現される価値のために
今を生きるという生き方
それがなければ、
実現できない意味ある営み。

そして、また、聞こえてくる。
辻悟先生の、“超越性と複合”ということばが・・・
両方あってよく、
両方大事なんだと。