ここ数日あっという間に20℃越えの日が続いています。
予想通りダウンから半袖、という感じで春を飛び越して一気に夏に突入しそうなフィレンツェです。
さてさて、実はここのところここれまでのイタリア生活を振り返る機会が多かったんですよね。
先週はフィレンツェの日本語の冊子のちょっとした記事のために事情聴取(笑)を受けました。
日本とイタリアの大学生活を体験し、更に教師として教育に携わっていたというまぁ稀な経験に興味を持っていただいたというところですが。
そんなことも有って、ふと仕事を辞めた時のことを思い出したんです。
あの時は「明日死んだら私後悔するな」という思いで仕事を辞め渡伊を決めたわけですが、
最近出かける時は両親にも「いつ死んでも後悔はない」と言っています。
勿論、ここまで自由気ままにさせて、勝手に死なれちゃ困るよ、と両親は思っていますけどね。
とこんな気持ちだから、テロの危険性が有っても旅行を続けているわけですが…
ということで今日の本題。
ボチボチと次の旅行に行く前に今回の話を済ませないと…
今回はプロローグです。
実はまた懲りずにLCCのライアンエアーを使ったんです。
でもさすがに痛い目に合うのは嫌なので、今回は仲介会社を通しました。
遅延やキャンセルの場合、ここの会社が負担をしてくれるということで、10ユーロ高めでしたがここで予約をしたわけです。
更に今回のように行きと帰りと違う空港を使う時はこの方がいいかも。
というのは前回ストでキャンセルが出た時、往復でチケットを購入している場合のみ全行程の払い戻しがきくということが判明したんです。
つまり、別々に買った場合は帰りの分は払い戻ししてくれない、ということになります。
LCCは本当に面倒です。
それが安い理由ですが。
友人も言っていたけど、買い捨てが基本、他にも理不尽な規則が結構あるので、慣れない方は要注意ですよ…
またライアンエアーはLCCのなかでも評判の悪さはすさまじいですからね。
同じLCCでもVuelingなどはそこまでひどくないようですよ。
でも値段にはやはり替えられないかなぁ…
ということで、懲りずに利用したわけです。
今回のパリは往復で12000円!?
行きはPisa 6時20分で8時過ぎにはパリに
帰りは21時45分パリ発だったので、時間も目いっぱい有効に使えました。
でも、実はこのライアンエアーが乗り入れている空港が曲者。
パリでは3番目の空港で パリ・ボーヴェ・ティレ空港(フランス語: Aéroport de Paris-Beauvais-Tillé)
パリ市内から80キロも離れているのに、パリ空港とは、まるで成田にあるのに東京を名乗っているようなもの。
色々な人にサイトを見ても良いこと書かれてないですね。
トイレの数が少ないとか、何もないとか…辛うじてスタバやPaulなどは有りました。
行ってみれば、まさにその通り、プレハブみたいな建物は、日本なら地方の週に数便しか飛ばない空港のような感じでした…たぶんそれ以下?
ただ、実際利用して見てそれほど不便を感じないんです。
というのも空港から市内までシャトルバスが出ていて、飛行機に合わせて走っているので、
到着時すぐそれに乗って市内Porte Maillotまで行けます。
ここには大きなショッピングセンターがあって便利だし、そこから地下鉄で中心部まで行けます。
悪くないじゃんこれなら…と行きは思っていたんです。
しかし、帰り…危ない危ない、乗り遅れるところだった。
ちなみにこのショッピングセンターに入る時に知ったのですが、
現在パリ、いやその近郊も人の集まるところはショッピングセンターでも美術館でも劇場でも全て荷物検査が行われています。
これで美術館は列が普段以上に長くなっています。
このご時世なので当然ですが、結構面倒ですがそれだけ警備はしっかりしています。
不謹慎だとは思いますが、これで雇用が増えたのでは?なんて思ってしまいますけど。
話はシャトルバスに戻りますが、帰りはこのシャトルバスのサイトに自分の帰りの便を入れると、何時のバスに乗れば良いか教えてくれるんです。
基本的にはフライトの3時間15分前らしいです。
空港からPorte Maillotまでは普通1時間15分。
ということで空港には2時間前に到着する計算です。
確かに行きはそれくらいで着いたと思います。
ホテルに着いたのが10時半くらいだったから。
しかし、帰り。
この日雨も降っていたので、早めにバスターミナルに行って、早めにバスに乗る予定だったのですが、
ショッピングセンターに入っていたGAPで買い物したりしていたら、定刻になってしまったんです。
それでも定刻だから大丈夫だろう、と思っていたらなんと渋滞。
なぜ渋滞しているのか、いつも状態するのか、全然分かりませんが…
空港に着いたのがなんと離陸1時間前。
でもユーロ圏内だし、大丈夫だろうと思ったのです。
しかし、まずこんなに小さな飛行場なのになんとターミナルが2個あり、自分がどっちに行かなくてはいけないのか、チケットには書いてなかったんです。
みんなどこで知ったんだろう???
1つはアフリカ方面、1つはヨーロッパ方面と書いている人もいたけど、それは信じがたい。
だって私はT1だったけど、間違えて行ったT2からBrescia行が出てたもん。
よくわからないけど要注意です。
ここで更に時間のロス。
幸い2つの空港は数100メートル…も離れてるかな?
だから余計腹立たしい。
走ってT1に行ったらふくらはぎ痛めた。(もう復活してるけど、運動不足は否めない)
そしてLCCのまずいところはユーロ圏以外の国籍の人はパスポートチェツクのためにカウンターへ行かなければいけない事。
カウンターへ向かう途中で「Bologna行きの乗客は手荷物検査を済ませゲートへ向かって下さい」のようなアナウンスが流れてる…
ということで大急ぎでカウンターへ行くも、なぜかこういう時は必ず進まない。
なんか今カウンターに居る人、飛行機に乗れないとか言われてる…これは間に合わない、ということで、勿論横入り。
カウンターへ行って「Bologna行です」と言ったら、チェツックしてくれた。
そして手荷物検査へ。
係員に「Bologna行だけど」と言ったら「まだ時間あるからここに並んで」と言われたので、とりあえずホッとしたらまたさっきのアナウンス
ということでさっきの係員を見たら「前に」と列の前に誘導してくれた。
この時点で自分のゲートが見えたので、とりあえず大丈夫だろうとは思ったものの、気持ちが焦っていたんでしょうね。
この日は珍しくベルトをしていて…
飛行機に乗る時は、極力しないようにしているのですが、朝から雨が降っていて、ズボンを替えたので…
乗る前に外して鞄に入れようと思ったのに、バタバタしていて気が付いたのは荷物検査で。
ということで外して箱の中に確かに入れたんです。
それが何故かベルトコンベアーから出てこなかった。
ベルトと言っても革ではなくて、より紐みたいな感じのものだったんです。
かなり使い込んでいて、確かにボロボロだったけど、意図的に捨てられたのかな?
落ちた、とは考えにくいんだよね、ちゃんと箱に入れたのは確認したし、周りのタブレットやパスポートはちゃんと有ったもん。
友人曰く「使用用途が分からなくて処分された」と思えなくはないけど、
許可なしに捨てる???
荷物引き取る時に気が付いたので、近くにいた係員に
「ベルトがないんだけど」と英語で言ったら、理解してもらえなかったみたいで、ジェスチャーで何言ってんだこいつみたいな態度を取られ…
私の英語が悪いんだ、と打ちひしがれていたら
後ろにいたイタリア人が「フランス人は英語分からないと無視するんだよね。ホント態度悪いよな」と言っていました。
結局時間もないし、これ以上騒いでへんなことになっても困るし、そろそろ処分かな、とも思っていたので、泣き寝入り。
いくらなんでも一言聞いてから処分しろよ~
まぁ結局は自業自得ですからね。
ボーヴェ空港を利用する方への教訓は、時間には余裕をもって!!
ですね。
特に時間制限がある時、乗り換えなどは本当に余裕を持った方が良いと思います。
パリ市内は渋滞も頻発しますしね。
あ~怖い怖い。
バスで私の前に座っていた人は、私より30分位早い便だったみたい。
間に合ったのかなぁ…
ベルトぐらいで済んで良かった、とポジティブに考えようと。
渋滞には要注意です。
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