イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

映画「TAR/ター」を見た

2023年05月14日 11時07分25秒 | 映画

ここのところ週末になるとお天気崩れます。
そんな時は映画など…というわけでもないのだが、先週「帰れない山」を観たとき、予告で流れていて気になったので、早速この映画を観た。

TAR・ター
ベルリンフィル初の女性マエストロ<リディア・ター>が主人公
ってこれだけだと実在の人物かと思いきや、あくまでもフィクション。
実際ベルリンフィルの首席指揮者に未だいないのでは?
この映画でも、女性の指揮者はあくまでも「代理」であり「客」であったと言っていた。
ちなみに映画で名前が挙がっていた、アントニア・ブリコについては「レディ・マエストロ(De Dirigent)」という映画が日本でも2019年公開されていたようだ。
是非こちらも観てみたい。
そして、今年ベルリンフィルでは史上初の女性コンサートマスターが誕生したそうだ。
参考:https://www.vineta-sareika.com/index.php

いやいや、この映画、今の時代じゃなくちゃ作れない。
女性であるから、そして性別とは関係ないエゴや差別、頂点に上り詰めたもののあっという間の転落。
しかし、思ったより後味が悪くない、と思ったはあくまでも私の受け取り方だろうか?

ベルリンフィルの演奏を聞きに行ったのは2010年12月

映画を観ながらこのコンサートホールのことを思い出していた。
そして、この後大雪でドイツに足止めされるという悪夢に見舞われた。
もう13年も前になるんだなぁ…



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