皆さま、こんにちは。
ikus.医療美容ケア研究会 認定サロン atelier Frangipani 高溝です。
先週、新規のお問い合わせを一時的にストップいたしますとご案内を出してから、何人か体調悪いのですか・・・とご連絡を頂きました。ご心配をお掛けして申し訳ありません。
実は、1週間ほど入院しておりました。
無事、退院して昨日から仕事復帰しましたので、今まで通りお問い合わせ、ご予約をお受けいたします。
なんで、入院したのかって・・・
腸閉塞です。
腸閉塞とは・・・さまざまな原因で腸管の内容物がつまり、肛門側に移動できなくなった状態のことをいいます。症状としてはおなかの痛みや吐き気、おなかが張ってガスや便が出なくなるなどの症状があります。おなかの痛みは激痛が起きる場合と起きない場合があります。単純性腸閉塞のほとんどは術後の腸管の癒着による癒着性の腸閉塞で主に小腸が閉塞します。
当店のお客様やこのブログを見て頂いている方の中にも婦人科系の手術をされている方は多いので、そういう方は皆さん、腸閉塞のリスクがありますから、少しでも参考になればと、今回の経緯を書いておこうと思います。
ちょっと長文ですので、お暇な時に読んでくださいね。
関係ない方はスルーでお願いします。
私の場合、12年前に卵巣がんの手術をしました。その際、やはり小腸の入口付近が癒着してしまい、術後1週間ほどで一度軽い腸閉塞を起こしました。
この時の、先生の言葉は今でも覚えています
「開腹手術をした方は、腸閉塞との闘いなんですよー」
その時は、まだ食事もあまりたくさんは取っていませんでしたので、数日の絶飲食後、徐々に食事を再開しなんとか切り抜けました。
退院後も実は、年に数回、同じような腹痛(腸が痛い)があり、その都度、下剤や座薬でなんとか切り抜けていました。
6年くらい前でしょうか・・・
今度は、胃が痛くなることがありました。キューっと胃を握りつぶされるような痛みが断続して訪れるんです。この時は、手術をしてもらった婦人科で、見てもらいました。病院で嘔吐、家でも嘔吐
でも胃の中身を吐くと痛みは消えて落ち着くので、その後水分、下剤を飲んで腸を流してそれから少しずつ食事をしていく・・・そんな感じで乗り切れるということを学び・・・
その後も1年に1回くらいは、そんなことを繰り返していたんです。下剤をいつも持ち歩き、おかしいなと思ったらすぐに下剤を飲んでいました。
ただここ1年くらいは、お腹は少しゆるめで、下剤を飲まなくても下痢気味だったり、便秘っぽい症状は全くなかったんです。
これが1つの油断でしたね。
先週の月曜日は実家に行き、火曜日はikus.の定例会で、朝からずっとメンバーと情報交換したり勉強会をしていました。ランチはみんなで食べた唐揚げ、かにクリームコロッケ
夕方帰宅して
普通に夕食を取り、TVを見ていたら、11時頃から、胃のあたりがシクシク痛み始めました。
ちょっとイヤーな感じはありましたが、そのまま就寝・・・でも胃の痛みは増す一方で夜中の1時くらいに起きてトイレに行き、思い切って吐きました。
無理矢理、指突っ込んで吐く感じです。でも1回でななかなか全部を吐くことは出来ず・・・
それを繰り返すこと5回くらい
時間は、3時くらいになっていました。
再び、トイレに行って指突っ込みましたけど・・・おぇ~とはなるけどもう何もでてこないんです。
でも痛みは増すばかり・・・立っていられないくらいな感じです。
手足もしびれてきて、脂汗ばかりでる始末・・・
これは無理だと判断して、旦那を起こし、救急車を手配してもらいました。
病院は、元々の手術、それから一度腸閉塞も見てもらっているので、いつもの大学病院に連れて行ってもらうことに・・・
救急に到着して、点滴で痛み止めをしてもらうと、痛みが消えていろいろ話も出来る状況になりました。
その後、血液検査、腹部エコー、レントゲン、造影剤CTと検査が続き
朝方、腸閉塞です。と先生から告げられ・・・
小腸の一部が詰まってて、胃にも残留物があります・・・と
入院して治療になります。
そんな感じでした。
えーーーーー入院!!!!
私としては前のように点滴して、なんとか切り抜けられるかと思っていたんですが・・・
まずは、胃の残留物を除去するために鼻から管を入れて様子を見ます。
えーーーーー
そうなんです、腸閉塞の治療は鼻から管を入れて数日そのまま留置し、状況を見ていく・・・それは知っていました。「腸閉塞の治療が一番きつい」そう聞いたこともあります。
だからそれだけは避けたかったんですが・・・
有無を言わさず、どんどん作業する先生
鼻から管を入れられ、それを固定されてしまいました。
もちろん、のどを通るときには、何回もおぇ~となりましたよ。
元々、のどが敏感ですぐにおぇ~となってしまう
胃カメラも鎮痛剤がないと出来ません。
それが、ずっとのどに管が通っているんですよ。
しゃべれば、おぇっとくるし、ちょっと動けばおぇっ
違和感がすごくて・・・
でも胃の残留物が排除されたことで、張っていた胃は楽になりました。
そしてそのまま、病室に入院となりました。
治療はどうしていくのかというと・・・
とにかく、絶飲食
食事も水も何も取ってはダメです。
24時間点滴です。
鼻の管は3日間挿入。その後、造影剤をその管から入れて、腸が流れるか確認
詰まりが取れなければ、鼻からの管を、もう少し太く長いものに変えて、胃から小腸まで通して詰まっているところを排除していく
それでも改善しなければ手術です。
って、そんな苦しい課程を経ないと手術までいかないのかー
早くどうにかしてほしい!!!!!!と思いましたが・・・
その時の先生の言葉で、まぁそれほど酷くはなさそうだからねー
それを信じて、とりあえず、最初の3日間を耐えました。
この3日間は、動けばおぇっときてしまうし、しゃべればおぇっときてしまうし、横にもなれず、TVをみる気力も何もなく、ただ、ぼーっと過ごしていました。
(仕事の連絡だけは、一生懸命しましたよ!)
3日後の朝、主治医が来て、鼻の管から造影剤が入れられました。
透明の液体を紙コップ1杯分
1時間もすると、トイレに行きたくなって、その後数回トイレ
これは、詰まっていた便がでたかなーと言う感触
そして、レントゲン撮影
夕方、ようやく、結果が出て、無事に鼻の管が抜けることに・・・
抜くときにも、おぇっとはなりましたが、抜いてしまえば、もうすっきり!!!
その晩から、まず水のみOKになり、少しずつ水を飲み始めました。
翌朝から食事も再会です。
まずは、重湯(おかゆの上澄みですね)
次の日が3分粥
そして全粥と少しずつ固形のものが出てくるようになり、全粥で問題なければ退院です。
でも、実は、最後の晩
全粥になって3食目の夕食のおかずに初めて肉が出てきたんですよ。いいのかなーと思いつつ・・・
それまでは煮魚とか野菜ばかりだったのに・・・
一応しっかり噛んで食べました。
そしたら寝る頃に、また例の小腸の入口あたりがシクシク痛む気がして・・・
まずいなぁー、せっかくここまで来たのに・・・
とちょっとお腹を動かすように運動してみたり、暖めたり・・・・
いろいろやってなんとか乗り切りました。
そして、火曜日、無事に退院できたんです。
急なことで、ご予約頂いていたお客様にもたくさんご迷惑をおかけしてしまいました。
本当に申し訳ありませんでした。
店のスタッフや、蒲田シェモアの吉成さんにも大変お世話になりました。
いくらお礼を言っても言い足りないくらいです。
私自身、お腹に爆弾を抱えている状態なんだなぁと改めて実感しました。
もう2度と、今回のような状況はごめんなので・・・しっかり自己管理していろいろ気をつけていこうと誓いました。鼻の管は二度とやりたくないです!
私自身、変わりの効かない仕事をしています。
自分がいないと成り立たない仕事やイベントなどもあります。
そんな時に緊急入院とか・・・まずいですからね。
手術から12年経っているので、ちょっと気が緩んだ感じなので、少し気持ちを引き締めていかないとです。
婦人科系の開腹手術をされたことのある方は、だれでも腸閉塞のリスクがあります。
単純性腸閉塞のほとんどは術後の腸管の癒着によるものだそうです。
先日、当店のお客様で同じように婦人科系の手術後、腸閉塞になられた方が、そんな話は知らなかったと言っていました。いざそういう状況にならないと先生も説明してくれないんだと思います。
少しでも皆さんの参考になれば・・・
長くなりましたので、入院中の様子などは、また次の記事で書きますね。
もうすっかり普通になりましたので、お問い合わせ、ご予約、どんどんお受けします。
今、新しいメニューも考え中で、近々ご紹介出来ると思います。
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