小池知事 五輪バトルは第2幕へ 仕掛ける“森封じ”の一手・・・
小池百合子知事vs森喜朗氏の主導権争いが第2ステージに入った。東京五輪の3競技会場見直しは、仕掛けた小池都知事の完敗。永田町の力学を駆使した組織委の森喜朗会長に軍配が上がった。収まらない小池知事は「4者協議」に向けて新たな矢を放とうとしている。
五輪の準備を担う4者協議は、21日開催予定。
〈組織委、都、IOC、政府〉の面々が顔をそろえる。議題は、巨額経費をどの組織がいくら支払うかだ。
その席で組織委は大会経費が約1.6兆~1.8兆円程度とする最新試算を提示する方針だという。内訳は運営費8200億円、施設整備費6800億円、予備費1100億~3400億円とされ、会場周辺事業者への営業補償や広域開催に伴う道路整備費などは含まれていない。つまり、1.8兆円で収められるかどうかも分からないのだ。
そのうち、組織委が負担するのは約5000億円。森喜朗氏は、残りを開催都市である都に押し付けるつもりでいる。経費削減を求める小池サイドとの溝は深まる一方だ。小池知事は徹底抗戦し、森喜朗氏に一泡吹かせる作戦を練っているという。
■持ち株会社形式で図る森会長の無力化
都政に詳しいジャーナリストの鈴木哲夫氏は言う。
「小池知事はコスト意識の低い組織委には任せられないという考えを強くしています。しかし、同列である組織委と都がいくら話し合っても議論は進まない。そこで、4者協議の場に以前から温めている持ち株会社構想の提案を検討しているようです。4者協議の上に全体を統括するCEO的なポジションをつくり、都も組織委もJOCもぶら下げる持ち株会社形式で運営するというものです。そうすれば、小池知事の持論である透明化が図れる上、森会長の影響力をそぐこともできる。世論の賛同も得られるプランでしょうし、公式な場でブチ上げれば、森会長も一蹴はできないとみているようです」
先週末の定例会見でふてぶてしい笑みを浮かべ、「居直った」と言い切った小池知事は、完全に戦闘モードに入っているという。
「〈都民にだけ負担を押し付けられない〉と組織委そのものの運営経費にも手を突っ込んでいくようです。年間家賃7億円超も支払っている虎ノ門ヒルズからの移転を要求し、武藤敏郎事務総長らの報酬の大幅カットも求めるとも聞きます」(都政担当記者)
「東京五輪」は東京都が開催の中核であることは 明らかな事。
〈組織委、都、IOC、政府〉等々の組織が 巨額経費をどの組織が如何ほど負担するか?
今頃になって 綱引きをし出すなんて どういう了見なんだよ!
国家的行事であれば その資金の捻出先は どの組織が全責任を負い、検討を図ることは、子供でも理解出来る方程式!
銭金の勘定もまともに出来ない 森を筆頭とした名誉職の集まり連中が、口を差し挟む余地はない。
「東京五輪」と銘打つのであれば 組織委員会などという代物は、東京都の下部組織で充分。
船頭多くして 舟 山に登る・・
まったく 情けない話。
「感謝」
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