ウチに1鉢だけある奄美の「吟風」です。三重の大棚で吟風の多彩な変化を見学させていただき、無理を言って1鉢譲ってもらったものです。
奄美風蘭は今までに何鉢か入れましたが、何故か調子を崩してしまいます(ほとんど枯れてしまいました)。なので、奄美恐怖症みたいになってしまい、ウチには奄美はこれしかありません。この吟風も選に漏れず、来た年に不調になってしまいました。その後は何とか持ち直し、子を4本取って、現在は親木1本立ちになっています。
4本の子のうち、1本は柄が良いのが出てきて、吟風の面白さの一端を味あわせてもらいました。その柄の良い1本は島根のお棚に、無地の3本は鳥取のお棚に入りました。
現在、暖房の効いた居間の出窓で越冬させています。じわじわと葉が伸びてきているみたいです。チラチラと墨が乗り、ボヤっとした縞っぽい柄が見えるような見えないような感じで、なかなか妖艶な雰囲気です。この木はこのままウチの棚に慣れて、調子よく育ってほしいです。
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