数年前までは、部屋の中に取り込んだり、発泡スチロールの箱に入れたりしていました。毎年成長期になると必ず調子の悪いのが数鉢出てきていました。2008年の冬からベランダのガラスケースで冬越しを始め、それからは調子の悪い鉢は今のところ1鉢も出ていません(まだ2回の越冬だけですが)。今年も同じようにやっていますので、紹介してみます。完全に自己流ですから、もし、お気づきの点がありましたら、是非ご指摘ください。
ガラスケースは、50%遮光の寒冷紗を2重にしています。中が狭くて、日が当たるとすぐに室温が上がるので、温度上昇を防ぐためにそこそこ暗くしています。
もし温度が上昇した時は、2台の換気扇が作動します。1台は排気で、もう一台は吸気です。今は排気15℃、吸気18℃に設定しています。特に、3月頃は換気扇が作動することが多いようです。
風蘭をケースに取り込んでから水を切って葉に皺をよせ、数日間は最低気温2℃くらいを体験させます。その後、最低温度を5℃に設定します。温度をかけるのは、だいたい12月20日頃からです。下の写真の白い板のようなのがプレートヒータで、そのすぐ上の青いトレーには水をはっています(ヒーターからの直接の加熱を防ぐのと、保湿のため)。
ガラス窓は寒くても完全には締め切りません。最低でも、後ろ側の窓を1cmくらいは開けておきます。完全に締め切ると、カビやカイガラムシが発生したことがあったので、少し開けて外気を取り込みます。これでも最低温度は保たれます。水をやった日には、割と広めに前後の窓を開けます。
ケースの中には、2段に風蘭を置いています。上側の方が乾きやすいです。湿度は、40~80%の間にあるようです(水やり直後は高い)。
水やりは、1週間~10日くらいに1回、ジョウロで2回まわし(わからないかな?)でやります。そこそこぬれて、2, 3日水苔が湿っています。
こんな感じで、3月下旬の植え替えの時まで管理しています。こんなんでええんやろか・・・といつも不安に思っています。
これとは別に、毎年数鉢、完全に外に置いて観察しています。これでも全く問題なく越冬できていますので、むしろ自然越冬の方がいいのかもしれませんね。弱い品種はちょっと不安ですが。
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