富貴蘭だねっ!

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冬の管理

2011-01-04 | 棚の様子
 数年前までは、部屋の中に取り込んだり発泡スチロールの箱に入れたりしていました。毎年成長期になると必ず調子の悪いのが数鉢出てきていました。2008年の冬からベランダのガラスケースで冬越しを始め、それからは調子の悪い鉢は今のところ1鉢も出ていません(まだ2回の越冬だけですが)。今年も同じようにやっていますので、紹介してみます。完全に自己流ですから、もし、お気づきの点がありましたら、是非ご指摘ください。
 
 ガラスケースは、50%遮光の寒冷紗を2重にしています。中が狭くて、日が当たるとすぐに室温が上がるので、温度上昇を防ぐためにそこそこ暗くしています。

 
 もし温度が上昇した時は、2台の換気扇が作動します。1台は排気で、もう一台は吸気です。今は排気15℃、吸気18℃に設定しています。特に、3月頃は換気扇が作動することが多いようです。

 
 風蘭をケースに取り込んでから水を切って葉に皺をよせ、数日間は最低気温2℃くらいを体験させます。その後、最低温度を5℃に設定します。温度をかけるのは、だいたい12月20日頃からです。下の写真の白い板のようなのがプレートヒータで、そのすぐ上の青いトレーには水をはっています(ヒーターからの直接の加熱を防ぐのと、保湿のため)。

 
 ガラス窓は寒くても完全には締め切りません。最低でも、後ろ側の窓を1cmくらいは開けておきます。完全に締め切ると、カビやカイガラムシが発生したことがあったので、少し開けて外気を取り込みます。これでも最低温度は保たれます。水をやった日には、割と広めに前後の窓を開けます。

 
 ケースの中には、2段に風蘭を置いています。上側の方が乾きやすいです。湿度は、40~80%の間にあるようです(水やり直後は高い)。

 
 水やりは、1週間~10日くらいに1回、ジョウロで2回まわし(わからないかな?)でやります。そこそこぬれて、2, 3日水苔が湿っています。
 
 こんな感じで、3月下旬の植え替えの時まで管理しています。こんなんでええんやろか・・・といつも不安に思っています。
 
 これとは別に、毎年数鉢、完全に外に置いて観察しています。これでも全く問題なく越冬できていますので、むしろ自然越冬の方がいいのかもしれませんね。弱い品種はちょっと不安ですが。

 
 もっと高い温度に設定したり、春の動き出しの時に高めにして早く成長させたりと、温度をかける意味は色々あると思うのですが、私のように、自生地で冬にあまり高くない温度をかける意味って何なのだろうなんて、いつも思いながらやっています。今のところ、「あまり低温にすると不安だから」・・・というのが一番の理由のような気がします。成長期に活かせる冬の管理ってどうしたらいいんでしょうか?(結局疑問の記事になってしまいました。)



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