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底地とは?

2020年04月26日 | 不動産用語解説

相場より安い一戸建てや土地、中古住宅を見つけ、その詳細を不動産屋に確認すると「底地です」と告げられることがあります。

この底地とは、いったい何を意味するのでしょうか。

不動産用語である底地の意味をわかりやすくご説明しましょう。

なお、底地の読み方は「そこち」となっています。

底地とは、借り地、または貸し地のこと

それでは、底地の意味をわかりやすくご説明しましょう。

その前に、借地権(しゃくちけん)という不動産用語の意味を理解してください。

借地権とは、土地を借り、借りた土地に建物を建てるなどして利用できる権利です。

たとえば、地主である鈴木さんがいらっしゃったとします。

鈴木さんは定期的に地代が支払われれば土地を貸したいと希望し、借り主はその土地に建物を建てるなどして利用して構わないという条件を提示しています。

そこに、マイホームを建てられる土地を探す田中さんが現れました。

土地を貸したい地主の鈴木さんと土地を貸したい田中さん

地主の鈴木さんと田中さんは商談し、その結果、田中さんは地代を支払いつつ土地を借ることになりました。

つまり、田中さんは、地代を支払いつつ、地主である鈴木さんから土地を借り、借りた土地に建物を建てるなどして利用できる権利を手に入れたことになります。

この手に入れた権利が借地権です。

田中さんが手に入れた権利が借地権

そして、底地とは、この田中さんが借地権を行使することにより利用できる、地主である鈴木さんから借りた土地を意味します。

底地とは、借地権が設定された土地のこと

冒頭でご紹介したとおり、相場より安い土地を見つけ、その詳細を不動産屋に確認すると「底地です」といわれることがありますが、購入するのではなく借りることになります。

また、相場より安い一戸建てや中古住宅を見つけ、その詳細を不動産屋に確認すると「底地です」と告げられることがありますが、その建物が建つ土地は購入するのではなく借りることになるため注意してください。

底地の意味の詳細は、私が運営するサイト「誰でもわかる不動産売買」の「底地とは? わかりやすく簡単に意味を解説」にて詳しくご説明中です。

お時間のある方は是非ご覧ください。それではまた次回の更新でお会いしましょう。「わかりやすく解説 | 不動産のあいうえお」でした。

底地とは? わかりやすく簡単に意味を解説


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