育毛相談WEB/サイトは医療機関ではないので、薄毛を治す為の治療はできませんが、ご相談者の中には薄毛の治療に取り組んで痛い目にあっている現実を25年の経験を元に記したいと思います。
また、理美容業界から発せられる薄毛を治す為の育毛方法で、薄毛を治せなくなっている人も多数いらっしゃるので、その事実もここに記したいと思います。
■薄毛を治せない人だけが増えている
今回記述する内容は、あくまでも私が感じた感想を中心になっているので、医学的にどうのとかの話ではありません。
あくまでも「こんな事実があるのですよ。」と言う記述になります。その事実の中で、25年以上育毛相談の現場で助言やサービスの提供をして感じるのは、薄毛治療での医薬品の使用が始まってから、その副作用や後遺症で薄毛を治せない人だけが増えているように感じるのです。
髪の毛のことが気になり、医療の専門家なら大丈夫だろうと考え、有名な医師に診てもらう為に大学病院まで行ったのに、異常な抜け毛になってしまったような女性がいます。
その方は、医師に相談したところ「現在、発毛効果が認められているのはミノキシジルだけだから、ミノキシジル５％のこの育毛剤を使いなさい。」と助言されたようです。
助言された通り、その育毛剤を1年以上使用しても良くならないだけでなく、抜け毛が増えてきたので大学病院の医師に相談することもできず、他に相談するところを探して、弊社にご相談にお越し下さったのです。
弊社では、最初は客観的に今の状態を確認する為に、頭皮をお湯だけで洗うようにしています。すると、その女性の髪の毛が何の抵抗もなくバラバラと抜けるのです。怖くなってしまい途中でお湯洗いを中止してタオルで髪の毛を拭くと、そのタオルにも大量の抜け毛が付いてくるのですね。
たぶん、ミノキシジルの効果で生えてきたのかもしれませんが、頭皮と毛を育てる組織への作用が強く及んでいるので、生えている毛や生えてきた毛が毛穴内部に根付かなくなっていたのではないか？と思えるのですね。
■効果優先は頭皮と心身を駄目にする
効果優先になるとその作用が、頭皮や毛を育てる組織に及びます。想定した通りに頭皮や毛を育てる組織が反応すれば良いのですが、反対に人の体は作用から身を守る為に固く緊張して反応しなくなることが往々にしてあるのです。
その結果、上記に記述した女性のように大量の毛が抜けるようになってしまうのです。上記の女性が使用したのはミノキシジルの塗布薬です。
ミノキシジル塗布薬を使っていた人は、大量の抜け毛になっていることが多く、中には女性でもミノキシジルを使用していた部位の毛を無くしてしまった人もいます。ミノキシジルタブレットの飲用薬でも同じようなことが起こります。
多くの場合、1年以上の長期使用者ですが、その人のタイプ次第では1か月や2か月短期間の使用でも同じようなことが起こる可能性があるので、医薬品による効果優先の方法は採らない方が良いと感じますね。
でもまあ、ネット上の情報は良い話ばかりになっているので、中々伝わらないだろうなぁ。
■薄毛治療の医薬品は副作用が強く残る
育毛相談WEB/サイトのように、客観的にご相談を承っているところは少ないので、医薬品で痛い目に遭っている人が探してご相談にいらっしゃいます。
一人二人くらいまでなら、たまたまそんなことがあるのかな？程度にしか思いませんが、三人四人と同じようなことを訴える人が出てきたら、たまたまではないよね。と捉えるようにしています。
その代表例が、上記のミノキシジル製剤であり、フィナステリドやデュタステリド等の飲用薬です。
ミノキシジルの外用薬の場合、頭皮が赤くなる人は減りましたが、抜け毛が急増して毛が無くなる人は変わらずいらっしゃいます。それを改善する術が分かりましたが、正常に戻るのにとても年月がかかります。それだけ頭皮への負担が強くて、後遺症的な状態が中々改善しないのですね。
フィナステリドやデュタステリドは、副作用がないか1％くらいと言われていますが、そんなに少ないのか！と不思議に感じています。実際、副作用を感じない人もいますが、感じる人もいて、五分五分に近いのではないか？と思います。
その副作用も多肢にわたり、性的なこととレビドー減退が数％と言われていますが、ご相談者にお聞きしていると、ウツ病的な症状や強いストレスを受けて心が落ち込んでいるような症状、女性に興味が持てない・むくれる・体が極度に冷える・心臓がバクバクする等いろんな症状を訴えられます。
これらの中には医療の世界では認められていない症状がありますが、飲み始めると始まり・飲むのを止めると治ることが多いので、副作用の一つなのではないか？と思いますね。怖いのは、この副作用が治らなくなることです。
一つ事例を挙げておきます。フィナステリドを飲み始めて2か月くらい経過した後、急にやる気がなくなりうつ病のような症状を発症してしまった。ホルモンを調べるとテストステロン値が急激に低下していた。筋トレや良いと言われていることは色々したが何をしても治らない。温浴をすると大量の抜け毛で、まるで脱毛症のような抜け方になっていた。
フィナステリドやデュタステリドを飲むを止めると、それまで抑えてきた抜け毛が急激に増えて毛が無くなってしまうこともあります。毛を無くさない為の薬なのに、止めたら毛が無くなるとは意味のない薬なんじゃないか！
■理美容業界が発する育毛方法数々
私の知っている限りのことですが、理美容業界から発せられている育毛に良いと言われる製品や方法と言うのがあります。それらは、ことごとくマイナスになっていくことを経験しています。
なぜ、そうなるのか？と推測すると、理美容業界が提供しているサービスの中に（それもドル箱のサービス）薄毛の原因になるものがあるから、薄毛の原因には触れずに効果があるとか皮膚に優しいと言う触れ込みで発せられているものばかりです。
例えば、石鹸シャンプー、真空含侵法、頭皮のマッサージ法、超音波、幹細胞培養上澄み液等々、他にもあると思うけど、今思い浮かぶだけでこれだけあります。
手軽に簡単に今のサービスを崩さずに導入できるので、効果があるなら客単価を上げる為に取り扱っているか取り入れているのではないか？と思います。
薄毛の原因になるサービス（カラー、パーマ、縮毛矯正、トリートメント）の上でのケアなので、良くなる人もいるけど、全く効果がないだけでなく薄毛の状態が悪化する人も多いのではないか？と思いますね。
美容院や美容室が運営している育毛サロンでのサービスを受けた人は、女性のご相談者の3割前後ってところです。
■頭皮が難儀な状態になっている
もっと難儀だなと感じることに、薄毛が治る効果が抜け毛が減ることだとしている美容室があり、抜け毛が減ることを売りにしてサービスを提供しているのですね。
毛が抜けることと発毛することと成長することは、全て繋がっているので、抜け毛が減れば発毛してくる本数が減ります。成長期が短くなった毛が増えてくれば、一時抜け毛が減りますが、ある一定のレベルまで短くなった毛が増えてくれば抜け毛は急増します。
髪の毛は毛母細胞に血流が巡ってきて育つので、血流が悪化すると毛の育ちが悪くなって抜け毛が減っていきます。育ちの悪い毛がある一定のレベルまで増えると抜け毛が急増して薄毛になっていきます。
そんな血流不足の毛が増えて薄毛になっている時に、毛を増やそうと血流が改善されると、成長期が短くなって残っていた毛が抜けるから抜け毛が増え薄毛が進行します。
そして生え変わって正常に成長する毛が増えるようになり、本来の生え変わるサイクルを取り戻すようになり抜け毛自体は正常に戻っていき毛が増えるようになるのです。そして、抜け毛が増えたり減ったりしながら総本数を維持するようになっていくのです。
抜け毛とは、以上のように増えたり減ったりしているものなので、一概に減れば良いのではないのです。抜け毛ではなく、ちゃんと成長する毛に生え変わっているかどうかを見ないといけません。それらに関しては、このブログの中でも説明しているので探してみて下さい。
■効果の前に知って欲しいこと
色々と薄毛治療に関することや理美容業界が発する情報に関して、私が現場で感じたことを記述しました。
中でもご相談を受けている中で常に感じていることは、ご自身がなぜ薄毛になってしまったのか？を分かっていない人が多いことです。
効果があれば良いと思っている限り、薄毛を治せる確率はかなり低いと思います。一時的に薄毛が治っても、しばらくすれば再度薄毛になり、今度は毛を無くしてしまう可能性が高まります。
現在のTV等のマスメディアの広告にウイッグや増毛のCMがやたら多くなっているのが、それを物語っているように思います。
効果を求める前に、ご自身のことを知りましょう。ご自身がなぜ薄毛になったのかが分かることが、薄毛を治していく薄毛治療の第一歩です。
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