薄毛になるとはどう言うことなのか?知っていますか?反対に薄毛になった場合に髪の毛が増えるとはどう言うことなのか?を知っていますか?
これらを知らないから、抜け毛が減れば良いとか、抜け毛を減らしたい、毛を抜けなくしたい、発毛させたい、薄い部分に毛が生えてくれば良いのに、なんていう嘘みたいな効果を望む人がとても多いです。ご相談下さる方のほぼ全てがそんな効果を望んでいますね。
【抜け毛を減らすや発毛を望む気持ち】
毛は抜けながら薄くなっていきます。それを見ている本人からすると毛が抜けて薄くなっていきますから「抜け毛を減らしたい」とか「毛が抜けなければ良いのに」なんて思う気持ちはよく分かります。
同様に、薄い部分を見れば「ここに発毛させれば薄い部分が隠れるから、何とか発毛させる方法はないのだろうか?」なんて考えてしまうのも分からなくはないですね。
上記のように見てしまうのも、今までと違う状態になっているのがよく見えるからで、目につきやすいからとも言えます。
【抜け毛があるから発毛してくる】
髪の毛はあなたの細胞の一つでもあるので、細胞が生まれ替わって正常な状態を維持しているように、髪の毛も抜けて=抜け毛、生え替わって=発毛して総本数を維持しているのです。
抜ける時には、その毛根には次に生える毛の卵が生まれています。次の毛の卵が成長するようになり、前の古い成長を終えた毛を押し出すように発毛するのです。と言うことは、抜ける毛と生えてくる毛とは、繋がっているとも言えるのです。
前の細胞があるから次の細胞があるとも言えます。
抜ける毛と次に生え替わってくる毛を別物と見るから、「抜け毛を減らして発毛させよう」なんて嘘臭い話が出てくるとも言えますね。まぁ、こう言った方が悩んでいる人には朗報に聞こえるのでしょう。
【抜け毛を減らして発毛させるとどうなるか?】
じゃ、抜け毛を減らして発毛させるとどうなるのでしょうか?ほとんどの場合、失敗すると思います。
理由は、抜け毛が減るとは生え替わる本数が減っていくことでもあります。これが1年以上ずっと続くと言うことは、細胞の生まれ変わりが弱くなるとか衰えることなので、巡ってくる血行・血流が少なくなるか弱くなることを意味します。
そんな中で発毛させようとすると(どんな方法で発毛させようとするのか分かりませんが)、血行・血流が少なくなり弱くなった状態で発毛させることになるので、弱った髪の毛しか発毛してこないことになりますね。
「抜け毛を減らして発毛させよう」と言う発想は、髪の毛がどうして生まれてきているのか?を無視した発想という他ありません。ちなみにバジル組織が云々の話はここでは取り上げません。
本当の男性型は困難
ちなみに、常々育毛のご相談をお受けしていて感じるのは、本当の意味での男性型の脱毛症になってしまっている人は、髪の毛の回復は困難だとしか言いようがありません。
ただ、現代社会で常識的に言われている方法を若い頃から採っている人が多いので、その方法で男性型脱毛症を発症させている可能性があります。そこを小さい頃から見直していれば防げるかもしれません。
少々難しいことですけど・・・
【毛は抜けて発毛しての生え替わりで維持できる】
「抜け毛の増減」と「発毛するかどうか」で育毛方法の良し悪しを判断する人が多いです。が、これで見ていては、髪の毛を無くすだけだとお分かり頂けたでしょうかうか?
髪の毛は「抜けて」、抜けた毛と同じ毛が「発毛して」の生え替わりを正常に行うことで総本数を維持しているのです。抜け毛と発毛とは表と裏の関係にあるので、それを別個に捉えることは出来ません。
どうしても、育毛方法の良し悪しを抜け毛で見るのなら、その本数ではなく、どんな毛が抜けているのかの推移を見るようにしましょう。
- 抜けたと同じ太さと成長期に生え替わっていれば問題ないが、2割くらいまでなら以下のような毛が抜けることもある
- 細くなり柔らかくなった毛が2割を超えて抜けるようになり、年月を重ねる度に3割・・4割・・と増えるようになると危ない
- 先細りの毛が2割を超えるようになり、年月を重ねる度に3割・・4割・・と増えるようになると危ない
毛が増えるようになる時は、上記の逆を辿ります。
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