育毛の道案内人が綴る事実・現実
育毛を考えるなら、事実と現実を知りましょう。発毛・抜け毛で頭皮と心身を壊して毛を無くしている事実と現実があります。
 



「頭皮を清潔にして皮脂を取り、効果的な育毛剤を使うと髪の毛が増える」なんてことが、25年前の1999年頃には育毛の効果を出す為の方法として、常識的に言われていたのですね。


その結果、薄毛になる人が増えたのです。年配の男性や家系的にハゲの男性以外にも広がり、女性にまで広がり20才代や10才代の若い世代にまで広がっていったのでした。



■ハゲたくなければ皮脂を取れ


1999年頃と言うと、ちょうど育毛の道案内人である私が育毛相談を仕事とする出来事に遭遇した年になります。


この頃に常識として言われていたのが「ハゲたくなければ皮脂を取れ」と「頭皮を清潔にし効果のある育毛剤を使えば髪の毛は増える」と言うものでした。多く分泌されている皮脂が頭皮を弱らせ、毛穴に詰まっている皮脂が発毛を阻害していると言うことらしかったですね。


ところが、実際はそんなことはなく、頭皮を清潔にしてきたから皮脂の分泌が増えていただけで、皮脂は液体ですから詰まることはなく、発毛を阻害しているわけではなったのです。角質が毛穴を塞いでいると言う話もありました。角質とはフケのことなので、あんなものが毛穴を塞ぎません。マイクロスコープで見るとそう見えるだけの話です。


一般の方々は、そんな事実を知らされていなかったので、頭皮を清潔にして効果があると言われるミノキシジル系の育毛剤を使っていたのです。


その結果、どんなご相談者が多かったのかと言うと、シャンプー剤が頭皮に残留している人と頭皮のトラブル=フケ症・かゆみ・臭い・赤いのオンパレードで、男性でも低年齢化し女性にまで薄毛の人が広がったのです。


■頭皮にシャンプー剤が残らない人が増えた


「シャンプーが頭皮に残留しているご相談者が多いよ」とメールマガジンやこのブログで訴え続けて、かつどこかの美容外科の先生が「シャンプーを止めると髪は増える」書籍を出版したのが影響して、シャンプー方法の見直しと湯シャンが広がったのです。


その結果、2010年頃を境にして、頭皮にシャンプーが残留しているご相談者が激減し、頭皮のトラブルでお悩みのご相談者も減ったのです。替わりに増えたのが更年期の頃の女性の薄毛でした。


■2018年頃から頭皮にシャンプー剤が残る人が増加


ところが、私が相談室をさいたま市から西宮市に移転する頃から、新規にご相談にいらっしゃる方の中に、頭皮の異常を訴える人が増え始めたのです。


これらの方々は、普段は毎日シャンプーで頭皮を洗っているので頭皮の異常は目立ちませんが、1日か2日3日くらい湯シャンをすると、一気に頭皮がトラブル=フケ症とかゆみ・臭いだらけになるのです。


弊社のケア方法は頭皮を保護して緊張を解して血行を良くすることを目指すので、必然的に頭皮をこすり洗いしないようなシャンプー方法を採ります。するとこれらの方の場合、頭皮の血行が良くなり始めると頭皮の異常が表面化するのですね。脂漏性湿疹・皮膚炎のような症状になる方もいます。


すすぎはちゃんとしていたのでシャンプー剤の残留はありませんが、頭皮のこすり洗いのし過ぎで、皮膚が荒れて皮脂の分泌も増え皮膚常在菌のバランスも崩れていたのです。


今現在、頭皮をしっかり洗わないとフケやかゆみ・臭いが出るような方は、正常な頭皮ではなくなっているので、頭皮を正常な頭皮=湯シャンを1週間続けてもフケ症にもならない・かゆみもでない・臭いもでない状態になるようケア方法に見直す方が良いですよ。ひどくなると一生治らない頭皮の異常になるかもしれません。


■過酸化脂質の問題にすり替わる


一旦収まっていたシャンプーでの頭皮の洗い過ぎが、なぜ出てきたのか?最初のころは分かりませんでした。


新聞紙上の何かの広告や無料で配布されている広告雑誌の中に、その答えがありました。美容師の方が頭皮を清潔にするようなコメントを載せていたのですね。


他にも、弊社にいらっしゃるご相談者の方が、ある美容師さんが出している書籍の中に「過酸化脂質が薄毛の原因だから、頭皮を清潔にしない」といけないようなことが書かれていたともおっしゃっていました。


つい先日ご相談にいらっしゃった方は、「洗い過ぎるといけないと思っていたら、フケだらけで抜け毛も急増していたの美容師さんに相談したら、頭皮をちゃんと洗うように指導された。良く洗ったおかげでフケは出なくなり抜け毛も減った。でも薄毛は進行している。」ともおっしゃっていました。慢性化している状態ですね。


なぜフケやかゆみが出ているのか?を分かっていない悲劇ですね。この方の場合は、過去に界面活性作用の強いシャンプーで頭皮を洗い、カラーを頻繁に繰り返していた為に頭皮を痛めていたのが原因なのに。


皮脂が問題から、過酸化脂質が問題に話がすり替わっただけの話でした。


■過酸化脂質を取ったら増えるだけ


過酸化脂質が頭皮を痛めるのは事実で、それが薄毛の原因の一つになっているのも事実です。でもね、過酸化脂質と言っても分泌物ですから、取っても再度分泌されるだけで、取れば取るほど分泌量が増えていきますから、何の解決にもなりません。


過酸化脂質がなぜ増えるのか?を知ればその対処法が分かります。ストレス・添加物・残留農薬等々が原因になっていますから、それらを改善する生活習慣が必要なのです。


最近は、頭皮を洗い過ぎて頭皮にトラブルを抱えている可能性のある方のご相談が多いので、頭皮の異常を確認する人ばかりと言っても過言ではありません。


時代は同じことを繰り返すことが多いですが、過去流行ったことが品を変えてまた出てきたと言う状況です。


どんなことが頭皮のトラブルを招き、どんなことが心身の負担になっているのか?は以下の書籍に記載しています。どうすれば良いのか?今のご自分の状態を確認する方法も記述しています。以下の書籍をご参照下さい。





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