育毛の道案内人が綴る事実・現実
育毛を考えるなら、事実と現実を知りましょう。発毛・抜け毛で頭皮と心身を壊して毛を無くしている事実と現実があります。
 



昔と言いましてもほんの30年ほど前まで=1990年代より前までは、女性が薄毛になるなんて、誰も考えもしない時代でした。その理由は、女性は遺伝やホルモンの作用による薄毛になる理由がなかったからです。


ところが、2000年くらいを境に、急に女性の薄毛が増え始めて、現在育毛相談WEB/サイトにご相談下さるのは女性が7割を超えるようになっています。男性でも、昔は父親がハゲなら自分もハゲになるのではと恐れていましたが、今は遺伝がなくても薄毛やハゲになっているのです。



■2000年頃は何があったか?


西暦2000年頃(平成12年)は、ちょうど私が育毛相談を仕事として取組み始めた頃に当たります。


前年の1999年には日本初の発毛剤として国産のミノキシジル系の塗布薬が発売されて、驚異的な出荷本数を達成した時期でもあったのです。


そして2005年(平成17年)には飲む育毛剤としてフィナステリドが認可発売され、塗布薬と飲用薬の2つが揃ったのですね。


1990年代は、大手と中小の育毛サロンが入り乱れて、あちらこちらで広告が氾濫していました。「ハゲになりたくなければ、頭皮を清潔にしろ。皮脂を取れ。」と言われていたのです。


同時に、1995年頃だったと思います。女子高校生を中心に顔グロ・茶髪が流行り始めて、一気に女性全般に髪の毛を染める習慣が広がり、この時期から根付いたのです。それまでは、年配の女性が紫に染めているか、水商売の女性が染めているだけでした。


それから、8年くらい経った頃から女性の薄毛の相談がポツポツ入り始めて、2005年頃から急に増え始め、2010年頃には半分が女性の薄毛の相談になり、2025年の現在では女性の薄毛のご相談が7割を超えるようになっているのです。


■女性が薄毛になる最大の原因は何か?


「何か」があって薄毛になってしまった場合、多くの人は「その何か」が薄毛の原因と判断して、「その何か」を改善するか排除しようとします。ところが、「その何か」を改善しても排除しても薄毛が治らないことが多々あります。


なぜか?それは「その何か」はきっかけでしかなく、きっかけが起こる前に髪の毛は薄くなっていたと言えるのです。


ちょっと変な表現ですね。髪の毛にヘアサイクルがあるので、ちょっと変な表現になっています(抜けて生え変わるサイクルです)。


女性の生え変わるサイクルは、5年前後から10年前後くらいまでとかなり幅があります。1本の毛が発毛してから抜けるまでに5年とか10年かかっているのです。


普通は発毛した毛は正常に伸びますが、普段の習慣の中に薄毛になる原因が加わったとしたら、その頃から1年とか2年経過した頃から発毛してくる毛が細くなってきます。正常な毛ほど古い毛ですから、正常な古い毛が先に抜けていき、残った毛が細くなった新しい毛ばかりになってきますね。


と言うことは、ご自分が薄毛になったと思った時には、すでに5年前後以上前から細い毛に少しずつ生え変わってきていたと言え、5年前後以上前から行っていた習慣の中に薄毛になった原因が隠れているのです。


女性の薄毛が増え始めたのは、2000年を過ぎた頃からなので、それから5年以上前くらいから何が始まったのか?それは、「頭皮を清潔に洗う習慣=皮脂を取る習慣」と「定期的にカラーをする習慣」です。


この2つが女性の薄毛の最大の原因になっているのではないか!と推定できるのですね。ご相談者の方々を見ていると、この2つが最大の原因だと言い切れます。


■妊娠出産と更年期はきっかけに過ぎず


このようにしてみると、妊娠出産や更年期に薄毛になる理由が分かります。


妊娠出産するまでに、頭皮を清潔にする習慣と定期的に行ってきたカラーにより、頭皮の血行が悪くなっていて細い毛しか育たない頭皮にしていたのです。


妊娠出産は母体にとっては、かなりの負担になります。ホルモンのバランスが崩れて妊娠中減っていた抜け毛が出産後に一気に増えて薄毛になります。


通常なら出産後1年もすれば元のような本来の髪の毛に生え変わってくるので元に戻るのですが、血行を悪くする習慣を続けてきている女性が多いので薄毛になった状態が続くだけになります。


更年期の頃までは、髪の毛を豊かに保つ女性ホルモンの支えがあるので、頭皮を清潔にし定期的にカラーをして頭皮を弱めていても表面的には問題がありません。


が、女性ホルモンが減り始めると、その支える力も弱まってくるので、それまで行っていた頭皮の血行を悪くする習慣が表面化するようになります。


普段から髪の毛が育つ為のベースを崩していたので、妊娠出産・更年期で薄毛になってしますのですね。


■髪の毛が育つベースが崩れている


頭皮を清潔にするとは、保護膜である皮脂を取ることになるので、頭皮を痛めて弱らせます。そんな頭皮にカラーを定期的に行うのですから、血の流れが弱くなり髪の毛が生育しなくなっていくのです。


これら以外にも、現代社会では女性の仕事の中心であるデスクワークがPC業務中心になり、頭皮が緊張して血が巡りづらくなっていて、かつ、人間関係のストレスで「気」に余裕がなくなっている人が増えています。


お仕事でも重要な業務を受け持つことが増えているのも「気」に余裕がなくなっている原因になっています。「気」に余裕がなくなると全身の血行が悪くなり結果として頭皮にまで十分血が巡って来なくなります。


その上、今の日本人の食習慣はとても劣化しています。遺伝子組み換え農産物や残留農薬・加工食品への食品添加物の増加・着色料・人口甘味料等々・医薬品の習慣的な飲用・遺伝子ワクチン等々と言うように、頭皮と心身が薬漬け状態になっているのです


頭皮も心身も、髪の毛が育つだけの余裕を無くしている状態になっている女性が、とても多くなっていると言えます。男性も同様です。


■薄毛が治るベースを再度回復する


せめて、上記の3点だけでも良いので生活を見直して、薄毛が治るようにもしくは薄毛にならないように、頭皮と心身のベースを回復するのが先決ではと思います。


大きくは3つの見直しを実践しましょう。



  1. 頭皮を洗い過ぎないで、カラーの影響を防ぐ習慣

  2. 頭皮の緊張を緩めて、ストレスを低減する習慣

  3. 食べる物を見直して、劣化している内容を少しでも向上させる


全てを一気には出来ないので、次回から一つ一つ簡単に説明していきます。


髪の毛が育つ為のベースを回復させましょう。




コメント ( 0 ) | Trackback (  )



« 薄毛が治る力...   
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。