育毛の道案内人が綴る事実・現実
育毛を考えるなら、事実と現実を知りましょう。発毛・抜け毛で頭皮と心身を壊して毛を無くしている事実と現実があります。
 



【抜け毛は誰にでもある】

「抜け毛が増えれば毛も増える」なんて書くと、ほとんどの人は「そんなことはないやろ!現に毛が抜けて薄くなっているじゃないか!」と反論したいでしょう。

では、そん方々にお聞きします。

毛は抜けないのですか?と。

いやいや、毛は誰が何と言おうと抜けるものです。誰でも抜け毛はあるもので、常に毛は抜けているものです。抜けるけど、抜けた毛は生え替わっているものです。だから、普通は抜け毛があっても薄毛にはならないし、ハゲにもならないものなのです。

ところが、現実には抜け毛が増えて薄くなり、そしてハゲへの道を辿ります。が、毎日抜けているのに薄毛にもならずにハゲにもならない人もいます。

この違いは何なのでしょうか?

ひと昔前までは、女性の薄毛なんてほぼ考えられませんでした。ところが、2000年を過ぎる頃から女性の薄毛までもが増えてきて、毛が抜けて薄くなる人が老若男女関係なく増えているのです。

なぜなんでしょうね?

【抜け毛が増える前にどうなっている?】

ほとんどのご相談者の方に共通していることがあります。それは、「抜け毛が増えて薄くなったのは分かりますが、抜け毛が増える前はどうだったのですか?」とお聞きすると、「ほとんど抜け毛は無かった」とおっしゃるのですね。

これ、ちょと考えるとおかしいですよね。

男性なら1日平均100本前後、女性なら1日平均80本前後の抜け毛があるものなのに、ほとんど気にならないくらいに抜け毛が無かったとおっしゃるのですから。

そのついでにもう一つお聞きすることがあります。
それは「髪の毛のことが気になり始めたのはいつ頃ですか?」です。

多くの人は、髪の毛のことを気になり始めると、シャンプーを変えたりしますから、その頃がいつ頃かってことです。するとたいていの人は「なんかセットが決まらなくなって」とか「毛に元気がないような気がして」とか、今までと少し違う髪の毛の異変を感じているのです。

なぜ、そんな異変が出ているのかと言うと、頭皮の血行・血流が落ち始めて数年が経過していたからなのです。その原因は人様々なので、ここでは特定しませんが、何らかの原因があって、血行不良と血流低下が始まっていたのです。

血行不足・血流低下が始まるとどうなるのか?
それは、抜け毛が減るのです。なぜ減るのか?

それは、血行不良・血流不足になることで、次に生え替わってきている毛の成長期が短くなり、休止期が短くなっている毛が段々と増えてきているからです。休止期が長くなっている毛は、抜けずに成長せずに刺さっているだけになります。

当然ですが、毛質も変わってきます。柔らかくなったり細くなったりしますから、セットが決まらない、毛に元気がないように感じるようになるのです。

抜けずに成長せずに刺さっているだけの抜けるべき毛が抜けずに残るようになってきますから、抜け毛は減るのです。
でも、そんな毛は何か頭皮への刺激や心身の変化があると、それに反応して一気に抜けるようになります。自然脱毛も合わさりますから、抜け毛が急激に増えるのです。

古い毛が抜けてしまい、新しく生え替わってきている毛は、血行不良と血流不足で育っている毛ばかりが残るので薄毛になるのです。
「抜け毛が増えて自分の毛じゃないようになってしまった」と訴えられる方もいらっしゃいますからね。

そして、成長期が短くなっている毛ばかりになると、頭皮の表面に出ている毛の本数が減ってくるので、今度は抜け毛が減っていきます。

薄毛が進行している人ほど、表面に出ている毛が少ないので、ちょっと抜けるだけで薄毛が進行するようになっていきます。

抜け毛の変遷や薄毛が進行していくパターンを見ると、毛が増えると言うのは、この反対になるのが分かりますよね。
血行不良・血流不足が改善されてくると、成長期が伸びる毛が増えて頭皮の表面に出ている毛の本数が増えてきます。

すると、減っていた抜け毛が増えるようになってくるのですね。

現実に、相談室でケアの提供をしていると、「あれ?この人最近抜け毛が多いなぁ」って感じた時には、たいてい毛の本数も増えるようになっています。抜ける毛の質や中身も変わってきていますけどね。

【抜け毛と発毛は表と裏の関係】

以上のように抜け毛を見直すと、抜け毛を減らして発毛させよう!と言う広告が嘘なのが分かりますよね。

毛が増えるかどうかは、発毛するかどうかではなく、あなた本来の髪の毛に生まれ替わっていくかどうかだと言うことです。

あなた本来の成長期になる毛が増えてくれば、頭皮の表面に維持できる毛の本数がが増えていき、本数が増えてくれば抜け毛の本数も増えてくるのです。

  1. 薄毛になる前には、抜け毛が減り

  2. 薄毛になる時に、抜け毛が急増し

  3. 薄毛になって進行していけば、抜け毛は減っていく


抜け毛に関しては以上のような経過を辿り、頭皮の表面に出ている毛が増えてくれば、その本数に応じた抜け毛に本数になっていくのですね。

と言うことは、抜け毛の増減で育毛の効果を判断していては、たいていの場合失敗するということです。

毛が抜けながら薄毛が進行していくので、抜け毛を気にする気持ちは分かりますが、毛は抜けながら薄毛が改善していくのも事実なのを忘れないで欲しいですね。

「じゃ、何を見たら良いんだよ!」
本文をよく読んで、ご自身で考えてみて下さい。


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