育毛の道案内人が綴る事実・現実
育毛を考えるなら、事実と現実を知りましょう。発毛・抜け毛で頭皮と心身を壊して毛を無くしている事実と現実があります。
 



【皮脂がないと生きていけない】

人には体を保護する膜があります。それが皮膚表面を覆っている皮脂です。皮脂は人の体を守る皮脂膜なのです。

この皮脂膜を取ることを習慣にしていると、体を守る為に常に皮脂を分泌する必要があります。毎日頭皮を清潔に洗っていると常に皮脂膜が必要になり分泌されるようになるので、皮脂の分泌量が増えるようになります。

今、頭皮の皮脂が多いと感じていらっしゃる方々は、頭皮を清潔にするケアが当たり前になっているからです。

半面、皮脂膜は皮膚の保護膜なので、頭皮の皮脂を取ることを続けていると、保護できない時間を作ることになるので頭皮の皮膚が弱ってきます。頭皮の皮膚が弱ると血行・血流も低下してくるので、毛の生育も悪くなってきます。

頭皮がベトついているから薄毛になったのではなく、頭皮の皮脂を取る習慣を続けてきたから頭皮が弱って血行・血流低下を起こして薄毛になっているのです。

薄毛の原因の第一は、頭皮を清潔にして皮脂を取るケアの習慣です。

【皮脂の分泌量の差】

頭皮に分泌される皮脂の量には個人差があります。相談室で頭皮の温浴をすると、毛が太くて固くて多いタイプの人はお湯で取れる皮脂の量が多く、毛が細くて柔らかくて少ないタイプの人はお湯で取れる皮脂の量が少ないです。

多くの男性女性の頭皮の温浴して、皮脂の分泌量の平均から見比べると上記のように言えます。ただし、この皮脂の分泌量とは目視での量のことで、計量器で正確に測ったものではありません。

まぁ、○○ミリあると皮脂の取れる量を計測できるようなものでありませんね。お湯と脂なので、皮脂は白濁してお湯表面に浮いてくるのです。

上記の皮脂の分泌量とは、頭皮の皮膚表面を覆っているものではなく、毛穴内部に残留しているものです。頭皮を指の腹でこすってもあまり取れない人でも、温浴すると毛穴から押し出されてきます。

その量の多い少ないが、毛の生育にも影響を与えているのです。これは、後天的に洗って増えたという話ではなく、持って生まれた特質のようなものです。

この話を聞いて、皮脂の分泌を増やすべく一生懸命に頭皮の皮脂を取ることをしていると、毛を無くしますよ。

【悪い皮脂とは?】

皮脂は人の体を守る為に必要な分泌物なのに、質の悪い皮脂を分泌して、皮膚を痛める・頭皮を痛める皮脂になることがあります。

所謂、過酸化脂質と言われるものです。

過酸化脂質が問題なんだから、「頭皮の過酸化脂質を取る為に良く洗いなさい」では駄目なのです。そんなことをすると、さらに皮脂の分泌量が増えて過酸化脂質の量が増えるだけです。

じゃ、どうしたら良いのか?

皮脂が過酸化脂質になるのは、皮膚の状態が悪いことと皮脂の質が悪いことの2つです(私はご相談者のお話を聞き、頭皮の臭いと頭皮を確認した上での話です)。

動物性の脂を減らし、白砂糖を減らし、加工食品(コンビニ弁当・サンドイッチ、ファストフード含む)を無くし、添加物を無くし、緑の濃い野菜や季節の果物を増やし、飲むものは水だけにすることです。

今の日本人の食習慣では、過酸化脂質化しやすい皮脂の分泌が増えますね。

その上で、頭皮を本来の状態に再構築するようなケアを続けることですね。
そうすれば過酸化脂質による頭皮の痛みや薄毛は改善できます。


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