ということで、やたらとフェースガードが流行っているプロ野球界ですが、なぜか我らが中日ドラゴンズには見当たりません。
京田陽太選手 「全く興味ないです。今後、付けるつもりもありません」
堂上直倫選手 「あれは強打者の証。ホームランバッターが似合う物。僕はキャラクターが違うので」
福田永将選手 「付けないです。元々ヘルメットがあまり合ってないんです。僕の頭は大きい上に四角。4つの点で支えている感じ。だから、空間もあってグラグラするんです。そこへフェースガードを付けたら、重くなってもっと動いちゃう」
平田良介選手 「今まで野球をしてきて、あごにボールを受けたことがないので、必要性を感じません」
高橋周平選手 「意味があれば付けるでしょうけど、別に」
ソイロ・アルモンテ選手 「私は顔や頭への投球を深刻に考えたことがありません。ドミニカでも付けたことはありません。何より、ひげが隠れてしまう。トレードマークは見せておかないとね」
ダヤン・ビシエド選手 「ケガの防止になるとは思いますが、私は付けるつもりはありません。ただ、チームが義務付ければ、従います」
大島洋平選手 「僕は去年のシーズン終盤から付けようと思っていました。逆にボールが見やすいと聞いたからです。あれは自分で取り寄せて、自分で業者にお願いして付けてもらわないといけないし、規格外になるそうです。すると、保証適用外になるとか、ならないとか」
義務といえば、以前、落合博満監督時代に各バッターに自打球から足を守るためにレガース装着を命じたことがありました。昨日、書きましたが、今年、読売ジャイアンツの原辰徳監督はピッチャーが打席に入る時にはフェースガード付きヘルメットを着用するよう指示しています。しかし、ドラゴンズには、フェースガードの義務化の話は出てきていません。
村上隆行バッティングコーチによれば、どちらかと言えば、デッドボールをよける練習をした方が良いそうです。軸足に体重を残して球を見極めるステイバックにも繋がりますそうで、フェースガードを付けてどんなボールも前のめりに打ちに行くと、バッティングそのものを崩す危険性があるとのことです。
ちなみに、既存のヘルメットにフェースガードを取り付けますと改造にあたり、安全性を認証するSGマークの対象外になってしまうのは、前回お伝えしたとおりです。ただし、SGマーク付きのヘルメットを被っていて、事故が起きた場合、そのヘルメットの欠陥と事故に関係性が認められ、メーカー側は損害賠償を請求されるのは、アマチュアが対象になるそうです。プロ野球の世界では損害賠償の適用外であり、保証はないそうです。
ちなみに、マイノリティリポートととして、我らがドラゴンズで使用していた選手がいます。
石垣雅海選手 「僕は頭へのデッドボールを3回経験しているので、付けました。最初は少し視野が気になりましたが、もう大丈夫です。やはり安心感がありますね」
現状、プロ野球界に広がりつつあるフェースガードですが、やっぱり選手個人としてのえり好みがあると思いますが、支持派はごくわずかであり、今後も増えそうにもありません。
ただ、2つのことについて言えると思います。1つ目は高校野球、大学野球への導入は進めた方がいいでしょう。何ならば、私に資金提供していただければ、金型を手配して、フェイスガード一体ヘルメットを製造してもいいのですが。
2つ目。これも資金が必要ですが、どこかのメーカーで福田選手にフィットするヘルメットを作って欲しいです。そうすれは、ホームラン30本はたやすいはずですから。