第3試合
一回戦屈指の好カード、石川・星稜高と大阪・履正社高が対戦しました。
大会No.1ピッチャーとの呼び声の高い奥川恭伸選手は、初回に自己最速151km/hをマークし、最終的に強打の履正社高打線を17奪三振3安打完封の圧巻のピッチングでした。
150km/hを超える直球と切れのあるスライダー、チェンジアップを巧みに組み合わせ、あれだけストライクが取れるピッチャーは見たことがないくらいです。高校生レベルをはるかに超えています。あれだけ強弱をつけるピッチングが出来ていますので、このままプロ野球の開幕戦で投げてもいいくらいのピッチングだと思います。
この秋のドラフトでの競合は必至になることでしょう。
ただ、こうなってきますと、やっぱり気がかりなのが「投げすぎ」です。
星稜 100000101|3
履正社000000000|0
第1試合
和歌山・市和歌山高は1点リードの5回裏にタイムリーヒットで追加点を挙げました。追いかける広島・呉高は、9回の土壇場でスクイズで追いつき、その後、延長戦に突入して迎えた11回裏に市和歌山高は2アウト二塁からのヒットで、市和歌山高がサヨナラ勝利で14年ぶりの選抜初戦突破となりました。
呉 00000010100 |2
市和歌山10001000001x|3(延長11回)
第2試合
香川・高松商高が3回裏、ノーアウト一・三塁からのタイムリーで先制。その後、5回裏にも2点を追加し、6回裏に集中打で一挙4点を加えて、高松商高が快勝しました。投げては、先発・香川選手が9回4安打無失点13奪三振と奥川選手に負けない快投でした。埼玉・春日部共栄高は、投打ともに振るいませんでした。
春日部共栄000000000|0
高松商 00102410x|8