新型コロナウイルスワクチン接種時の副反応で熱が出たとき(ばかりではないですが)など、今までは体温を下げる方法として、「首」「脇の下」「鼠径部(そけいぶ)」を「冷えピタシート」などで冷やすのが一般的でしたが、最近は「手のひら」を適温で冷やすのが効果的だというらしいです。
人間の手のひらには体温調節をする「動静脈吻合血管(Arteriovenous anastomoses = AVA)」という特殊な血管があります。この部位を冷やすことによって、冷えた血液が身体内を巡り、身体の中心部の体温(深部体温)を下げることができることが、体力医学的に検証されています。
冷やすと言っても、ただ冷やせばいいわけではないようでして、適温で冷やすことが必要とのことです。確かに、ただ冷やせばいいのでしたら、冷蔵庫で冷やしたペットボトル、氷や保冷剤でもいいのですが、これだと冷たすぎて血管が収縮してしまい、深部体温を下げることができないとのことです。
そこで、「漢の挑戦シリーズ・本当に身体は冷えるのか検証してみた」です。
といっても、使うのはデサント社から販売されている「CORE COOLER(コア クーラー)」というものです。スポーツ用品店などで販売されています。
品名:「デサント CORE COOLER」
品番:DAT-9000
中身:グローブ2個(両手用)、蓄冷材2個入り
サイズ:フリー
カラー:ブルー、レッド、ブラック
このCORE COOLERは、シャープの「TEKION LAB」が開発した「適温蓄冷材」と、デサントの「アタッチメント」を組み合わせたものです。このくらいのものだったら、自分で「保冷剤+軍手」でできそうと思えるのですが、そこはやはり商売ということで、簡単にはマネできない代物になっています。
キモは適温蓄冷剤。これは、特定の温度で蓄冷することができる蓄冷材料で、「冷たすぎずマイルドな冷却温度(12℃)を保つことができ、気持ちの良い快適な冷たさで効果的に深部体温を下げてくれる」というのです。原理を説明されても私には理解できないものです。何しろ、高校時代の化学のテストで5点だったことがありますから。
普通の保冷材は冷たすぎて、手で握ると痛みを感じます。これは人間は皮膚表面温度を冷やし過ぎてしまうと、冷刺激を受けて痛みを感じるからだと言われています。そして、そもそも冷たすぎるので長時間皮膚に当てるのは、シルクのような敏感肌の私には無理なのです。一方で12℃というのは、冷たすぎないため、痛みは感じにくく(決して鈍感な皮膚感覚ではないはず)、心地よい感覚なのだそうです。
実際にトヨタ自動車陸上長距離部の選手も練習前後やマラソンレースのときに着用して使用しているとのことです。
使い方は簡単で、①適温蓄冷材を、氷水で約1時間以上、または冷凍庫で約2時間以上冷やしておきます②アタッチメントを裏返す③裏返したアタッチメントに適温蓄冷材を取り付ける④適温蓄冷材を取り付けたアタッチメントを元に戻す⑤手のひらに装着して使用する、だけです。
ということで、実際に装着して日が昇る前に歩いてみました・・・日が昇る前に起きるのが第一関門でした。
使ってみますと、これはなかなか有能です。
ただ、不満は冷却効果時間の短さです。装着後は約20分間(周囲温度35℃で手のひら温度34℃の場合)しか冷却効果が持続されません。私としては約25分は欲しいところです。また、手が自由に使えなくなってしまうので、手を使いながらということに対しては弱点だと思います。また、冷凍庫で冷やすとカチカチになってしまいますので、さらに手が使いにくいです。
しかし、手のひらを冷やす、という新感覚が気持ちいいです。ほかにも使い方がありそうで、手に装着したまま顔、首や足などを冷やすこともできますし、何しろ「冷やしすぎない」という身体に負担がかからないのがよかったです(個人の感想です)。
また、UVカット機能の付いたアームカバー、鼻や口を覆えて吸汗速乾性とUVカット効果を持ったフェイスカバー、足の裏が冷えるように装着できるフットカバーと種類もいろいろありますので、全種類そろえて「全身CORE COOLER武装」するのもいいかも知れません。気になる方はお試しくださいませ。
暑い日が続き、体調を崩しやすいですが、どうぞ、健康管理にはくれぐれもお気を付けください。
本日も私のブログを読んでいただき、ありがとうございます。
今日はどのような一日になるのでしょうか。または、どのような一日を過ごされたのでしょうか。
その一日でほんの少しでも楽しいことがあれば、それを記憶にとどめるように努力しませんか。そして、それをあとで想いだすと、その日が明るくなる、それが元気の源になってくれるでしょう。
それを見つけるために、楽しいこと探しをしてみてください。昨日よりも、ほんの少しでも、いい一日でありますようにと、お祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。