急な暑さで、体調不良を感じる方もいらっしゃると思います。梅雨が明けると本格的な暑さがやってくると思うのですが、今からこの暑さですから、日本最高気温を更新してしまうのでは?と思えてしまいます。
そんなこんなですから、今からきちんと気をつけておきたいのが熱中症です。梅雨の時期は湿度が高いため汗が蒸発しにくく、身体に熱がこもりやすくなっているそうです。そして、まだ身体が暑さに慣れていないため、体温調節する準備が不充分となっていることもあるそうです。
そのため気温が上がる時期から、厚生労働省は、熱中症対策として適度な水分補給や健康管理を推奨するほか、「暑熱順化トレーニング」が効果的であるとしています。つまり、本格的に暑くなるまえに身体を暑さに慣れさせておくことだそうです。
私たちの身近なところでは、消防署でこのトレーニングを夏の災害現場における熱中症対策として行っているところがあります。消防の現場では熱との戦いでもありますし、夏はさらに大変な状況ですから、出動する状況になってしまって、「暑くてダメだ~」とならないようにするためです。
トレーニングの一例として、まずは服装の準備からです。活動服を着て、その上にる雨合羽を着ます。この時点ですでに暑いことが想像できますが、さらに、その上に防火衣を着ます。そして空気呼吸器も装着します。まるで消防の「十二単」というような装備をします。ちなみに、この装備すべての重さは約20kgになるそうです。
その完全装備状態で準備運動(消防体操)をして、ランニングや火災現場活動の基本である、ホース延長訓練などを行います。いろんな訓練をやる中で、1位2位を争うくらい辛いそうです。しかも、身体が暑さに慣れていないなかでやる訓練なので、慣れるまではきついとのことです。
訓練後には体重は訓練前に比べ、約1.5kg減ることもあり、体温は39.0度まで上昇することもあるそうです。
ただ、「きついなと思いますが、要救助者はもっと辛い思いをしているので、表には出さないようにしています。いざというときのために、自分を追い込んでいます」という思いもあるそうです。いやはや、感謝の限りです。
もちろん、隊員は安全管理員を配置した上で細心の注意を払って訓練を継続して行っているそうです。
たくさん汗を出すっていうことは、身体からたくさんの熱を出すことですので、暑い中でも自分の体温をできるだけ低く維持できることになり、熱中症のリスクも下がることになるそうです。
私たちも無理をしない範囲でウォーキングなどをやると暑熱順化トレーニングになるそうです。ウォーキング、ジョギング、サイクリングなど1日30分、週3回以上の有酸素運動で、汗びっしょりかくようなことを約1週間すれば、ほぼ暑熱順化できるそうです。ただ、暑い中での運動をリスクもありますので、運動の強度も落とす、温度環境もゆるやかなものに変えたりして、約1ヶ月かけて暑熱順化していけばいいとのことです。
もっと楽に暑熱順化されたい場合は、お風呂に入ることとのことです。身体を温め、汗をじっくり出すと効果的だそうです。
ただし、個人差があると思いますので、くれぐれもご自身の体調と相談しながら暑さに備えてみてください。
本日も私のブログを読んでいただき、ありがとうございます。
今日はどのような一日になるのでしょうか。または、どのような一日を過ごされたのでしょうか。
その一日でほんの少しでも楽しいことがあれば、それを記憶にとどめるように努力しませんか。そして、それをあとで想いだすと、その日が明るくなる、それが元気の源になってくれるでしょう。
それを見つけるために、楽しいこと探しをしてみてください。昨日よりも、ほんの少しでも、いい一日でありますようにと、お祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。