中日ドラゴンズ・松坂大輔としての名古屋デビューの日。
キャンプ、練習試合、オープン戦3試合、計10イニングを7失点。「4月5日の読売ジャイアンツ戦での登板の予定」という報道とともに、チケット発売となったため、迷うことなくチケットを購入しました。しかし、その後、4月4日説、4月10日説が報道され、そもそも「開幕一軍は大丈夫なのか?」という話まで出てきましたが、開幕へ向けてきっちりと仕上げてきたと思います。
4209日ぶりに日本での先発マウンドに立ったというのですが、初回からピンチを招き、5回96球を投げて、5奪三振8安打3四球3失点。毎回ランナーを得点圏に許しながら粘りの投球を見せてくれました。実際にはMLBでの最後の何年も投げておらず、これだけ投げられたというのを「あっぱれ」といってもいいと思います。
ナゴヤドームはまさに松坂祭りといってもいいでしょう。松坂選手のサポーターズユニホームを着たファンが大勢詰めかけていました。そして、その一球一球に声援が贈られ、黒星だけは付けさせたくないというファンの応援は熱いものがありました。
いくら球速が遅くなっているといっても、真っ向勝負で5奪三振。平成の怪物の復活序章が幕を開けたことは確かです。
次回の先発がいつになるのかは分かりませんが、復帰勝利を果たした時に、ドラゴンズも完全復活となるでしょう。
さて、マツダスタジアムへ遠征した時には、「アウェーと言ってもビジターの応援グッズくらいは売っているだろう」と軽く考えて行ったものの、どこにも見当たらず、周囲は真っ赤っ赤のグッズショップばかりでしたが、さすがのナゴヤドームでのグッズショップは青青青で心が落ち着きます。
応援グッズで、やっぱり注目度が非常に高いものの一品に「サポーターズユニホーム」があります。選手着用のプロモデルを再現し、選手名のローマ字表記や背番号、胸の「Dragons」のロゴも同じもので、1着7400円(税込み)と値段は高いものの、やっぱりお気に入りの選手と同じものを身にまとい、ナゴヤドームで応援するという至高の時間は何物にも代え難いものなのです。
そのサポーターズユニホームですが、作製にも手間暇がかかります。業者に注文を出してから完成までには約3カ月、発注数も最低で1千枚からになります。通常なら、シーズンオフのトレード、FA、ドラフトなどでの戦力補強を見極めた上で、10月から11月にかけてグッズの企画、発注を行い、2月のキャンプインと同時にキャンプ地やオンラインでの販売ができるよう準備を進めます。
ところが、松坂選手の入団が決まったのは、今年の1月23日、背番号「99」が発表されたのもその日でした。また、キャンプインが9日後に迫っていました。しかし、松坂選手のグッズを楽しみにしてキャンプ地に来たお客さんの期待を裏切らないように、名前入りタオル(税込み2000円)と「MATSUZAKA」のネームと背番号の「99」、その右隅にハイビスカスのイラストが添えられたキャンプ地限定の「サポーターズユニホーム」(同6000円)を、2月1日のキャンプインに間に合わせ、北谷公園野球場前のグッズ売店で売り出したそうです。
今年は、やはりグッズの売り上げは好調のようで、グッズショップに松坂選手のサポーターズユニホームはビジター用が残り2着だけでした。その2着を手に入れられたのは幸運でした。