毎年迎える新年。同じ一日ではあるものの、清々しい気持ちで迎えます。
多くの方が、心新たに「今年こそは、かくありたい」と新たな目標を胸に一年のスタートを切ったことでしょう。
毎年思うのですが、新年初に掲げた目標の結果にコミットしたことがありません。三日坊主で挫折または一度も行動に移すことなく終わっています。一年のスタートで、終わっているのです。
しかし、今日はまだ2017年1月3日。まだ、2017年は取り返しが出来る(はず)。半世紀近く生きて来ているのですから、もういい加減、今までと同じ考え方、やり方では確実に挫折することに気付かなければならない年頃です。
大体からして、自分で立てた目標にも関わらず、続けることが出来ないのは目標が自分に合っていないということなのです。確かに「目標は高いところを目指す」ということは、人を成長させるのに良いことなのですが、一番のキーポイントは、その目標が「自分の心の奥底から溢れ出た想いかどうか」なのですよね。
誰でも「言葉に出すのは恥ずかしいけど、心の中で憧れていることや、カッコいいと思う」ことがあるはずです。それが心を動かす想いなのですよね。体裁を取り繕っていない、自分の心の奥にある本心から目標に定めないと、目標への努力をする気も起きないし、簡単に投げ出せてしまうでしょうから。
よく、「現実はこうだからと言って、夢物語ばかり語ってもダメだ」とか「目先の現実を踏まえて」とか言っている人がいますが、そういう人の中には現実の世界から逃れられないまま、人生が終わる場合が多いです。それに、夢や理想を語ると、必ず諦めさせようとする人も現れたりします。でも、一番の敵は自分自身。「時間のあるときに目標達成のために頑張ろう」と思っていては、結局、何も成さずに人生終わってしまうだろう。
さて、「目標を達成するためには毎日コツコツ努力」なのですが、上手く行ったためしがないです。「毎日コツコツ式」は歴史上の成功者が実践してきた素晴らしい手法ですが、毎日継続できたのであって、成功できているのであって、成功できていないから、毎日継続できていないのであります。
つまり、体質的にコツコツが合っていないのです。そこで「本気の三日坊主」なのです。
要するに「短期集中で、思いっきりとことん本気でやる」のです。
週に3日間で構わないでしょう。でも、1年経てば週3日間であっても点が線になり、何年か経てば、さらに長い線になっていきます。
そうすれば、自分が成し得たことや夢の多さでは他人に決して負けることはないでしょうし、思いっきり、とことん本気でやったと言えるでしょう。
短い期間で結果を出し続けることによって、失敗してしまったことへの見直し、成功したことや心躍る嬉しかったことが数多く心に刻み込ませられるでしょう。
こうすることで自己肯定感が上がり、成功体験が自信にもなり、より目標を達成するまでのモチベーションを保つことができると思います。
本当に夢や希望がない人などいないでしょう。みんな何かしら、心引き寄せられることや、憧れてやまないことへ向かって行くことが良いでしょうね。
「本気の三日坊主」で。
夢なき者に理想なし、
理想なき者に計画なし、
計画なき者に実行なし、
実行なき者に成功なし。
故に、夢なき者に成功なし。
by 吉田松陰