身体は短小でも、鋭い気性や優れた才能があって、侮ることが出来ない。
最近は高校生でもプロ野球選手でも、身体を大きくするためにたくさんのご飯を食べます。
それでも、必ずしも身体を大きくすることは出来ない場合もあります。
日本のプロ野球選手でも小さい身体で活躍している選手はたくさんいます。
小さいならば小さいなりに、生き残る技を身に付けて行くのです。
レギュラーシーズンもいよいよ大詰めとなって、優勝の行方とともに、個人タイトルの行方を気になってきます。
そんな中、今シーズンのMLB・アメリカン・リーグでは一人の選手が注目されています。
ホセ・アルトゥーベ選手(ヒューストン・アストロズ)。
2014年09月24日時点で打率.343・221安打・54盗塁と3部門でリーグ1位となっています。
このまま3部門で1位となれば、2001年イチロー選手(当時シアトル・マリナーズ)以来の快挙となります(打率.350・242安打・56盗塁)。
このペースのままですと近代野球(1900年以降)において、1911年・1912年のタイ・カッブ選手(当時デトロイト・タイガース/1911年=打率.420・248安打・83盗塁、1912年=打率.409・226安打・61盗塁)、1980年のウィリー・ウィルソン選手(当時カンザスシティ・ロイヤルズ/打率.326・230安打・79盗塁)、2001年のイチロー選手に匹敵する記録になるのです。
近年は投高打低の傾向があり、バッターの成績は年々下降傾向です。
昨年のシーズン200安打達成はゼロ。その中でのヒット量産と走塁技術を持ち合わせています。
また、このアルトゥーベ選手は今回が初タイトルということにになります。
さて、アルトゥーベ選手がここへ来て注目されている理由はもう一つあります。
それは身長。MLB公式記録によると5.5フィート(約165.1センチ)であり、現役メジャーリーガーの中で一番小さいのです。
MLBの歴史ではウィリー・キーラーさん(当時ボルチモア・チョップ/身長5.45フィート=約163.8センチ)が1897年・1898年に首位打者に輝いています。以降、アルトゥーベ選手より低い身長の選手が首位打者になったことはないのです。
身長の低かった主な首位打者は、
1901年 ジェシー・バーケットさん(当時セントルイス・カージナルス/5.8フィート=約172.7センチ)
1927年・1934年・1936年 ポール・ウェイナーさん(当時ピッツバーグ・パイレーツ/5.9フィート=約175.2センチ)
1986年 ティム・レインズさん(当時モントリオール・エクスポズ/5.9フィート=約175.2センチ)
1989年 カービー・パケットさん(当時ミネソタ・ツインズ/5.8フィート=約172.7センチ)
などが有名です。つまり、身長5.5フィートのアルトゥーベ選手がタイトルを獲得すれば、近代野球以降、最も身長の低い首位打者誕生となるのです。
日本でも公称168cm(自称166cmだった)という、若松勉さん(元ヤクルトスワローズ・首位打者2回・通算打率.319)という小さな大打者がいました。
また、現役選手で170cm以下の選手はたくさんいます。
内村賢介選手(横浜DeNAベイスターズ) / 163cm / 内野手
水口大地選手(埼玉西武ライオンズ) / 165cm / 内野手
村田和哉選手(北海道日本ハムファイターズ) / 167cm / 外野手
谷元圭介選手(北海道日本ハムファイターズ) / 167cm / 投手
石川雅規選手(東京ヤクルトスワローズ) / 167cm / 投手
松本哲也選手(東京読売ジャイアンツ) / 168cm / 外野手
大山暁史選手(オリックスバファローズ) / 168cm / 投手
三輪正義選手(東京ヤクルトスワローズ) / 168cm / 内野手
角晃多選手(千葉ロッテマリーンズ) / 168cm / 内野手
中東直己選手(広島東洋カープ) / 168cm / 外野手
美馬学選手(東北楽天ゴールデンイーグルス) / 169cm / 投手
拓也選手(福岡ソフトバンクホークス) / 169cm / 捕手
平野恵一選手(オリックスバファローズ) / 169cm / 内野手
大崎雄太朗選手(埼玉西武ライオンズ) / 169cm / 外野手
身体の大小だけで、すべてが決まるのではないのですよね。
(旧ブログ(同じ記事ですが)のリンク先です。http://baseball-love.blog.ocn.ne.jp/baseball/)
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